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タブナジア
Mildaurion/ネタバレ
記事名読み
みるどりおん・ねたばれ
タブナジア大聖堂
の
枢機卿
ミルドリオン
の正体は、古代より悠久の時を生きてきた
ジラート
、正しくはかつて
クリュー人
であった
ジラート
の生き残り「
エシャンタール
(
Esha'ntarl
)」である。
ミルドリオン
は仮の名で、
エシャンタール
の方が本名。
プロマシアの呪縛
ストーリーの序盤から名前だけは出てきているものの、行方不明という設定であったため、まさか
アルマター機関
の要人
エシャンタール
と同一人物であったとは思いもしなかったのではないだろうか。
その人生
自身の時は止まったまま数十年前に目覚めた
カムラナート
、
エルドナーシュ
、
ナグモラーダ
および
アルマター機関
の上層部の者達とも、肉体は既に亡び思念だけをこの世界に留めている
グラビトン
、
イブノイル
とも違い、永遠の命をもって1万年の時を生き過ごしてきた。
何故1万年も生きてこられたのか。「ある
まがつみ
の結果」と彼女は語るが、
神都
アル・タユ
にある「
虚ろの器
」と呼ばれる装置によって自らの内の「
虚ろなる闇
」を消し去っており、その影響で不老の身体と心を読む力を得たのである。
なお、心を読む力を持っていることを伺わせる描写があったため、
エシャンタール
は単に
ジラート
であると誤解されがちだが、「
虚ろ
を消した結果
ジラート
になった」のである。もっとも
ジラート人
も
虚ろなる闇
を持っているので、
ジラート
の一員であっても厳密には
ジラート人
ではない。
また、
虚ろの器
が完成に至るまで、多くの
クリュー人
から
虚ろなる闇
が汲み出されている
注釈1
「
選ばれし死
」より。
が、なぜ
エシャンタール
だけが永遠の生を得たのか、そして他の
クリュー人
がどうなったのかは明らかになっていない。また、
ディアボロス
によって
虚ろなる闇
を取り除かれた
クリュー人
もいるが、
メルト・ブロー
の影響を受けて
トンベリ
に変化してしまった。このように、
虚ろなる闇
を取り除きつつも人として在り続けた
エシャンタール
はかなり稀なケースであり、
フェンリル
は彼女のことを「奇跡の存在」と称している。
また、
カムラナート
の代理人として、
ミッション
進行のつじつまあわせにも一役買っている。
ジラート
時代
ジラート
の時代。
エシャンタール
は
クリュー人
として生を受け、
虚ろなる闇
を取り除かれて
ジラート
の一員となった。経緯は不明だが、最後の戦いへと赴く前の
セルテウス
と会い、
世界の終わりに来る者
がいずれ現われること、そして
世界の終わりに来る者
を滅ぼせなければ
霊獣
との契約によって人類が滅ぼされるということを伝えられ、
世界の終わりに来る者
と戦うという使命を抱くことになる
注釈2
「
羅針の示すもの
」より。
。
そして
エシャンタール
は
男神
プロマシア
の復活を阻止するべく、永遠の命を持つものとして
霊獣
フェンリル
に
月詠み
を願い、1万年後(
冒険者
の生きる時代)に「定めの地
タブナジア
に、定めの子(
世界の終わりに来る者
)が生まれ落ちる」との預言を受けた。
エシャンタール
は人としてはあまりにも長すぎる時間をかけて
ヴァナ・ディール
の各地を旅し、膨大な
知識
と経験を得つつ、多くの人と出会いながら歴史の裏で暗躍し、「
世界の終わりに来る者
」を葬るための準備を進めていた。だがその過程で、ひとつの真実を知ることとなる。
「
世界の終わりに来る者
を人として殺しても、
母なるクリスタル
に還り再び戻ってくる。神として葬らなければならない」
プロマシアミッション
以前
フェンリル
の
月詠み
から1万年の後。
エシャンタール
は
ミルドリオン
を名乗り、
タブナジア大聖堂
の
枢機卿
になっていた
注釈3
サンドリア王国
の
爵位
も持っているなど、地位を固めていた模様である。
。全ては「定めの子(
世界の終わりに来る者
)」の前で「神の歌」を歌い、呼び出した
プロマシア
を葬るために。
だが「定めの子」
プリッシュ
は既に「
暁の瞳
」の能力により内なる「
虚ろなる闇
」を
魔晶石
に変えられ「
世界の終わりに来る者
」ではなくなっていた。なお、この時の
魔晶石
(
タブナジアの魔石
)は
エシャンタール
の手で封印されている。
何者かの采配か、それとも偶然か、不老の身体と心を読む能力という自分と同じ境遇となってしまった
プリッシュ
を
ミルドリオン
は自分のそばに置き、「忌むべき子」として扱われていたにも関わらずある程度の自由を与え、我が子のように見守り続けた。
天晶暦
862年、
クリスタル戦争
の到来による
オーク
を中心とした
獣人軍
の侵攻、そして
タブナジア
侯
アルテドール
の嫡子
ロシュフォーニュ
が
聖剣
を暴走させ大爆発を引き起こしたことにより
タブナジア侯国
は滅亡、
タブナジア
の地は地形が変わり
クォン大陸
から隔離されるといった大災害に見舞われた。
ミルドリオン
(
エシャンタール
)は、
タブナジア大聖堂
に逃げ込んできた
タブナジア
の民(および
プリッシュ
)を
大聖堂
の地下から港へと繋がる通路を開き民を避難させた後、姿を消した。数日後、
ミルドリオン
は
サンドリア王国
に姿を見せると、
爵位
を返上してそのまま行方知れずとなった。
プロマシアミッション
プロマシアミッション
の始まりとなる
天晶暦
884年。
バハムート
および
真龍
達が出現したとき、
エシャンタール
は
アルマター機関
の一員として動いていた。
ジラート
の王が
クリュー人
の心を読むために作った
アミュレット
によって
プリッシュ
の動向を伺いつつ、1万年の時を経て目覚めた
ジラート人
たちの動向にも目を光らせていた。やがて
エシャンタール
は
冒険者
の前に姿を見せ、
謎の少年
こと
セルテウス
の動向を探りつつ、
プリッシュ
を見守るよう頼む事になる。
事態が進展し、
ナグモラーダ
が自らの野心から暴走を始め、
バハムート
との対決が避けられなくなった時、
エシャンタール
は
プリッシュ
と
ウルミア
と
再会
する。
エシャンタール
は二人と
冒険者
を前にして、
バハムート
の動向から「
世界の終わりに来る者
」が未だに存在することを明らかにする。
バハムート
との対決へと赴く最中、
ナグモラーダ
の襲撃にあい、
冒険者
がこれを退けるも、
ナグモラーダ
は「神の歌」を歌い
バハムート
を呼び出して姿を消す。
エシャンタール
の前に姿を見せた
バハムート
は、「
世界の終わりに来る者
」は
プリッシュ
ではなく、
神都
アル・タユ
に存在するものであること、
クリスタルライン
の起動により
アル・タユ
を支える
母なるクリスタル
が力を失いつつあり墜落しかかっていること、そして墜落した際には開放された真の「
世界の終わりに来る者
」が
ヴァナ・ディール
の全ての
人間
達を
吸収
し完全なる
プロマシア
として復活を果たすため、
セルテウス
との契約に基づき復活を阻止するべく
人間
達を滅ぼそうとしているのだと述べる。
バハムート
の主張に対し、
エシャンタール
は
セルテウス
が
アル・タユ
の墜落を阻止する為に動いている事を伝えた。だが、
冒険者
が
セルテウス
の「計画」に動かされている事に気づいた
バハムート
は、態度を急変させ
攻撃
をしかけてくる。
テンゼン
はとっさの判断で「
鳳凰丸
」に宿していた
フェニックス
を開放させ、すんでのところで被害を最小限に食い止め
バハムート
を退かせるが、
フェニックス
(正しくは
フェニックス
の半身)は失われてしまう。
そして
プロマシア
を倒して戻った
冒険者
に対し、「
ミルドリオン
」として姿を見せた
エシャンタール
は、
冒険者
達に後の事を託し、自らは
アルマター機関
の監視者として
ジュノ
に留まることを告げる。
「
世界の終わりに来る者
」の再来
プロマシア
を倒すことができたものの、結果として「
世界の終わりに来る者
」を再び
母なるクリスタル
へと戻してしまうことになったが、当面の危機は避けられたと
エシャンタール
は安堵する。
しかし
バハムート
は依然として
リヴェーヌ岩塊群
に留まっていた。これを重く見た
エシャンタール
は
冒険者
に調査を依頼。
バハムート
が
母なるクリスタル
を包む「
虚ろなる闇
」の胎動を察知したことを知る。
更に
エシャンタール
は独自の調査で
ソ・ジヤ
で「
虚ろなる闇
」の奇妙な反応を発見し、
虚ろ
対策を施した調査団を派遣。偶然鉢合わせた
天晶堂
の
アルド
と共に「意思を感じ取れる黒水晶」を見出す。そこで
冒険者
を
プロミヴォン
へと向かわせ、3つの「意思を感じ取れる黒水晶」を発見させる。
エシャンタール
は、それらが既に亡き者となっていた
ナグモラーダ
、
カムラナート
、そして
エルドナーシュ
のものであると感じ取った
注釈4
ソ・ジヤ
で見つかったものは
ラオグリム
、つまり
闇の王
のものである。
。
改めて
バハムート
と会合した
エシャンタール
は現世に蘇ろうとする4人の「
虚ろ
の化身」との最終決戦を決意。
プリッシュ
をはじめ一連の出来事に関わってきた人物達、そして
冒険者
と共に
アル・タユ
の
母なるクリスタル
の前に集う。
ウルミア
が神の歌「
石の記憶
」を歌い終わったとき、
闇の王
、
ナグモラーダ
、
カムラナート
、
エルドナーシュ
が姿を見せ、さらにもう一人現れた人物が抱えていた
魔晶石
が砕けたとき、全てを決する戦いが幕を開けることとなる…。
最強の
NPC
月刊ファミ通コネクト!オン 2015年 7月号[雑誌]
では、世界設定上最強の
NPC
として
Esha'ntarl
の名が挙げられている。
戦闘
能力は決して高いとは言えないが、不老不死なので、
戦闘
した場合は相手がジリ貧で負けてしまうとされている。
なお、
シャントット
博士
はどうなのかという質問に対しては、
シャントット
博士
は強いものの、長期戦になると
魔力
が枯渇するという
弱点
があり、一撃で沈められない敵に対しては脆い面があることが指摘されている。
関連項目
【
Mildaurion
】【
Selh'teus/ネタバレ
】【
Prishe/ネタバレ
】【
Nag'molada/ネタバレ
】
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