アーサー王伝説においてアーサー王が所持していた槍。別名をロンゴミニアド、または単にロン(「槍」の意味)とも。
神から与えられた
神聖な武具として
エクスカリバー、
カルンウェナンと並び称され、『ブリタニア列王史』によれば「切っ先鋭く、幅広で殺傷に適した槍」。
最後の戦い(
カムランの戦い)にて裏切りの息子モードレッドを討ち果たす時に使用していた槍でもある。
ファンタジー作品では聖槍の一
振りとして、イエス・キリストが十字架に磔にされた際、死亡を確認するために脇腹に突き刺された槍「ロンギヌスの槍
」と混同されることも多いが、槍としては別物であるという説が有力。
土着の伝承が「アーサー王伝説」として成立する過程でキリスト教的解釈等が取り入れられたことにより、聖槍のエピソードも登場するようになったこと、
聖剣エクスカリバーと並び立つアーサー王の武具としてのイメージもこの混同に拍車をかけているものと思われる。
FFシリーズでは
FFXIVや
DDFFにて登場している。