パンクラティオン(ぱんくらてぃおん/Pankration)
2007/9/11から開始された、プレイヤーが各地で獣写器封獣板を用いて入手したモンスターのデータを用いて行う対戦型のコンテンツである。
事前より「闘獣場」として実装が予告されていたものの正式名称。

公式設定

パンクラティオン」とは、魔獣マスターとなったPC強化したモンスター魔獣」を持ち寄り、闘獣場のステージで闘わせるコンテンツです。

→公式:パンクラティオンとはより引用

解説

今までの対戦型コンテンツ等と比較すると、所要時間、参加制限、プレイヤーの金銭事情等による格差が著しく軽減されており、まさしく万人が楽しめる形*1となっている。
その手軽さからサービス開始当初は人が殺到して白熱したバトルが展開されていたが、下記の問題点から徐々に参加者が減り、2008年12月時点ではどのワールドでも落ち着いた状態になっている模様。

一部ではアイテムを使ってモンスターを捕獲(データ収集)して戦わせる様をポケモン*2等と評価する人がいる。むしろ、絶大な人気を出したあのゲームと形式が似ているからこその成功と言えるのかもしれない。

FFXIサービス開始から5年が経ち、この間バラエティに富んだモンスターたちがヴァナには数多く生まれてきていた。陰の存在でい続けたこのモンスターたちにポケモン的アイディアが見事にハマったと言えよう。封獣板獣性)を集めたり強い魔獣を作るにはこれまでの経験や知識を生かすことも必要であり、コレクター心をもくすぐるコンテンツになっている。

概要

パンクラティオンの会場はアトルガン白門に隣接したエリアコロセウム」。コロセウム内は4つのステージに分割され、その一つ一つに試合用のリングが設けられている。試合はチョコボレースのようなムービーではなく、金網一枚を隔てたすぐそばで実際の戦闘が行われる。また、試合中のリングに近づくと画面上部に試合中の魔獣HPが表示され、BGMが「The Colosseum」に切り替わり雰囲気を盛り上げる演出がある。

第1~3ステージでは「エキシビジョンマッチ」としてエントリー者同士の個人戦が行われる。第4ステージのみは「ワールドパンクラティオン」と称する勝ち抜き戦が行われる特殊なリングになっており、ここでは一度勝者となった魔獣が敗北するまでチャンピオンとして出場し続ける試合形式が取られている。各ステージのエントリーは独立しており、全てのステージで並行してエントリー順に試合が開催される。試合はリアル3分一本勝負で、3分経過すると自動的にドローとなる。試合時間が3分に満たなかった場合は休憩時間を挟み、次の試合に移行する。

魔獣HPはほぼ平等に調整されているようで、魔獣のレベルによってはマンドラゴラが大型のドラゴンを伸してしまうような試合もあったりで見ているだけでも楽しめる。ただの殴り合いと思いきや、ちゃんとTP技を避けようとする動きなどもある。

参加するには

魔獣鏡を入手すればPC自らが魔獣マスターとして試合に出場することができる。魔獣鏡獣写器獣影板を使ってモンスター封獣して封獣板を手に入れ、それをコロセウムNPC変換してもらうことで入手できる。封獣板バザーでも買えるので、撮影に出かけるのが面倒であれば探してみてもいいだろう。

公認してもらった魔獣鏡公式魔獣鏡)をNPCトレードすることでエントリーが完了する。開催までの時間はエントリー者の数しだいだが、自分の試合の前になるとメッセージが流れ教えてくれる。このメッセージを受け取ると、リング後方にある高台「コマンダールーム」へ移動可能となる*3。ここにある伝声管(Speaking Tubes)を試合開始後に調べることで魔獣に指示を与えることができる。

参加報酬

戦闘を行った魔獣には経験値が入り、PCには専用通貨ジェトンが入手できる。試合に負けたとしても、勝った時ほどではないが手に入る。
ジェトンアイテムと交換することもできるが、2008年12月時点でもめぼしい賞品と言えそうなものはない。魔獣が成長することを一番大きな報酬ととらえているプレイヤーが多いだろう。

問題点

人気があった実装当初では次のような問題点が指摘されていたが、ほとんど対策は行われなかった。そして過疎化した結果、その多くが大して問題とならなくなったのは皮肉としか言いようがないかもしれない。

  1. 実装当初は参加希望者に対して試合に登録できる人の数が圧倒的に少なかったため、参加したくてもできない人を大量に生み出す結果となった。また、参加できるかは早い者勝ちの状態のため、競り合いが嫌いな人にはハードルが高かった*4
    通常戦の第1~第3ステージまでは最大42分の待ち時間となっており、42分÷3分=14試合で1ステージにつき28人までしか登録できない。勝ち抜き戦の第4ステージでは80分以上の待ち時間となる事もあった。
  2. 試合登録さえ済ませてしまえば、本人が闘技場にいなくても試合は実行される。登録できた人は待ち時間に他の事ができるがトレード勝負に負けた場合はひたすら待ち続ける事になる。このシステムは長所とも言えるが試合開始数分前に本人が場内にいない場合は棄権とみなし次以降の試合を繰り上げるようにして欲しいという意見もある。
  3. 勝った魔獣経験値が多く、負けた魔獣経験値が少ない。
    また獲得経験値魔獣のレベル差により増減し、自分より格下の相手を下した場合の経験値量は格上や同格を相手にしたときと比較して大幅に減じられる。
    この為、先発組はレベルの高さゆえに楽に相手を倒せるが経験値は雀の涙、後発組はレベルが低いため試合には勝てないが負けても大量の経験値を得られるという不思議な仕様になっている。
    先行有利を防ぐシステムではあるのだろうが、レベルの低い魔獣がまだ多いうちはレベルが上がれば上がるほど経験値を稼ぎにくいという状態を作り出している。高レベル魔獣の腕の見せ所たる「ワールドパンクラティオン」はリングが一つしかなく、過疎化する前はなかなか登録できなかった。
    また低レベル側から見ても「勝利より価値のある敗北」よりも「白熱した戦い」を望み、同格の相手と戦いやすいシステムを求める声が上がっている。
    遥か格上の相手に一撃で倒された方が経験値が多く、近いLvで接戦を繰り広げて負けた場合は5しか経験値が入らないのは何かおかしいと感じる人もいるだろう。せめて対戦相手のHPを削った量に比例した経験値取得にした方が良いという意見もある。
  4. 自分の試合までの待ち時間は登録した時点でしか分からないため、試合を観戦するつもりなら試合開始時刻をずっと覚えておかなければならない。これは待ち時間が長いと特に不便である。
  5. 試合中のモンスターLvが解らず「計り知れない強さ」としか表示されない。チャンピオンのLvはいくつなのか?、一撃で勝負が決まったがお互いのLvはいくつだったのか?など、見学者にも解るようにして欲しいという要望もある。
  6. 見学する場合、金網が邪魔になる。また見学台から離れると実況中継は聞こえるがモンスターHPバーが確認できなくなる。見学できる範囲の拡張と金網撤廃による視界の確保を望む声が出ている。

現状

実装当初は自分で育成したモンスターを戦わせる事が出来るという物珍しさからかなりの人数がコロセウムに詰め寄せたが、上記した様に様々な問題点があったこと、また魔獣が育ちきってしまうと特にやることもなくなってしまうためか、徐々に人が減っていき、現在では死にコンテンツとなっている。

2008年6月には花鳥風月において獣写器封獣板の用途が追加されたが、これらを交換するためのジェトンはすぐに稼げるため、パンクラティオンを再度活性化させるには至っていない模様。

なお、上記問題点の6.については、現在は金網中央のCage Fenceを調べることにより、ステージ上方からの俯瞰視点で観戦できるようになった模様。

由来

パンクラティオン(パンクラチオン)は古代ギリシャ発祥の格闘技。目潰しと急所攻撃以外は何をやっても許され、相手がギブアップするまで戦うという過激な競技であったようだ。転じて「なんでもあり」の格闘技を指す言葉として近年でも使われることがある。

関連項目

ジェトン】【獣写器】【封獣板】【魔獣鏡】【魔獣】【コロセウム】【闘獣場

外部リンク

→公式:パンクラティオンとは
→パンクラチオン - Wikipedia
*1
あくまでも仕様上の参加制限についてはである。プレイヤー集中等による参加不可能という事態は十分発生しうる。
*2
スクエニなんだからドラクエモンスターズというべきか?ただ海外での知名度は圧倒的にあちらであり、NAさんが「pokem*n!」とシャウトしているのもよく聞く。
*3
直接コマンダールームの後ろにいるNPCと話すか、観客席左右にいるNPCに話すことで移動できる。
*4
登録には公式魔獣鏡NPCトレードする必要があるため、「リトライオンライン」をもじった「トレードオンライン」などと揶揄する者もいた。
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