Nag'molada/ネタバレ

記事名読み
なぐもらーだ・ねたばれ
のっけから「これぞ悪役!」といった風情でプロマシアミッションに絡んでくるナグモラーダ

彼は古代ジラート王国の生き残りで、ジラートの意思疎通手段である「心の声」を失った「クリュー」と呼ばれる種族
ジラート虚ろなる闇に蝕まれることで心の声を失い、クリューとなる。ジラートを「完全なる民」と信じる彼は、「不完全なる民」クリューに堕ちたことに強いコンプレックスを抱いていた。また同じクリューでありながら、クリューにも、ジラートにも、神獣にも従わずに独自の道を進み、最終的に虚ろなる闇を操るようになったセルテウスに対しては不信感とともに敵意を見せた。

彼の目的は、「真世界アル・タユへの扉を開き、自らの完全性を取り戻すこと。
そのために冒険者プリッシュを唆し、時には協力する姿勢を見せたりして神都アル・タユへの手がかりを模索する。

アルマター機関に所属していたのもその目的を遂行する手段の一環で、越権行為とも取れる暴挙をくり返し機関からもたびたび処分を受けていた模様。特にエシャンタールとの確執は根深く、思想や価値観の違いや、クリューであるコンプレックスも相俟って、元クリューでありながらジラートになった彼女との衝突は絶えず、命すら狙った事もあった。しかしこれが決定打となり、ナグモラーダアルマター機関ジュノからの追放を宣告される。
ここで黙っていないのが彼の彼たるところで、腹いせにバハムート討伐隊の飛空艇アルマター機関マメットと試作品の戦闘機械
注釈1
OmegaとUltima
を投入し妨害した上、バハムートを呼び出し奇襲作戦を台無しにして姿を消す。

やがてアル・タユに辿り着いたナグモラーダは、そこで目にした信じ難い事実…想像していた「真世界」とは程遠いアル・タユの実態と、何よりも心から敬愛する明星の巫女イブノイルの変わり果てた姿を前に暴走。全ての「真実」を知るため、「この世の終わりに来る者」に施された封印を解き放ってしまう。
真実を知ること。それは、神の意思を知ること…すなわち、男神プロマシアの意思と一つになること。彼は躊躇することなくプロマシアの「器」に施された封印を解く。
そして男神に取り込まれ真実を知るも、彼が得た真実とは絶望に満ちたものであった。

結果として男神は討ち滅ぼされ、取り込まれた多くの魂と共に彼も母なるクリスタルの許へ還り「完全な存在となる」という当初の目的こそ果たされることとなったが…時を経ずして戻ってくる事になる。

クリューであることの強いコンプレックスもさることながら、イブノイルへの敬愛が彼を突き動かしていたのは想像に難くない。もし彼が性急に事を運ばずに、運命を受け入れたのならば、優れた才能を別の形で発揮できていたのかもしれない。

特徴的な片眼鏡は、スカウターと呼ばれる事が多く、実際にバハムートの動向を伺う機能が備わっていたようである。

関連項目
クリュー

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