不適正ジョブ

記事名読み
ふてきせいじょぶ
効率的な運用を追い求めるプレイヤー側から見た、ある状況やある種族が抱えるジョブ選択に関する縛り。本来は存在しない筈の縛りだが、「より高効率なPT運用」という観点や、「ジョブ縛りを行って攻略を容易に」という目的から、結論的にたびたび用いられる。
実際には、そのように言われるジョブだとしても運用可能だし、また攻略可能である事は言うまでも無い。

以下の項目でさらに詳しい解説を記す。

状況によるもの
特定の状況の戦闘において、手軽で確実な攻略法に適した能力を持たない事から、その戦闘の総合的な難易度を跳ね上げてしまう為に、参加を歓迎されないジョブの事。
主にBF戦でのPT編成において問題となる。

たとえば、より時間制限のきつい、プロマシアミッション迎え火や、獣人印章BF刻一刻などでは、全員が短時間で高いダメージを稼ぐことができるジョブや、迎え火での盾役の話に限れば、インビンシブルなどターゲットを強力に固定できるナイトなど、状況に合ったジョブを選べば単純明解で強力な戦術となる為、確実に勝率は上がる事になる。
しかし、そういった状況に合う強力な能力を持たないジョブの場合、戦術をしっかりと組まなければクリアは難しく、そうなると難解な戦術が必要不可欠となり、それの予備知識が無い場合の説明の難しさや、あったとしてもその理解具合や、ただ単に「不適正ジョブ」とのレッテルを真に受けている人の存在など、さまざまな要因でBFへの参加を断られる場合がありうる。
注釈2
プロマシアミッションの攻略で一番辛かった「経験値ロスト」が無くなった事で何度も挑戦可能になり、実装当初よりは確実に間口は広がったと思われる。しかし現在では、付きまとう二つのレッテル「CoP/PMは難しい。」「不適正ジョブがいると難しい。」のほうで酷いことになっているのではないだろうか。

他にも、獣神印章BF屍臭病予防模倣魔など、敵の特性や対する味方の能力により難易度が変化して、攻略する上でかなり不利となるジョブが明確に現れるBFも存在する。

印章BFへの挑戦は完全に任意であり、ミッションである迎え火のように攻略必須というわけではない
注釈3
もちろん、プロマシアミッションも厳密には攻略必須ではない。その後のミッションやそれに付随するイベント、追加エリアであるアル・タユに行くためには避けては通れないが。
。けれども、特定の印章BFでしか手に入れることのできない装備などもあり、入手先のBF不適正とされるジョブに該当する場合、さらに入手が困難になってしまう為、それを避けられる様、多くの状況に対応できる別のジョブを育て始める人もいる。

種族的特徴とジョブ設計が噛み合わないと見られるもの
MPの少ない魔道士HPの少ない前衛など、ジョブをこなす上で不可欠なステータスが極端に低く、プレイ難易が極端に高くなる種族ジョブの組み合わせの事。通称、茨の道。

種族特徴的なステータスの設定とジョブの設計が噛み合わないために起きる現象で、そのセッティングが極端なタルタルガルカに見られる。
MPの膨大な魔道士、鉄壁の重戦車前衛などの種族の特徴に見合うジョブを仮にイージーモードとすれば、ハード~ベリーハードくらいのプレイ難易度になっている。
ただ、自主的にハードモードを行っているだけあってか、非常に高いプレイヤースキルを持つ人が多い(ような気がする)。
中には女神の祝福を使って余裕で生還する白ガルのような、強烈な戦術を使いこなす猛者もいるようだ。
注釈4
ちなみに高いHPMNDを持つエル白はMPの低さという問題点を除けばむしろ適正ジョブである。


しかし、「MPの少ない後衛」には、ある程度のレベルに達すれば装備によるMP増強や継続的なMP回復手段によって、また、「HPの少ない前衛」はそもそもタゲを取らない、または空蝉回避する戦術が流行し、昔ほどの影響はなくなった。
加えて、現在ではマーターデヴォーション机上演習といった最大HP量が影響するものも追加され、一時期のようなMP信仰も見られなくなっている。

現在では後衛(特に白)も敵の攻撃に晒されることも少なくない。針千本のような頭割りダメージや、激烈な範囲攻撃を持つボスモンスターなどの攻撃の被弾を考えれば、MP=適正種族ではない、と言えるだろう。

一方、前衛に関しては絶対的な数値で劣る不適正種族は長らく埋めがたい差に悩まされていたが、アビセア三部作以降、また2013年3月27日に発売された「アドゥリンの魔境」からはその傾向がより顕著になり、大きなステータスブーストによって種族間格差は小さくなっている。
注釈5
しかし、状況によっては不適正種族が適正種族になる後衛と異なり、タル前衛が是となる状況は極めて少ない。


しかしながら、アビセア以降はレベル上げが容易になったことから「後衛は上げきったから前衛も…(あるいはその逆)」という人も増え、一概にプレイヤースキルが高いとは言えなくなった。
それに伴い、本来種族設定との不適正なジョブであるにも関わらず
注釈6
無論強制されることではないが、向き不向きで言えばそれなりに考慮が必要とはなるだろう。
、他者を思いやる行動に努めることなく、自己中心的な行動を取るプレイヤーに対し「ハードモードなのは本人ではなくそれに付き合わされている他のメンバーでは?」と揶揄されることも少なくない。

2014年4月8日のバージョンアップにて各種族最大HPMPが調整され、最大HPの序列自体は従前から変更はないものの、従前よりHPMPで300ほど上昇している。
この値はメリポHPMPを15段階強化する事でHPMP最優位種族である種族の素の値を上回る程のものであり、HPMP不足は致命的となるほどではなくなった。
関連項目
白ガル】【黒ガル】【黒エル】【タルモ】【タル忍】【タル前衛】【ガル後衛】【ガル前衛】【タル後衛

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