ギルドショップ
営業時間や在庫数・買取品目が決まっている
ショップ。
アイテムを購入、ないし売却すると、その結果は即座に在庫に反映される。ただし、開店時の在庫が0個だった場合、
アイテムを売却してもその日は販売リストに載らず、翌日以降に販売されるようになる。
なお、ほとんどの販売品は買取も行っているが、
チップ販売
ゴブリンや
リンクシェル屋の
コンパスチェーンのように、販売はしても買取はしていない
アイテムも存在し、こちらは初期入荷/定期入荷のみが
ショップへの供給源となる。
買取リストに載っていなくても、
飾太刀のように「売る」→「
アイテムリストから選択」を選んだ時のみ売却できる隠し取扱品も存在するが、このような商品が
飾太刀以外にもあるのかは不明
。
ギルドショップでは商品ごとに在庫の上限が決められており、この上限に達するとそれ以上
アイテムを買い取ってくれなくなる。
ただし、これとは別に開店時の在庫の上限も存在しており、閉店時の在庫+定期入荷がこの上限を上回っていると在庫の一部が処分され、翌日には在庫に余裕がある状態で開店する。
そのため、1度買い取ってもらえなくなった
アイテムでも、翌日になるとまたある程度買い取ってもらえるようになる。
この営業中の在庫上限は後述する標準在庫の2倍になっていて、開店時の上限とは独立に決まっている。
ギルドショップにおける販売価格と売却価格は
標準価格に対し、開店時の在庫によって補正がかかる形で決定される。つまり、
ショップ営業中に売買によって在庫の数が変動しても、閉店まで価格は変動しない
おそらく閉店中に入荷処理や価格の再計算が行われているものと思われる。
ギルドショップに必ず閉店時間(営業時間)が設定されているのもそのためだろう。
。
大雑把に言うと、販売価格は販売
標準価格の-25%~+400% (75%~500%)、売却価格は売却
標準価格の+12.5%~+50.0% (112.5%~150.0%)の範囲で変動する。後述するようにこれは典型的なパターンの1つに過ぎないが、
ギルドショップでの価格変動は多くの場合この範囲に収まると考えて差し支えない。
基本的に価格補正率は開店時の在庫が増えれば増えるほど小さくなる。
後述するように販売価格=
標準価格となるときの在庫の数は特別な意味を持っているので、便宜上、以降ではこの時の在庫を標準在庫、それに対する在庫の割合を在庫率と呼んで解説する。
在庫率 = int( 開店時の在庫数 ÷ 標準在庫 ×100)
(intは小数点以下切捨て)
在庫率は次の範囲で変動する。これは各品物によって異なる。
int( 定期入荷数 ÷ 標準在庫 ×100)≦在庫率≦int( 開店時在庫上限 ÷ 標準在庫 ×100)
通常の
ショップの価格は
物価ランクという形で21段階で変化するが、
ギルドショップの価格は在庫率に応じて変化する。そのため、通常の
ショップよりもずっと細かく価格は変動する。以下では補正率の一部を例示する。
在庫率 | 補正率 | 補足 |
販売 | 売却 |
0% | 500% | 150.0% | 最高値 |
20% | 420% | 145.0% | |
40% | 340% | 140.0% | |
60% | 260% | 135.0% | |
80% | 180% | 130.0% | |
100% | 100% | 125.0% | 標準在庫 |
120% | 90% | 120.0% | |
140% | 80% | 115.0% | |
150% | 75% | 112.5% | 典型的な底値 |
200% | 50% | 100.0% | システム的な底値 |
システム上は開店時の在庫処分が行われず、在庫が標準在庫の2倍(営業中の在庫上限)になる場合が
ボトムになると思われる。このようなケースが存在するかは不明だが、少なくとも在庫率が166%となる商品は存在する。
売却価格は以下の計算式で決まる(在庫率1%に対し0.25%変動)。
売却価格 = int( 売却
標準価格×(1.5 - 在庫率/400))
最大になるのは開店時の在庫がない時で、売却
標準価格の1.5倍になる。在庫が増えると一定のペースで下がっていき、開店時在庫数がその品物ごとに決まっている最大値に到達した時に最小となる。典型的な開店時在庫上限(標準在庫の1.5倍)では、売却
標準価格の+12.5%となる。
通常の
ショップに
アイテムを売却する場合、
物価ランク最高でも+2.5%までしかいかないため、
ギルドショップで取り扱っている
アイテムならば、基本的に
ギルドショップで売り払った方が高く売却できる
小数点以下切捨てで同じになることはある。理論上は在庫率190%で売却価格が+2.5%になるが、開店時に上限を越えた在庫が処分されて在庫率は150%前後までしか上がらないようになっているため、ここまで価格が下がることは基本的にない。
。
販売価格は以下の計算式で決まる。販売価格が販売
標準価格よりも大きいか小さいかで価格の変動率は変わる。
i) 開店時在庫≦標準在庫の時(在庫率1%に対し4%変動)
販売価格 = int( 販売
標準価格 ×(5 - 4×在庫率/100))
ii) 開店時在庫>標準在庫の時(在庫率1%に対し0.5%変動)
販売価格 = int(int(販売
標準価格×1.5) - 販売
標準価格×在庫率/200)
最大は在庫率が0%の時で、販売
標準価格の5倍になる
開店時の在庫が0の時には
アイテムは店頭に並ばないが、例えば標準在庫が120かつ在庫が1個の時、在庫率はint(1÷120×100)=0%になるため、
標準価格の5倍で販売が行われる。
。
開店時の在庫が多いほど価格は下がり、品物ごとに決まっている開店時在庫の最大値に到達した時に最小となる。典型的な上限(開店時在庫が標準在庫の1.5倍)では、販売価格は
標準価格の-25%となる。
なお、
2005年7月19日のバージョンアップまでは最高値でも2倍(+100%)だった。この
バージョンアップ以降、最高値は+400%=販売
標準価格の5倍となり、入荷量の少ない
素材は
職人泣かせとなった。
ギルドショップ開店時の商品の在庫が最大いくつかは品物ごとに異なっている。例えば
ナパは150個、
サルタ綿花は180個、
HQ1
宝石は90個といった具合である。この数は
ショップによっても異なっており、
遁術の
触媒は
ノーグ・
ナシュモでは180個、
ジュノでは45個、
バストゥークでは50個となってる。
この開店時の在庫上限は標準在庫の1.5倍であることが多く、例えば上限が180個であれば標準在庫は120個、上限が90個であれば標準在庫は60個が典型的なパターンとなる。従って、底値は
標準価格の-25%(販売価格)と+12.5%(売却価格)となることが多い。
しかしこの両者の関係は必ずしも一律ではない。例えば、
マウラの
彫金ギルドの
原石は開店時の在庫上限が35個で標準在庫が30個、
バストゥークと
アルザビの
彫金ギルドに至っては上限15個に対して標準在庫は120個である。
表で価格を比較すると次のようになる(
原石の販売
標準価格は1400
ギル、売却
標準価格は200
ギル)。
開店時 在庫数 | マウラ | バストゥーク &アルザビ | 備考 |
在庫率 | 販売 | 売却 | 在庫率 | 販売 | 売却 |
1個 | 3% | 6,832G (+388%) | 298G (+49.25%) | 0% | 7,000G (+400%) | 300G (+50%) | 最高値 |
15個 | 50% | 4,200G (+200%) | 275G (+37.5%) | 12% | 6,328G (+352%) | 294G (+47%) | バストゥーク& アルザビの底値 |
30個 | 100% | 1,400G (±0%) | 250G (+25%) | - | - | - | マウラの標準在庫 |
35個 | 116% | 1,288G (-8%) | 242G (+21%) | - | - | - | マウラの底値 |
上記の例は開店時の在庫上限が標準在庫の1.5倍(在庫率150%)よりも小さい例だが、逆に大きくなることもある。
例えば、
天晶堂バストゥーク支店で販売されている
遁術の
触媒は開店時在庫上限50個に対して標準在庫は30個(最大在庫率166%)である。
触媒は販売
標準価格40
ギル、売却
標準価格10
ギルだが、50個の
触媒を売り払った翌日には、販売価格26
ギル(-33%)、売却価格10
ギル(+8.5%)で店頭に並ぶことになる、もっとも、この
忍具は定期入荷しないので通常は店頭に並ぶところすら見られないのだが。
ホーリーバジルに至っては、1.5倍を上回る
ショップと下回る
ショップの両方が存在している。
このように、「在庫で変動する」と一口に言っても、様々な要因で決まる上にその要因が
アイテムごとに異なるため、
ギルドショップにおける価格の
解析・予測は困難なものとなっている。
ゲーム中のメッセージでは「休業日」と表示されるが、公式発表や
NPCでは「定休日」という言葉が使われることもある。
プレイヤーには基本的にどちらでも通じる。
休業日でも入荷は行われるため、休業日翌日は実質的に2倍の入荷が行われることになり、普段よりも商品を買いやすいという戦略性があったが、
ギルド販売品の需要が落ち着き、奪い合いが減ってからは、買いたいときに買えないという不便さが目立つようになっていった。
2014年6月17日のバージョンアップでは、
プレイヤーの利便性向上の一環として、
合成キットや
合成用の
テキストコマンドが追加されると共に、サービス開始から続いた
ギルドショップの休業日も廃止された。(営業時間は従来通り)
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