カースドスフィア(かーすどすふぃあ/Cursed Sphere)
フライ族の特殊技 編
フライ族(通称トンボ)が使ってくる魔法属性(闇属性)の特殊技。ターゲット中心の範囲攻撃。尚、属性についての経緯に少々事情があるため、疑問に思われる方は、後述を参照してもらいたい。
範囲攻撃な上に威力も高く、総被ダメージ量は大きい。減ったHPを回復するためのMP消費も痛い。フライ族は特殊技の数が少なく、これの他に毒液とサマーソルト(プロマシアエリアの個体のみ)しかないため、かなりの頻度で使ってくる厄介な技の一つである。
対応策について 編
魔法属性攻撃なのでシェルが有効。大地の守り(召)、ランパート(ナ)によるダメージの軽減も可能。ランパートの場合は効果時間が30秒と短いため、特殊技を使ってくるであろうという”ころあい”をつかむことが大事になる。水属性との誤解からバウォタラが有効と思われていることがあるが、後述するとおり特に効果はない。なお毒液対策には有効。
攻撃範囲は敵ではなく「ターゲットを中心にした円形」であるため、「ターゲット対象と敵を挟んで正反対の、近接攻撃が届くギリギリ限界の位置」という極めて狭い部分に、カースドスフィアの範囲から逃れられる点が存在している。
近接攻撃の場合は、獣使いなどの限定的な状況を除けば実用性は低い知識だが、狩人が銃やクロスボウを適正距離で使う際は、立ち位置で範囲から逃れられるか否かが変化してくるので重要なポイントとなっている。
属性について 編
「闇属性であること」自体は早くから認識されていた*1が、明確な確認が取りづらく、しばしば物議をかもしていた。召喚士AFエボカーブレーサーの特性「召喚獣属性のダメージを時々MPに変換」を利用して闇属性であることが確認されたという経緯を持つ。2006年4月18日のバージョンアップで、青魔法のカースドスフィアが水属性として実装された際、フライ族のカースドスフィアも同時に修正され水属性になったと思われていた。その後の検証の結果、やはりエボカーブレーサー+ディアボロスでMP吸収できることから、闇属性のままであることが確認されている。
名称について 編
技名の意味は「呪われし球体」といったところなのだが、馴染みのない単語が並ぶせいか、カースドフィア・カーススフィア・カースドファイアなど結構名前を間違えられることも多い。「カース・ド/スフィア」と覚えると分かりやすいだろうか。
青魔法 編
Lv18 BP2 MP36 詠唱時間3秒 再詠唱時間19.5秒
系統:魔法-攻撃 属性:水 追加特性:魔法攻撃力アップ(4)
範囲内の敵に水属性ダメージ。
ステータスボーナス:MND+1
倍率 | 系統係数 | 修正項目 |
1.50 | INT差×1.00 | INT30% |
魔法系青魔法に分類される。アビリティ「ブルーバースト」によりマジックバーストが可能。湾曲連携に絡める魔法であり、後衛寄りの仕事をしている時には便利なものだろう。ただ範囲魔法なので周囲の様子には注意を払いたい。
また、威力的に(大体ウォタガ互換の性能)実用に耐えなくなってくる終盤においても、サウンドブラスト(BP1)との組み合わせ、トータルBP3で魔法攻撃力アップ(+20)が得られるため、魔法系青魔法を多用する青魔道士にとっては割と長くセットに入っている魔法でもある。
なお、モンスターの特殊技であるカースドスフィアとは属性が異なり、こちらは水属性となっている。
余談だがエフェクトは目の前に球体を出現させ飛ばすというもので、青魔法の詠唱ポーズと相まって気を練って飛ばしているようにも見える。
2011年5月10日のバージョンアップで実装されたヴォイドウォッチにおいて、水属性の青魔法弱点候補の一つに設定され、エンドコンテンツにおいてまさかの席を得ることとなった。
上記の通り全体的なコストが安く、取り回しも手軽なため最大BP60、セット数20という制限枠に頭を悩ませる青魔道士から見ると弱点候補魔法の中では使い易い部類に入る。
のみならず、習得レベルとの関係上サポ青で使用可能、かつダメージさえ通れば弱点は突けるという仕様から、メイン青魔道士でなくとも実用範囲で運用可能と見込まれており、報告が待たれる。
ラーニング 編
かつては多くのPCが本青魔法の解禁レベル前後でバルクルム砂丘のPT狩りを経験していたため、さほど意識せずともパーティプレイの最中に自然と覚えていたケースが多かった。だがアビセア、そしてGoV実装による通常エリアでのPT狩りが減少したことに伴い、ソロでの習得に挑まざるを得ない状況が増えている。
しかしながら、主なラーニング元となるであろう砂丘のフライ族のLvは20~23、本魔法の解禁レベルである18で青魔道士がソロをするのは少々骨の折れる相手と言える。
砂丘のアウトポストにはField Manualがあり支援を受けることは可能だが、近辺はアクティブなゴブリン族が多数徘徊しており、またフライ族自体にはリンクの特性があり比較的数体が密集しやすいため、ソロ狩りに慣れていない場合は最低限シグネットの回避・防御ボーナスが得られる程度までレベルを上げてから挑むのが安全だろう。
アドゥリンエリアのヤッセの狩場G-9にトンボがいる。
関連項目 編
【フライ族】【バ系魔法】【魔法系青魔法】【属性攻撃系青魔法】【弱点/ヴォイドウォーカー】- *1
- 2003/12/12発売の→FINALFANTASY XI ジラートの幻影 公式ガイド for EXPERT ヴァナ・ディール研究白書 Ver.031111 に記述がある。