ソボロ助広

記事名読み
そぼろすけひろ/Soboro Sukehiro
両手刀の一つ。2005年7月19日のバージョンアップで追加された。
グラフィック村雨と同じ。
Rare Ex
40 450 時々2~3回攻撃
Lv50~

両手刀では初の複数回攻撃武器となる。
これを装備黙想をタイミングよく使う事により、明鏡止水を使わずとも一人三連携が可能な場合がある。

売却標準価格は4,900ギル
ソボロの評価
総評
おおよそ雪月花を覚える辺りで他の両手刀と比べデメリットが際立ってくる。また、後述の得TPの問題から、使う相手を選ぶ装備でもある。

しかし、それまでの装備レベル帯でこの武器を持った侍の攻撃能力は非常に高く、アタッカーとして優秀な能力を獲得する事が可能。弓侍にとっては削り能力が高くTPを素早く貯められる優秀な武器であり、レベル制限下などと活躍の場はかなり多い。アトルガン実装後は土竜作戦で使えると出番も増え、正に痒い所に手が届く武器である。また、アルタナジョブである踊り子サポートジョブにした場合にも、非常に有効な武器であると思われる。それ故、Lv75キャップ時代は、この武器を巡り様々なドラマを生んだ罪深い武器である。現在はレベル制限撤廃によりソロでの取得が容易になった。

また、ソボロ助広の上位版ともいえるIL119の則房(改)も追加されている。
得TP与TPと”削り”のバランスの問題
複数回攻撃武器の常として、得TPの多さと表裏一体の問題である与TPの多さが問題にされることがある。
ソボロ助広の隔は侍が一般的に使う太刀と同じ450で、攻撃回数の期待値は1.9
注釈1
発動率(ネ実引用) 一振り30:二振り50:三振り20=攻撃回数期待値1.9。
であることから、他の刀から持ち替えた場合、単純計算で、単位時間当たりの得TP及び与TPが1.9倍になる。

実戦に投入される複数回攻撃武器としては、他にリディルジュワユースクラーケンクラブ等があるが、「単位時間当たりの与TP」と「与得TPの比」と言う点では隔の長さに比例して性能は向上し、しかも侍は基本性能としてストアTPの特性を有しているので、与TPに対しての得TP比率は高い。もともと与ダメージ全体に対するWSの依存度が高い侍が効率よくTPを稼げることは、十分なメリットと言える。
とはいえ、与TPの増加は敵の特殊技誘発に繋がることは疑いようがない。短時間で盾役回復役の許容量を超える攻撃を受けるようなことになれば、パーティ全体に支障が出るという点について、特に注意しなければいけないのは、他の複数回攻撃武器と全く変わらない。

装備可能なレベル付近と、Lv70台ではソボロから引き出されるメリットは変化してくる。
Lv50付近では同じレベル帯の両手刀と比較してD値が大きくかけ離れてはいないため、通常攻撃回数の増加で得られる与ダメージが大きく削りに貢献する。WSに関しては武器D値の依存度が強いために、WS回数の増加はメリットが薄い。
Lv70台では、一線級の武器と比較しD値が半分近いほどになり、通常攻撃削りの低下が目に見えて大きくなる。しかし、雪月花時は、WSD値を上げるステータスボーナス攻撃力のボーナスが他のWSに類をみないほど高いため、WS回数を増やすことができればこのこれらボーナスを得られる回数も増し、WS回数との比率でD値半減のデメリットを乗り越えられる場合が多い。大ざっぱに言えばD83でもD40でも、雪月花時に得られるステータスボーナス=WS固定ダメージの増加が同じであるため、ステータスボーナスを受けられる回数が増加し、ソボロの削りが上向く要因となる。つまり、WSへの依存度が大きく増すことになる。

限定的ではあるが、固有WSを持たないエレメンタル族与TP問題はなく、強力な物理ダメージカットには、雪月花において一線級の刀とソボロでのWSとの差もかなり縮まるので、ソボロのTP効率とWS回数増加が生かせる。また、サイレスの通らない風・氷エレメンタルの危険な精霊魔法に連続で鋒縛を打ち、詠唱を止める等サポートが出来たりと有用なので、一考の価値はある。
入手方法
リヴェーヌ岩塊群サイトB01」J-9の洞窟の奥にある???に「クラスタードタール」をトレードすると出現する、トリガーNMUnstable Cluster」がドロップする。NMの詳細は該当項目を参照してほしい。
解説
モデルとなったのは、「新刀上々作」にして「最上大業物」と評される そぼろ助広こと初代越前守藤原助広。江戸時代初期寛永頃の大阪の名工である。生国は播磨国津田村で俗名は弥兵衛。

いにしえの一文字系統の刀を復元しようと独特の技法による作刀を試みた鍛冶である。

"ソボロ"は「そ不路」と書き、そのような添銘の差料が残っていることからそう言われる。その由来については、変人で、刀鍛冶として大成した後もボロボロの着物を着ていたからとか、古鉄の沸かし技法の一種であるとか、大阪の「ソホロ小路」に住んでいたからであるとか、「払えば落ちる」という凄まじい切れ味を比喩する言葉である、などなど諸説ある。 刀匠は住まいを銘に添えて細鏨することがあったため、大阪ソホロ小路住説が現在では有力なようだ。

明暦二年(1656)越前守受領。しかし初代助広作に受領銘のものは少なく、これはこの頃、病いがちで殆ど二代助広や門人の若狭守助宗の代作のためだとされている。
銘は、助広・摂州住藤原助広・大阪住助広・摂州大阪住助広作などと細鏨する。

このゲームには登場しないが、ソボロ助広の養子となった二代目の津田越前守助広は濤瀾刃という刃紋を生み出した(日本刀をイメージした時に浮かぶ、ウネウネとした刃紋)。この二代目の津田越前守助広は名工である初代のソボロ助広を遥かにしのぐ、古今稀といってよいほどの技量を有した天才鍛冶である。その差料はこのソボロ助広の3倍もの価格で取引されている。
関連項目
弓侍】【複数回攻撃武器】【革包の太刀】【潜在外し】【取り逃げ】【義弘】【則房

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