虚ろの器

記事名読み
うつろのうつわ/Chamber of Eventide
本項目はネタバレ要素を含んでおります。
注意して閲覧してください。

プロマシアミッションの後半で出てくる存在。
虚ろに関係するものらしいが、イマイチよくわからないものである。

虚ろの器」とは、ジラートの都アル・タユ内のフ・ゾイの王宮に存在する一種の治療装置で、人の中の虚ろなる闇吸収することができる。1万年前、暁の巫女イブノイル心の闇の増大によって心の声を失ってしまったクリュー人を救うため、この装置の開発を行った。これによりエシャンタール虚ろから開放されている他、開発の過程で多くのクリュー人たちから虚ろなる闇をくみ出している。ただし、エシャンタール以外のクリュー人たちがその後どうなったのかはプロMでは描かれていない。

だが、これはあくまでも虚ろを「吸収するもの」であり、消滅させるものではなかった。ある時期を境に虚ろの器は封印され、その存在は伏せられた。エシャンタールセルテウス虚ろの器を危険なものとみなしていることや、Quasiluminの中に「虚ろの器から虚ろなる闇が漏出した可能性があるため、研究施設への出入りを禁止した」という個体がいることから、虚ろの器虚ろを大量に蓄積したために何らかのトラブルが起きたものと思われる。ただし、詳細については不明。

クリューとの戦い、アル・タユ真世界転送を経ていく中、クリューセルテウス男神プロマシアの復活を防ぐため、虚ろの器に蓄積された虚ろ吸収して死に至る。フェニックスは大量の虚ろなる闇転生することを防ぐためにセルテウスと合一して蘇生させるが、根本的な解決にならず、逆にアル・タユで生まれた「世界の終わりに来る者プロマシアの器)」に狙われるという結果を招いてしまう。

結局、明星の巫女イブノイルが命をかけて「世界の終わりに来る者」を封じ、ひとまず危機を脱することができた。

なお、イブノイルは死した後、ナグモラーダによってウ・パトの交霊塔に葬られるまで虚ろの器の中で一万年間過ごしている。なぜイブノイル虚ろの器の中に入っていたのか、なぜ1万年もの間遺体が朽ちなかったのか、などは謎に包まれている。

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