Undine

記事名読み
うんでぃーぬ/うんでぃーね
ワールドサーバーの一つ。

プレイヤー参加型のテストサーバーとして2011年8月29日からオープンし、2016年7月26日まで運用されていた。
注釈1
2014/4/21以降は一時休止としてログイン不可能。

一般非公開のテストサーバーとしては従来もAtomosワールドがあったが、Undineプレイヤーが参加してテストプレイができるという違いがあった。

開発チームは、将来的にはこれまでの数カ月に一度の大規模バージョンアップの体制から、テストサーバーでの検証を経て案件ごとに逐次投入していくアップデート形式に移行することを目標としており、当時は移行期間として、大規模アップデートに向けての最終調整とプレビューについてのテストサーバーへ参加と、フォーラムへのフィードバックへの協力を求めていた。

なお、テストサーバーでのプレイはあくまでもテストプレイなので、不具合も散見されていた。そのため、公式フォーラムで不具合のアナウンスをチェックしながらプレイをすることが望ましかった。

また本来の使い方ではないが、テストサーバーではギルが事実上無限で、キャラクターをコピーすれば何度でもやり直しがきくため、一部の検証NM戦の練習に使うこともできた。
運用当時の参加要件
プレイするにはいくつかの要件を満たす必要があった。


以上の条件を満たした上で公式フォーラム
「ファイナルファンタジーXI テストサーバーの参加申し込みフォーム」
から登録を行う。

第二回までは

という条件も必要であった。

なお、登録しただけではプレイすることはできず、テストプレイ用のクライアントをインストールする必要がある。テストプレイ用のファイルは既存のデータとは別にインストールされるため、ハードディスクの空き容量が11GBほど必要になる。ダウンロードする圧縮ファイルだけでも5GB以上の容量があるので、空き容量には注意。

また、クライアントをインストールするだけではなく、FFXITC~で始まるzipファイルを解凍してできた"ffxi"フォルダ以下のデータを、インストール先の"FINAL FANTASY XI Test Client"に全て上書きコピーする必要がある。

テストサーバーは週一回程度のペースでバージョンアップが行われる。更新ごとにキャラクターを登録しなおす必要は無いが、一度サーバーを閉めて仕切り直すような場合は再度参加申し込みをしなければならない。その際は以前インストールしたクライアントを使用できる。

FAQ(外部リンク)も公開されているので、興味があったら確認してみると良いだろう。
特徴
基本的には本サービス(ライブサーバーと呼ばれる)と同等の仕様だが、一部はテスト用に仮データが与えられていたり、検証しやすいように制限が緩和されていたりする。
テスト環境を整えるため、テストプレイ用の特殊なNPCモグハウス内に配置されている。



この他、テスト内容に応じたNPCが配置・撤去されることもある。


歴史
第3回:2012年4月20日~2014年4月21日頃
新インタフェースのテストなど、何回かバージョンアップが行われていたが、2014年4月21日頃にひっそり終了した。
(公式には「運用一時休止」であり、テストサーバーへのログインボタンも残されていた。)

2014年2月に行われたアンケートではテストサーバーに関する調査も行われたが、テストサーバーでプレイする人口がかなり限られていることが数値上でも明らかになっている

項目割合
よくログインする1%
更新があった場合にはほぼログインする1%
興味のある内容の場合にはログインする5%
あまりログインしない11%
ログインしたことがない82%

この結果とバージョンアップサイクルなどを加味して、テストサーバーの運用を今後どのようにしていくか検討していくと発表されていたが、2016年7月26日をもって、運用を正式に終了することが発表された。
第2回:2011年10月8日~2012年3月30日
この回からテスト期間中にテストサーバーの更新が行われ、開発作業が終了したものから逐次導入されるようになった。
更新の際はデータはリセットされないため、継続してテストプレイを行うことができる。
慣例的に毎週金曜日に更新が行われているが、内容によっては多少前後することもある。

間に数回の大規模バージョンアップを挟み、2012年3月30日に終了となった。

おもなテスト内容
テスト項目は期間中のバージョンアップ実装されたため、そちらを参照されたし。

前回の反省を踏まえてか、ウォークオブエコーズやナイズル等にテスト専用の仕様(入室制限の撤廃、滞在時間延長など)が導入され、幾分検証がしやすくなった。
ただしバトルコンテンツに関しては人集めが難しく、十分な検証ができているかについては疑問の声も上がっている。
ネタバレ防止の観点から、ヴォイドウォッチ最終章に関してはテストサーバーへの導入はされなかった。

レギオンのテストでは運営チーム主催の体験会が行われ、実プレイに近い大規模な検証を行うことができた。また、有頂天ダメージコンテストのようなテストサーバーを用いたイベントも企画された。

不具合関連では11月25日の更新後、メイジャンの試練内容が正常に閲覧できず、トレードしたアイテムが帰ってこないまま消失するという重大なバグが発生した。
不具合は翌週の更新で修正されたが、テストサーバーのデータはいつでもコピーしなおすことができるため、特に巻き戻しなどの対応はされていない。

第1回:2011年8月29日~2011年9月20日
テーマ:次回大規模バージョンアップで追加される要素の検証と調整

この時はヴォイドウォッチ第2章のテストを行うため、ラバオカザムノーグに「=TEST=Voidwatch GM」というNPCが配置され、「ヴォイドウォッチ第2章」のテストのための各種設定変更やクルオ補充することが可能だった。

またワールドが完全に初期状態になっていたため、アビセアNMの多くも出現しておらず、ウォークも全く解放されていなかった。アビセアはともかく、検証対象の上位ウォークもプレイできないことについては批判の声も上がっていた。

召喚獣としては登場したことが無いが、FF12において「精霊ウンディーヌ」というモンスターとして登場している。
出典
ウンディーネは錬金術師パラケルススが提唱した四精霊のうち水を司る精霊。名前は「波の乙女」「波の娘」というほどの意味。
同社作品の聖剣伝説シリーズでもウンディーネという精霊が登場している。

人間の女性と同じような姿をしており、子供を作ることもできる。
関連項目
ワールド】【Atomos
外部リンク
テストサーバーFAQスクウェア・エニックス サポートセンター)

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