黒衣チェンジ

からくり士のアビリティの一つ。2007年6月6日のバージョンアップで追加された。

メリットポイントで習得することで、Lv75以上で使用できる。

マスターとオートマトンの現HPが入れ替わるため、片方のHPが減っている時の回復手段として利用できる。
一瞬で体勢を立て直すことができ、からくり士の戦術の幅が広がる。

当初はHPのアップはなく、使用間隔4分、能力値1で使用間隔を30秒短縮するという性能だったが、2012年5月16日のバージョンアップでテコ入れが行われ、再使用時間は変更前の5段階相当になり、メリットポイントを振ることで2段階目以降は1段階毎にHP+5%のボーナスが発生するようになった。
また、ＰＮバブーシュ+2のオーグメント効果でもメリットポイントでの強化1段階ごとにHP+50のボーナスが発生し、これらを合わせると最大で+20%+250のHPボーナスが得られる。

メリットポイントによる強化具合にもよるが、HPの減り方によっては片方のHPだけではなく両者のHPを瞬時に効率良く回復する手段へと変貌する。
本体とオートマトンとの距離がかなり離れていても、マニューバによる命令と同様に発動可能。
HPを入れ替えるというシンプルかつ大胆な仕様のため、様々な応用方法が存在する。

• マスターへのHP供給
  マスターがターゲットを取って戦っている場合などに、マスターの回復手段として利用できる。よくあるケースとしては、ケアルが欲しいときにパールアリエスがナ系を優先した時などの緊急回復手段として使われる。ほかにも、メイジャンの試練や素材狩り程度であれば、白兵戦フレームの硬さ

  注釈2

  格下の乱獲であれば射撃戦フレームでも応用が効く。
  とオートリペアキットのリジェネをあてに、本体をサポシにして黒衣チェンジのみでHPを補完するという荒技も可能である。
  

• 白兵戦フレームへのHP補給支援
  ホワイトキャンサーは、マスターより物理耐性が高いうえに、さらにアーマープレート等で充実させることができる。本職のナイトなどには敵わないが、それでも十分な硬さを持つ。しかしペットであるため、ケアルなどによる回復ができないのが難点である。
  黒衣チェンジを仲介して「HPを共有する」と考えるならば、ホワイトキャンサーがダメージを受けて、それをマスターが黒衣チェンジで回復し、その分減ったマスターのHPをケアルなどで回復するという方法がとれる。この戦法はサポ踊との相性が良く、弱めの敵を相手にした肉盾としての連続運用性を高めることができる。パーティー戦でケアルなど支援の見込みがあるならば、さらに耐久力を伸ばすことが出来る。しかし、オートマトンを回復させた後にマスターが危険な状態に晒されるほか、ヘイトを稼ぐ能力に関しては難があるため腹話術や外部支援も考慮に入れる必要がある。
  

• 射撃戦フレームへのHP供給
  ヘーゼルサジタリウスはWSの威力が高く、また発動タイミングが制御し辛い点があるため、不意にターゲットを取ってしまうことがある。不意の被弾でHPが激減したときの建て直しの際、オートリペアキットのリジェネでは間に合わず、リペアーは費用がかかりマイバッグを圧迫するのがネックである。黒衣チェンジを用いることで、これらの立て直しが容易となる。
  

• 魔法戦フレーム+マナコンバーターへのHP供給
  マナコンバーターや被弾によりオートマトンのHPが減ってしまうと、次のマナコンバーターで回復するMPが減ってしまう。特に自己回復能力が弱いフリントカプリコンでは、マナコンバーターをリキャスト毎に発動させると、自己回復のためにドレインを多用するので精霊魔法の頻度が下がってしまう。黒衣チェンジによりオートマトンのHPを回復することで、マナコンバーターの性能、精霊魔法の連打を引き出しやすくなる。
  

メリットポイントでなく、Lv40～50位からこのアビリティが欲しいという声もある。
読み方は「くろこちぇんじ」ではなく、「くろごちぇんじ」。「黒衣」は「黒子」の異字表記。歌舞伎や人形浄瑠璃などの裏方で、伊賀装束に似ている服装といえばおわかりだろうか。

【腹話術】【微調整】【最適化】【メリットポイント】【ＰＮバブーシュ+2】