Goblin Bounty Hunter

2007年3月29日のバージョンアップで追加されたゴブリン族のモンスター。
Bounty Hunterとは「賞金稼ぎ」という意味。

バルクルム砂丘／バタリア丘陵(南の石碑がある小島含む)／ブブリム半島／クフィム島／ソロムグ原野／コロロカの洞門の海岸沿いもしくは釣りが可能な場所等に多数で生息している。

ゴブリン族としてはほぼ唯一の俊足タイプであり、誰かをターゲットしているわけでもないのに物凄い勢いで海岸線を走り回り、たまに何かを見張るかのように立ち止まる。
平時は通常のゴブリンの移動速度の1.5倍程の速さがあるが、一度戦闘体制に入ると通常の移動速度に戻る。
鎧タイプ（戦士）のゴブリンで、戦利品は周辺のゴブリンに準じており、レベルさえ上げれば絡まれることはないが、同じ戦士タイプのゴブリンよりもやや攻撃力が高めになっているため、油断は禁物。

多くの人々がお察しの通り、このモンスターの最大の役目はレベル1で釣り続ける業者の寝釣りを排除するのが目的。
スペシャルタスクチームレポートの報告からそのためという意思が明らかにされた。
スクエニが公式にMPKを禁止している以上、プレイヤ−サイドから、こうした業者の寝釣りに干渉することができないので、このモンスターが配置されたのだろう。当然ながら、Goblin Bounty Hunterは中の人が不正行為者なのかどうかまでは判断していない（できない）ため、一般プレイヤーにも容赦なく襲い掛かってくる。危険地帯で釣りをしたければレベルを上げろ、というわけである。

モンスターで在りながら多くの冒険者に感謝される存在……とまではならず、砂丘の海岸やクフィムでのカニ・魚・ミミズといったメジャーなレベル上げや、レベル制限のかかる海図クエストに影響が出ている。

実装直後は、バルクルム砂丘E-9の木の間に死角があったため、寝釣り業者にとってはGoblin Bounty Hunterの存在は何の意味も持たず、一般のレベル上げパーティに対する脅威となっていた。
それに対処するためか、2007/07/25のスペシャルタスクチームレポートでは、ハンターの追加とルート変更が発表された。これにより、海岸線での寝釣りは完全に対策されたと思われた…が、結果、業者は移動ツール等を使用し海中で釣りをする方法に切り換えたため、Goblin Bounty Hunterは殆ど無意味な存在と化してしまった。自動Jail機能の実装により不正な座標を感知できるようになるまでは、この状態が続いた。

なお、「楽な相手」と表示されれば、倒すことで経験値を得ることが出来るが、このゴブリンの攻撃力は同レベルの戦士ゴブリンよりも高く、ジョブによっては下手に手を出すと「楽な相手のはずなのに…」と敗北必至に陥ることがあるので、気をつけよう。また、移動速度の速さも相まって、かなり遠くに見えている状態であるにも関わらず感知され襲われるケースも少なくない。

ゴブリンにしては珍しく「ぬすむ」で何も盗むことができない。（実装目的からして、このゴブリンで経験値やアイテム、ギルを稼ぐといった事ができないのは、ある意味当然と言えるだろう）

寝釣りキャラクターの排除が目的といっても、感知範囲内に入ったキャラクターが寝釣りかどうか判断しているわけではない。
絡まれるレベルであれば一般プレイヤーも他のアクティブモンスター同様に絡まれる。ヒーリングも例外ではないので注意したい。

バルクルム砂丘やクフィム島の海岸近くはレベル上げキャンプの定番であったが、Goblin Bounty Hunter登場により難易度があがっている。
Goblin Bounty Hunterには、移動範囲がほぼ海岸線に沿っている。
おそらく生息範囲も海岸線に沿った狭い範囲であると推測される。
停止するときは海側を向く等、寝釣り対策と思われる特徴的な動きをするため、キャンプをやや内陸側に移動することで避けることができる。
砂丘での主な相手はカニや魚であり、この2種のモンスターよりはGoblin Bounty Hunterのレベルは同等かやや低い。絡まれてもリンクしなければ対処は可能である。と言っても1海岸に3体は生息するため、対処中に他のBounty Hunterが高速で走り寄ってきてしまい、結果的に全滅に陥る可能性もある。

しかし、クフィムやバタリアのBounty Hunterはそこらのモンスターよりも格上的な位置(Lv30～36)に据えられており、レベル上げで絡まれたらまず勝てない相手だった。視界がとんでもなく広く、普通の敵では平気な位置から感知する為、カニや魚でレベル上げするクフィムやソロ上げをするバタリアでは被害が結構出ており、苦情が相次いだ。
これを受けてか2007年6月6日のバージョンアップにおいてクフィム島の(H-7)池周辺限定でGoblin Bounty Hunterのレベルが大幅に引き下げられた。詳細なレベルは調査待ちだがLv10程度。クフィムでレベル上げするレベルなら丁度～楽程度である。この池周辺はレベル上げのメッカだったこともあり、修正以前Goblin Bounty Hunter追加を知らないリーダーがここでの狩りをし全滅するという悲惨な光景が度々見られたが、この変更によって再度池周辺での狩りが復活した。とはいえアクティブなゴブリンがうろついているというだけでも、2007年3月29日以前よりは狩りの難易度は上がっているため注意が必要であることには変わりない。
Goblin Bounty Hunterのレベルの引き下げはクフィムの池周辺のみである。砂丘や他のGoblin Bounty Hunter生息域でレベル上げをする場合は要注意。なお、同じクフィムでもデルクフの塔の東に位置する海岸線に生息しているGoblin Bounty Hunterは、周囲のモンスターより強いため、こちらも注意しよう。

【寝釣り】【業者】

2007年3月29日のバージョンアップ（公式サイト）