Prien

記事名読み
ぷりーん
Prien

NPCの一人。ヒューム♂F5

バストゥーク共和国の第68代大統領。本名ウーヴェ・プリーン
生没年:天晶暦822~880(在任:862~865)。元・工務省職員。大統領就任前は一介の私塾を経営する教師であった。

政権を執ったのは4年間と短かったが、この天晶暦862~864年にクリスタル戦争が勃発しており、プリーン大戦時のバストゥークの指導者として歴史にその名を残している
注釈1
ちなみにバストゥーク以外のアルタナ四国大戦時の指導者は現在と変わっていない。


天晶暦861年、闇の王率いる獣人連合軍により人間諸国への事実上の宣戦布告が行われる。大統領就任直後のプリーンは、直ちにこれに対する非難声明を発し、共和国軍を戦時体制へと移行させた。これにより獣人人間という対立の構図が確立し、クリスタル戦争の幕開けへと繋がってゆく。

真っ先に獣人への対応を決めたバストゥークだったが、サハギン部隊によるバストゥーク港襲撃事件など旗色は決して芳しくなかった。プリーンジュノ大公カムラナートの呼びかけに応じ、サンドリア国王デスティンウィンダス指導者星の神子ル・ルデの庭にて会談を行い、アルタナ連合軍を結成。これが人間側の反転攻勢のきっかけとなり、クリスタル戦争のゆくえを決めることとなった。

水晶大戦時代は国内産業の保全と補給に注力。彼自身も補給物資を伴って戦場を視察したという。ちなみに、冒険者と相対するとき常にアダマンプレートアーマーに身を包んでいるのも、戦線視察のため甲冑姿であったことが多かったゆえとのこと。その姿は戦場に立つ共和国将兵を大いに鼓舞した。

大戦終結後、もとよりの政策主眼であった教育改革政策を推し進めるも貧困層の怒りを買い、鉄片追放
注釈2
この言葉が具体的に何を指すかは明示されていない。ちなみに現実の古代ギリシアには、独裁者となる恐れのある指導者を追放するために陶片追放(Wikipedia)という投票制度が存在した。
により失脚する。
「歴戦の教師」という異名があり、大統領選における彼の訴えはまさに「生活向上と教育制度の改革」であったとおり、彼の生涯のテーマは「教育」だといえる。政界への転身も、教師時代に貧困層が満足な教育を受けられないことに絶望したためだというのだ。
以上を踏まえると、大戦という国難を切り抜けた後の、しかも貧困層からの反発を受けた結果のこの失脚は皮肉である
注釈3
クエスト隠滅の炎で議会の追求を受けることを示唆されているし、戦中のミスリル銃士隊の不祥事の責任を引き受ける形になった可能性もある。


数代(約17年。この間の歴代大統領の記録は明らかでない)の政権交代を経て、当時工務省職員であったリヒター・カルスト(Hrichter Karst)大統領に就任し、現在まで続く長期政権を築いているのは周知の通り。

彼に関する記録はゲーム内でもほとんど語られて居ないが、激動の時を国家元首として導いた人物だけに、今後明らかになって行くであろう。本項は 『ファイナルファンタジーXI公式設定資料集』(エンターブレイン発刊)の記述を一部引用し、補完を行った。
関連項目
クリスタル戦争】【Karst】【大統領
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