タル後衛

記事名読み
たるこうえい
有り余るMPの恩恵を最大限発揮することが出来る組み合わせ。
もともとタルタルは耐久力が極めて低い代わり魔力が極めて高い設計になっており、高レベルのタル後衛最大MPに悩まされることはまずない。デフォルトでMPを持たないジョブであっても、サポ白等で得られるMPは他種族よりも多い。

しかし、後衛だからといって耐久力が低くて良い訳ではなく、範囲攻撃ケアルヘイト精霊ダメージヘイトによるターゲットの移動、リンク等、敵の攻撃に曝されてしまう可能性は常に存在する。
もともと耐久力の低いタルタルが、耐久力の低い後衛ジョブをやっているのである。その最大HPの低さから、特に高レベル帯で黒樽がターゲットを取ってしまった場合など、クリティカルの載ったダブルアタック一発で沈んでしまうこともある。

ガル前衛と同じく、種族特性とジョブ特性を伸ばす組み合わせであることには違いないが、元々十分な高さを誇るMPINTを更に伸ばすだけでなく、変換装備の乱用は控える等HPにも気を使う必要が出てくる。また、幸いにもHPブーストする装備は、MPとの変換という代償を伴わない優秀なものも多く存在するため、敵やシチュエーションに応じて活用したいところである。

現在では他種族でも変換装備によりタルタル以上のMPを保有する事が可能だが、HPMP変換装備ステータスブーストを疎かにしてしまう為、MPが減る度着替えを行っても種族による素のMPに近づくまでは格上の相手に対して高い効果深度を保つのが難しく、重要な弱体効果を与える魔法レジストされ易くなる弊害を持つ。
緊急時に備えて高いMP残量を維持しつつ高いステータスブーストを維持出来る点において依然タルタルは有利であると言える。

とはいえ、現在まで度重なるMP周りの改善が行われている現状では、呪歌リフレシュだけでなくロールサンクションリフレ、選択肢の増えた各種リフレシュ装備等に助けられ、タルタルでなくとも十分なMPキープ出来る状況が増えている。
その他根本的な調整として、新ジョブジョブ調整による回復周り全般の改善が行われ、ケアル分のMP弱体/強化魔法精霊魔法に回せるようになっており、最大MPの価値そのものが、最大HPの価値と比べるべくもない状況になってしまった。

タルタル特有の高いINTMPという両方のステータスを必要とする状況は、呪歌忍術効果深度に劣る弱体魔法などより、強大な敵や大量の敵と対峙する局面での精霊魔法であろう。
しかしながら、オートアタックジョブと比べ遥かに少ない回数で、ヘイトを気にしながら任意のタイミングにて攻撃する黒魔道士にとって、狩人同様理論上の数値と現実は合致しないものであり、その乖離は悩ましい。


ステータスの具体例
以下に、レベル75におけるステータス比較の例をいくつか記しておく。
(いずれもメリットポイントによる補正はなし。)

ジョブ種族HPMP
白/学タルタル815807
ヒュームミスラ1011624
黒/白タルタル754877
ヒュームミスラ950694
赤/白タルタル890755
ヒュームミスラ1086572

関連項目
不適正ジョブ】【ガル前衛】【タル前衛】【ガル後衛

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