Xbox 360

記事名読み
えっくすぼっくす さんろくまる
2005年12月10日にMicrosoft社から発売されたゲーム機。
俗称は箱○、360等。Xbox 360が発売された当初流れた「チョコボもハイデフへ」のCMを覚えている方も多いであろう。

過去には初期不良による突然の機能停止がかなりの数の個体で発生したりと、色々と「訓練」させられるハードであるが、他のゲーム機と比べて熱狂的でコアなファンも多い。

2005年12月10日、スタンダードモデル発売。HDD20GB。
2006年11月2日、Xbox 360 コアシステム発売。廉価なエントリーモデル。HDD無し。
2007年10月11日、Xbox 360 エリート発売。120GBHDDとHDMI端子を搭載。
2008年3月6日、Xbox 360 アーケード発売。コアシステムに替わるエントリーモデル。
2008年9月11日、スタンダードモデル発売。HDD60GB。
2010年6月24日、Xbox 360 S 250GB発売。小型・軽量・低騒音化、Wi-Fi内蔵。
2013年9月19日、Xbox 360 E発売。最終モデル。
2016年4月20日、Xbox 360の生産終了が発表され、以降は在庫限りの販売となる。

2019年7月現在ハードウェアサポートやXbox Liveのサービスは継続中。
Xbox 360版 FFXI
2005年5月18日、MicrosoftのプレスカンファレンスでXbox 360版「FINAL FANTASY XI」が電撃発表された。

Amazon FINAL FANTASY XI βが付属し、Xbox 360でのβテストは初回限定版を購入した人のみが対象だった。
正式サービス開始はアトルガンの秘宝のリリースと同時で、βテストのキャラクターを引き続き使用できることになった。

PS2Windows版と異なり、Xbox 360向けのネットワークサービスである、「Xbox LIVE」を経由してPlayOnlineへ接続しているため
注釈1
このような対応も「FFシリーズをXboxに呼ぶ」ためというマイクロソフト側の思惑によってFF11のみの特例が認められているとされている。
、Xbox LIVEのサーバーメンテナンス・障害時にはログインができない。

本来Xbox 360においては他機種とのネットワークの相互接続を認めておらず、他のゲームではPlayStation 3とのマルチ対応であってもオンライン対戦プレイは不可能であり、それぞれ独立したサーバーとなっている
注釈2
このこともFINAL FANTASY XIVにおいてXbox 360版での発売ができない理由となっている。


PS2版からXbox 360版へ移行する際には、決定とキャンセルのボタン配置が逆である
注釈3
これは、マイクロソフトの定めたXbox 360ソフトの操作規定に従わざるを得なかったため。セガのゲーム機ドリームキャストと同様のボタン配置が採用されている。
。ボタン設定を変更するコンフィグなども用意されておらず、これに関してはプレイヤーが慣れるしかない。
また以前はMicrosoftの定めた仕様上、ゲームプレイ中(ディスクアクセスの必要が無いにも関わらず)DVDドライブが常時全力で回転し続ける仕様であったためデスクトップPC並の駆動音が発生していたが、2008年11月19日に行われたシステムアップデートにおいて、本体側HDD内にゲームディスクのデータをそのままインストールできる機能が追加された。データ読込の高速化、ドライブの静穏化を目的としたこのインストール機能を使えば、ゲーム中DVDドライブの回転が止まり、とても静かになる。FF11においてプレイオンラインビューアー起動時からFF11タイトル画面まではDVDドライブは等速回転を続け、FF11のプレイ中はDVDドライブが停止するようになった。これにより、駆動音に関する問題についてはかつてと比較にならないレベルまで改善された。なお、FF11については別途ゲームディスクのインストール作業は必要無く、システムアップデート以前からXbox 360でFF11をプレイしているユーザーであればそのまま静音化を体験できるが、この後各所でプレイオンラインビューアーを起動しようとすると「このゲームを開始できません。ダウンロードしてください」 と表示され起動できないなどの現象が発生し、Microsoft側が公表した対応策がアンインストールしかなかったために辛い思いをした人もいただろう。

2005年6月13日現在、Xbox 360版のFF11の画面解像度は、最大1280x720=720pであることが明らかとなっている。PC版と同様に、フロントバッファとバックバッファの解像度が、任意に変えられるようになっているようだ。
PC版のモデリング、テクスチャーをそのまま流用しており画像処理に関してはPS2版はおろか各種設定を簡略化したPC版より美しいといえる
注釈4
本体側でモニターとの接続がアナログで行われているのかデジタルで行われているのか自動で識別しているようで、HDMIケーブルで接続した場合とAVケーブルで接続した場合とでは解像度が違うばかりか文字のサイズまで変わる。
。また音楽も他機種に比べてクリアと、ここまでは他機種よりも優位な点が見られるのであるが、実際のプレイ環境においてXbox 360ユーザーは、ビシージを筆頭に他の機種のユーザーと比較して不利益を強いられているのが現実である。

処理が他機種に比べ重く、着替えを多用したときにはキャラが表示されずそのキャラがいる座標の地面をタゲる場合があったり、エリア移動した際そもそもロード自体も早くはないが、マイバッグなどのストレージ関係の呼び出しなのかは不明だが、エリアチェンジ後30秒弱で一度5~6秒フリーズする。これにより、迷子のチョコボの時間に影響が発生してする他、フリーズ中もオートランが継続するため絡まれる場合もある。処理を軽くする為にエフェクトを切りたいところだが、PS2同様に天候や影など特定のエフェクトをON/OFFさせる機能は存在しない。
特に、ビシージカンパニエデュナミス等の多人数コンテンツではその処理の重さが致命的に響き、そういった条件下で長時間プレイしているとフリーズする可能性が非常に高くなる。終了時にまとめて報酬の得られるコンテンツでの影響がとりわけ大きい。

このフリーズは、チャットフィルターやバトルエフェクトのフィルターを活用することである程度緩和することが出来る。また、エリアチェンジをしてしまえばある程度の情報は消去されると見られており、結果的にフリーズする可能性を下げることができる。動作が重くなってきたらこまめに精算を行い再起動するなど、可能であれば長時間まとめての行動を避けることでも、ある程度の対処は可能である。最後まで完遂する事で報酬を得られるタイプのコンテンツには、途中参加する事でフリーズ回避しやすくなる。ただし、単純に人の少ないところで待機することには、あまり効果がない。これは、単純に描画される部分の情報だけを処理しているわけではなく、エリア全体の情報量が影響しているためであり、NetworkのS・Rの値に注意したい。また、キャッシュをクリアすることで改善される可能性もある。
Game*Spark 大技?少しでも快適に・・キャッシュクリアの正当技
注釈6
マイクロソフト株式会社 Xbox事業部 Xbox360 ブログ キャッシュのクリア方法より。URLが使用できないため、上記にて代用。

だが、これらはフリーズの問題を抜本的に解決できるわけではないため、アップデートによる改善が望まれるが、2009年4月現在、全く対処は行われていない。

2013年10月8日のバージョンアップで、コンフィグのその他2にキャラクター表示の固定機能が追加された。これによりフリーズの可能性が大きく低下している。

このフリーズとは別に、前述の初期不良や熱暴走によるフリーズも存在しており
注釈7
新型の黒い筐体の場合は、この問題はほぼ解消している。
、さらにシャットダウンの失敗もしばしば発生し、次回起動時にプレイオンラインビューアーの異常シャットダウンと見なされてしまう
注釈8
この際、マクロコンフィグなどの設定も起動時のものに戻される。

このように、安定してプレイを行うことが難しいハードとなっていた。

なお、2006年7月25日のバージョンアップにて、Xbox 360の機能「実績」に対応した。しかしながらその内容が各ジョブLv75到達、合成スキル100、各ミッションクリアなど、実績を全て達成するのは非常に困難であり、実績マニアの間ではコンプリート最難関ソフトではないかと囁かれている。
2008年6月10日のバージョンアップにてさらにチョコボ免許やアルタナジョブ75レベル等の実績が追加。通常1000が上限であるXbox 360において拡張ディスクまたコンテンツを必須としない同一タイトルでの上限が1250になる数少ないタイトルとなった。

2016年3月にPS2版とXbox 360版のサービスが終了予定であることが告知された。(2015年3月19日発表の「ヴァナ・ディール プロジェクト」より)
そして告知通り2016年3月31日に約10年間に及ぶXbox 360でのFINAL FANTASY XIサービス提供が終了することになった。
関連項目
PC】【Windows】【PlayStation2】【PlayStation 3

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