ATOK

記事名読み
えいとっく/Advanced Technology Of Kana-kanji transfer
ATOKとは「Advanced Technology Of Kana-kanji transfer」の略でジャストシステムが開発・販売している日本語入力システムである。
もともと一太郎というワードプロセッサのいちシステムだったため、カタい文章の変換はお手の物である。
日本語入力システムでも最も古い歴史を持つものの一つであり、完成度・変換精度共に評価が高い。

クライアントごとの動作状況
ただしくは、「+ATOK」という組み込み機器用バージョンが入っている。
初期のPS2FINAL FANTASY XIにおいてはMobile Wnnが使用されていたが、誤変換が酷く実用には耐え難いレベルであったため、2003年4月10日のプレイオンラインビューアバージョンアップにてATOKに置き換えられた。
PS3においてはPS2エミュレーションで動作するため、使用感はPS2にほぼ準ずるが、輪を掛けて重くなる、といった問題が散見されている。

Mobile Wnnの動作が軽かったため、ATOKへの移行を不満に思うプレイヤーもいた様であるが、公式追加辞書サービス等もあり、今ではPS2版の日本語変換システムとして定着している。

組み込みシステムの宿命で、カスタムが難しいので、使用感がまるで向上しない、という欠点もあるが、元が良いので大雑把には特に気にはならないだろう。
OSのバージョンに関わらず、すべてのWindows対応バージョンのATOKの使用が可能である。
新機能の外部辞典辞書の参照などはできないが、変換にかけては実用上の問題はほぼ無いと言って良い。但しWindowsVistaでATOK2007(ATOK ver.20)以前のバージョンは、変換候補ウィンドウが消えないという半致命的バグがあり、設定で回避しないとウィンドウモード以外では実用に耐えない。
導入メリット

MS-IMEユーザーからは、半角カタカナの入力がしにくい、「www」が「っっw」になるなど変換方法が特殊と言われているが、単に「MS-IME設定」に切り替えるなどカスタムをしていない、もしくは出来ることを知らないで使用していると思われる。しかし、自分好みに設定すれば標準のMS-IMEとは比較にすらならない性能となる。
関連項目
Mobile Wnn
外部リンク

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