解析

記事名読み
かいせき
FFXIにおける解析とは、バージョンアップでHDDにインストールされたファイルの内容から、ゲーム中の各種データを取り出す行為のこと。リバースエンジニアリングともいう。

解析のための各種ツールはインターネット上で公開されている。大規模なバージョンアップ時には盛んに解析が行われ、プレイヤーはその内容に一喜一憂する。
NPCからの雲を掴むようなヒントだけでは進行不可能なものもあり、解析を前提としたとしか思えない難易度のクエストミッションが存在するのも事実である。
利用規約に関した危険性
解析行為は利用規約内で明確に禁止されており、これを行うことは法に抵触する恐れもある。
「ソフトウェアの利用者に対して利用規約でリバースエンジニアリングを禁止すること自体が法的に認められない行為なので、利用規約に関係なく、リバースエンジニアリングは法に触れない」との論説もある。

法律の保護の及ばない規約であれば規約違反≠法律違反だが、利用規約は消費者(プレイヤー)と事業者スクウェア・エニックス)間の契約すなわち「消費者契約」であり、法律の保護の対象である。よって規約違反は契約違反すなわち「債務不履行」であり、民法の定めるところにより訴えの対象になる虞がある。

現実的にはいたるところで解析データ・画像が平然と公開されている。スクウェア・エニックスにしても自社の利益や信用を損なわない範囲であれば取り締まっても何の得にもならず、むしろ消費者の反感を買う行為であるので、黙認しているのであろう。
注釈1
特にマートキャップクエストはゲーム内でのヒントが一切なく、解析によってユーザにその存在が確認されていたわけだが、スクエニはその様子を「冒険者の間で噂になっている」と公式に取り上げており、必ずしも解析を害悪と考えていないことがうかがえる。


もちろん解析結果を悪用し、同社の利益を損ない信用を傷つけるようなことがあれば、利用規約を盾にして行動に出ることは当然考えられ、その際に従来黙認されてきたサイトにも警告が発せられるかもしれない。
解析画像のWebサイトでの利用
解析では各種画像データも取り出すことができるが解析が禁じられている以上、解析によってしか入手できない画像の利用もまた、禁止されていると考えるのが自然である。

解析画像を掲示板などで利用すると、そこの管理者に迷惑をかけることになるかもしれない。危ない橋を渡るのであれば、せめて自己責任で行うべきであろう。

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