メナス武器

メナスインスペクター専用ポイント「メナスプラズム」で交換できる武器、ないしメナスインスペクターNMがドロップする武器の通称。

メナスインスペクターのボスがドロップする武器、もしくはボスがドロップする素材を用いた合成品は含まれないことが多いが、NMドロップ品の延長品として一緒に扱われることもあり、文脈にもよるので注意。

メナスインスペクターで入手できる装備は武器だけではなく防具もあり、総じて「メナス装備」と呼ばれることもあるが、前衛の武器を一新したという点でFFXIに大きな影響を与えた武器群が特に「メナス武器」として言及されることが多い。

D値が既存の武器性能を（Lv99のRMEすら）大きく上回っており、実装直後は多くのプレイヤーが目を疑うことになった。

しかも蓋を開けてみると入手難度（後述）は極めて低く、1日中プレイし続ければ複数本手に入れることも十分可能であったため、前衛に求められる武器が一気に塗り替わることになり、世の前衛アタッカーたちがこぞってメナス武器の取得に走るという事態になった。

メナスインスペクターのコンテンツレベルの想定としては、スカーム、七支公の次に位置するコンテンツであったのだが、挑戦のハードルの低さや必要ポイントの低さからユニクロ装備同然の扱いとなっている。

しかし、一部の武器の性能のみが一気に上がったために、様々なひずみもまた生み出しており、早急なバランス調整が求められている（後述）。

交換するためには、対応するメナスインスペクターのNMを倒し、だいじなもの「ユグ準結晶」を入手する必要がある。ユグ準結晶は3つあり、欲しい武器に対応したユグ準結晶が必要となる。

このだいじなものはランクIV～V（地下空洞第2区画）のNMに相当するため、ランクI～III（地下空洞第1区画）のNMと比べて難易度はやや高め。

その上でメナスプラズムを30,000ポイントためると、西アドゥリン(I-10)インベンター・ワークス近くに出現するNPC「Forri-Porri」に交換してもらえる。

NMからの直接ドロップもあるが、NMは倒しても装備をドロップしないことも多く、ドロップしたとしてもロット勝負になるため、入手経路としてはメナポでメナスプラズムを稼いで交換するという方法が主流である。

メナス武器はアーケイン・グリプトによってさらに強化が可能である。武器のラインナップ、および強化内容ついてはインベンター・ワークスの項を参照。

• メナス武器の恩恵に与れるかどうかによってジョブ性能の伸びが大きくばらついたために不公平感が生じている。特に有利なのは両手武器で、1本しか装備できない片手武器は伸びが小さいし強化の面でも不利になる。また、ペットの性能の伸びは相対的に小さく、魔道士に至ってはほとんど変化がない。これは2013年7月9日のバージョンアップで導入されたアイテムレベルによって緩和・強化され、ペットジョブに関しては該当する装備品に合わせてペットの内部レベルが上昇するようになり、アドゥリンエリアでも戦えるようになっている。遅れて2013年8月6日のバージョンアップではアイテムレベルが設定された一部装備品がさらに強化された。該当する装備品には戦闘スキルや魔法命中率、魔法攻撃力、魔法ダメージといったプロパティが追加され、前衛の強化にあわせて後衛の強化もなされている。同時に片手武器のステータス補正も変更され、両手武器偏重の流行にまったをかける形となったが、片手武器、両手武器、魔法、といったおおざっぱな分類であるため、いまだバランスが取れているとは言いがたい

  注釈1

  青魔道士がそれにあたる。物理系青魔法はメイン武器のD値の影響を受けるが、魔法系青魔法や魔法命中率に関しては、得意とする片手剣には付与されていない。
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  また両手武器の中でも、なぜか間隔がスピア類となっている両手槍のように、他の両手武器と差が生じているものもある。
  
  
• 他の武器よりD値が非常に高い上に取得が容易なため、それまで使い分けや入手難度の差という形で共存していた様々な武器の多くが相対的に存在意義を失った。これはレリミシエンピですら例外ではない

  注釈2

  ただし、レリミシエンピについては公式フォーラムで要望が行われた結果、さらなる強化ルートの追加が発表されている。
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  新装備の追加によって過去の装備が存在意義を失っていくのは、バージョンアップが繰り返されるオンラインゲームにおいては当たり前の出来事だが、変化があまりに急激であったために各所で物議を醸している。これは、今までのキャラクターを育てて強くする、という視点からアイテムを育てて強くする、という視点にシフトしたためであるが、既存武器や既存コンテンツを完全に駆逐しうるほどの変化であったため、そのパワーインフレによってゲーム内コンテンツのバランスが崩れつつある。また、そうした「育てる」メナス武器をさらに凌駕する「メナスボス武器」の実装により、育てるという積み重ねすらも否定するというよくわからない方針になってしまっている。
  

また、プレイ環境や欲しい装備によって様々なコンテンツに分散していたプレイヤーがメナスインスペクターに集中する事態となり、プレイの自由度が減ることを懸念する声もある。

2013年5月には変化から取り残されたジョブについては調整が発表されており、2013年7月9日のバージョンアップで「アイテムレベル」という概念が導入されると共に様々な調整が行われていった。

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