ダメイジャン

記事名読み
だめいじゃん
コンテンツの一つ、「メイジャンの試練」から派生した造語。
その試練の内容の難易度が高く、多くの問題点を抱えている事から一部のプレイヤーから不満が噴出、ネトゲ実況などで「メイジャンの試練」と「ダメじゃん」の二つの単語を掛け合わせた「だめいじゃん」「ダメイジャン」という単語が作り出され、広まったのが最初だと思われる。
「だめいじゃん」と「ダメイジャン」に差異は無く、現在では両方ともインターネット上などで広く使われている。

問題点
メイジャンの試練が「だめいじゃん」と揶揄されるようになったのは、以下の様な問題点を多数抱えている事に起因する。

メイジャン目的以外のPCとの摩擦
  1. 殲滅系試練の対象モンスターにはレベル上げPTFoV等に人気のものがあり、狩場が競合している(新規・低レベルプレイヤーがゲームを妨害される恐れがある)。
  2. ドロップアイテムラーニングなど、他の目的でNMを必要として張りこんでいるプレイヤーとの間に軋轢が生まれる。

仕様上の問題
  1. ペットでorWSでor○○以上のダメージでトドメ等の〆系の試練は、PTを組んでいてもトドメを刺したPC(又はトドメを刺したペットマスター)のカウントしか進まない。そのため、同じ試練属性試練プレイヤーとの共闘がしにくい。
    2010年9月9日のバージョンアップにて他のメンバーがWSペットで〆切った場合でもカウントされるように緩和された。
    これにより同じ試練プレイヤーとの共闘はかなり楽になったと言える。
    ただし、レリックミシックといった限られたプレイヤーしか所持していないアイテム試練の場合はそもそも同目的のプレイヤーを探し出すほうが難しいため、あまり効果的な緩和になったとはいえない。
    また、属性試練プレイヤーとの共闘問題に対しては何ら糸口はつかめていない。
  2. 強化性能がオーグメントによる性能付与であるためレベルシンク制限下においては、何の能力もないただの弱いだけの武器になる。
  3. VUで追加された続きがそのプレイヤーにとって不可能なものだった場合、それまでの苦労はほぼ無駄になる。属性ルート以外の武器にはRare属性が付いている為、オーグメントが異なっていても同名の物を複数持つ事はできず、保険を作っておくのは(労力面以外でも)難しい
    注釈1
    D値ルートは2010.6.22VUにおいて、それまでのNM討伐数(同目的で集まれば皆が進める)からアイテム納品系(他の参加メンバーは別目的の方が都合が良い)へと方向性の異なるものが続編として追加された。

  4. 片手武器ではサブに持っている武器でも条件に合えばカウントされるため、メイン武器WSノックをしながら、サブに天候ルートを持ち、同時進行する…といった芸当が出来るのに対して、両手武器ではほぼ同時進行は不可能となっている。とどめの際に天候ルート武器切り替えることで、決して不可能というわけではないが、いちいち着替える必要があったり、TPが消える、着替える前に倒してしまう、など片手武器に比べて圧倒的に不利な状況となっている。
    注釈2
    もっとも、両手武器であれば一本で十分という考えもあるのだが。

  5. マイバッグを圧迫することで問題になっていた属性杖に対して、その性能を3分割するという逆方向の実装がなされた。しかも、装備ジョブ・特性や魔法命中率魔法攻撃力の両立の面とレベルシンク属性杖HQも有用であり、TP維持と召喚獣維持費の両立という面でフェイクロージャー等の必要性もそのままであるため、レベルシンクを度外視しても旧来の装備と置換出来るものですらなかった。
    注釈3
    単純に全てそろえると、9本(属性杖HQ+召喚獣用)が34本(3分割された8属性+ケアル特化メイジャン+従来装備)に増加している。


試練の内容の問題
  1. 試練No.821「ソウルフレア族200匹を雷天候or曜日ペットで倒す」に代表されるような、計り知れない難易度の試練が一部に含まれている。
  2. アプカルという殲滅系アンチとも言える種族も対象になっている。
    2010年9月9日のバージョンアップにてアプカルは削除され、代わりにインプ族マンティコア族等が討伐対象になった。
  3. 殲滅系では「メイジャン対象の武器装備して経験値の入る敵」が対象となる。その為、レベルシンク無しだと対象となる敵が非常に限られる場合がある
    注釈4
    レベルシンク中でも武器装備して経験値が入ればカウントは進む。
    リポップが長いダンジョンに少数しか居ない甲虫族や、チゴーを生み出すカラクールしか居ない大羊族など。
  4. 属性ルートの初め2つの試練天候時限定だが、天候の中にはヴァナ内での季節が合わないと殆ど来ないものや、熱波(日中のみ)等時間の限られるものもある
    注釈5
    対象となる敵が少ないものは狩場が限られるので特に難易度が高くなるが、その中でも光系天候オポオポは実質エルシモ島熱波のみ。しかもレベルシンク無しだとダンジョンエリアのみである。
    季節が合っていてもいつ来るかは天気予報で大雑把にしか分からないので、連続して長時間プレイできない時は非常に予定が立て辛い。
  5. 〆ノックレリックミシック系の試練4段階目で対象モンスターを2000匹特定のWSで〆る必要があるなど、討伐数がとにかく多い。レリックミシックが際立つが、他の試練でもその数は決して少なくない。
    2010年12月7日のバージョンアップで大幅に緩和されたが、Lv80からの武器に緩和後のレリックミシックと同等の試練が追加されるなど、問題は続いている。
  6. 上記の〆問題以外にも、ダンジョンエリア天候待ちしている対象が(曜日等で)狩られてしまった場合、16分間は天候が付いても狩る事ができない等
    注釈6
    例:片手剣の光系天候頭足族指定は、オンゾゾの迷路が選択される事が多いが、ダンジョンエリアであり他の試練等で狩られてしまうと、その後天候が付いても16分間リポップ待ちとなる。
    。異なる条件で同じ敵が対象となる事と、狩場の選択肢の狭さによってメイジャン目的のPC同士でも協力できるとは限らない
    注釈7
    天候・光か闇の天候系統・曜日天候・指定無しの天候条件と、類指定・族指定・何でもといった対象条件の組み合わせであり、ここに止め限定などの追加条件が乗ることもある。似たような条件でも利害は必ずしも一致しないため、試練内容によってはパーティを組みにくい。
    。軋轢が生じた結果、伸びるのは討伐数ではなくブラックリストの登録数ということも起こりうるのである。
  7. パーティの組みやすい試練でも18人のフルアライアンスまでしか組めない仕様が、狩場の少なさによって定員として事実上機能している。また、取り合いを避けることにこだわりすぎて、相手の利益を考えずパーティを組もうとしたり、近い内容の試練でパーティを組んだら自分の試練にあわせてもらうのが当然という脳内ルールが発揮されることもある。
  8. WSノックコースにおいて、サブに複数回攻撃武器を持つことができる片手武器が非常に有利になるにもかかわらず、片手武器両手武器のノック数が同じになっており、侍のようにTPをためやすいジョブ以外では、正に苦行となってしまっている。


もっとも、ダメと言われるのは上記の通り試練の仕様に関することが中心であり、得られる装備品(およびオーグメント)はとても高性能であり高い人気を得ている。
だからこそ仕様修正を望む声が大きいとも言える。
また現状ではメイジャン以外の高レベル向け武器が非常に限られている。その為メイジャンの内容がどうしても合わない場合や、メイジャン武器装備ジョブに入っていない場合、その系統の武器は型落ちしたものを使わざるを得ない、といった(メイジャンの内容外の)問題もある。

改善に向けての歩み
2010年6月22日のバージョンアップにて討伐数の引き下げなどの調整を行うと公式サイトで発表がされ、同バージョンアップ天候と一部のルートは討伐数が半減(一部1/4)された。
しかし強敵系はほぼ据え置きで、上記の仕様や敵配置等の根本的な問題は一切手付かず、予定された防具メイジャン実装もなく。正にガッカリ砲である。

2010年9月9日のバージョンアップアプカルが変更され、天候については大幅な緩和が見られたが、WSノックコースの一部に〆ノックを導入する、天候系以外の討伐数は放置など、改善が進まない部分もあった。

2010年12月7日のバージョンアップで、苦行とすら形容されるレリックミシック武器の必要数が大幅に減少し、従来の1/6程度の討伐で済むようになった。
しかしストアTPWSダメージアップ系の武器、及び一部の複数回攻撃のルートでは数百もの敵の討伐が必要であり、天候曜日ルートのようなボーナスも存在していないため、修正されたレリックミシック武器強化よりも困難な道筋となっているものも存在している。
注釈8
Lv90のレリックミシック武器完成に必要なWS使用回数+討伐数は200回+1200匹+NM3匹か5匹。対してLv90のストアTP武器は完成までWS3000回、Lv90の2-4回攻撃武器作成に至っては4650匹+NM9匹もの討伐が必要となる。

関連項目
メイジャンの試練】【〆ノック

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