マシンボウ

射撃武器の一つ。クロスボウ系に属する。

木工をメイン合成とする複合合成品リピーティングボウのHQ品。

以下はLv75キャップ時代の内容である。

射撃スキル判定の武器としては最短の間隔。レンジウェポン全体としてみるとロクスリーボウには劣るものの、100前半の間隔を持つものは他にNQ品のリピーティングボウのみ。
装填する矢弾となるボルト系の間隔が200前後であるため、もう少し遅くはなるが、他のクロスボウ、特に間隔432のオティヌスボウと比べれば圧倒的に早い。

同じ間隔極小武器であるロクスリーボウとの最大の違いは、実用性の高さである。
もともとクロスボウ系は、矢弾であるボルトのD値の高さと手数の多さでダメージを稼ぐ武器であり、ユニクロ装備のクロスボウとしては最強のヘヴィクロスボウ+1でさえＤ35とD値が17しか違わず、オティヌスボウに対しては間隔が3分の1以下であるという大きなアドバンテージがある。
ただし、遠隔武器の間隔仕様は近接のそれのように間隔合計値/60secという計算式ではじかれるものではない。遠隔武器の発射は、「構え・発射・武器をおさめる・固定硬直（一切の行動が不可能な時間）」という一連の動作の流れである。遠隔武器の間隔が短くなることで短縮されるのは、この「構え～発射」までの動作のみであり、固定硬直時間は短縮されない。そのため、構えてから発射まではダントツに速いが、ラピッドショットが発動しない場合、発射から次の発射までの実時間での間隔は、オティヌスボウが7秒弱に対し、マシンボウは4秒強と、ほかのクロスボウに比べて連射速度が間隔に見合うほどずば抜けてあがるものではない。また、このような仕様のため、ラピッドショットの効果も薄い。

しかし、構えてから発射までの時間はずば抜けて短いため、釣りの際には非常に便利であり、また大人数で一体を瞬殺するようなデュナミスエリアなど、アシッドボルトで素早く敵の防御力を下げ、ホーリーボルトを数多く撃って追加ダメージを稼ぐスタイルで戦えば、オティヌスボウやヘルファイア以上のダメージを与えることも出来るなど、特定の場面での使い勝手は非常によい。
大量のボルトと十分なステータスブーストは必要になるが、実戦に耐えうるだけのポテンシャルを持ったクロスボウであることは間違いない。

なお、利点は多いが、マシンボウにも欠点がある。最大の欠点として、自TPのたまりがクロスボウの中でももっとも遅い部類で、なおかつ敵への与TPが多いことである。

投てきを除く遠隔攻撃の実間隔については、上述したとおり近接の計算式と異なり、固定の硬直時間が存在するのだが、TPに関しては近接のそれと共通のものが使用されている。そのためオティヌスボウとマシンボウで1撃あたりの得TPに大きな差がつく。

さらに、人間の手によるマクロ押しでは射撃の度に遅延が発生するため、マクロを押す回数が極端に増えるマシンボウは使用すると体感できるほどTPのたまりが遅くなる。
さらに残念なことに、敵への与TPは「一回の攻撃につき、自TP『+3』」という、これもまた固定値の影響があるため、「時間当たり」という条件であれば、与TPはほかの遠隔武器より低いものの、「自分のTPを1000ためるまで」という条件であれば、マシンボウの与TPは遠隔武器の中でも最大の部類に入る。

また、狩人のアビリティの一つである乱れ撃ちが弱い点も上げられる。
ただし、これについては、乱れ撃ち時は銃に持ち換えるなどで対応が可能である。

通常の遠隔攻撃での削り能力は、ホーリーボルトの追加ダメージが通る敵には無類の高さだが、D値が低いためこちらのWSの威力は他のクロスボウよりも低い点と、こちらのWSの回転の遅さに対し敵のWSの回転は上がる点は注意したほうがよい。

2008年9月9日のバージョンアップで、狩人専用のミシックWS「トゥルーフライト」が追加された。このWSはD値に依存しない光属性の必中WSで、マシンボウの「WSの威力が弱い」という弱点を補うことができていた。

レベルシンクの実装直後のLv30～40付近では隔130で全盛期のホーリーボルトやブラッディボルトを乱射できるため非常に強力な武器であったが、後の2008年12月9日のバージョンアップにてレベルシンク下では強制的に隔216に修正されるようになったためそれ以前ほどの凶悪さはなりを潜めた。
ただし、それでもなおレベルシンク下では強い部類に入る。

アドゥリン実装後、アイテムレベル装備が出回った現在では、修正項目のブーストが劣ることや、2014年6月17日のバージョンアップからはトゥルーフライトがPCのレベルおよびレンジウェポンのアイテムレベルによる補正を受けるようになったことから、アイテムレベル装備と比べると威力は見劣りする。
また、スナップ装備が大量に出回り、隔が大きくてもほぼノータイムで撃つ事が出来るようになったことから、隔が短いだけが取り得の武器は非常に分が悪い。

【リピーティングボウ】