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歴史
インフレ
記事名読み
いんふれ
インフレ
とは
インフレ
ーション(inflation)は、物価が持続的に上昇する経済現象。
インフレ
とも呼ぶ。英語で「膨張」の意味。 典型的な
インフレ
は、好況で財やサービスに対する需要が増加し、需給が逼迫することによって発生する。すなわち経済全体で見た需要と供給のバランス(均衡)が崩れて、総需要が総供給を上回った場合に、これが物価の上昇によって調整されることで発生する。物価の上昇は貨幣の価値の低下を同時に意味する。
注釈1
「
インフレ
ーション」『フリー百科事典 ウィキペディア
日本語
版』。2007年10月31日 (水) 12:33 UTC、URL:
http://ja.wikipedia.org
より引用。
ヴァナ・ディール
における物価事情
2005年1月時点での状況
各鯖の
競売
で多くの
アイテム
の相場が、数ヵ月前からは考えられないほど高くなった。このため、
レベル上げ
に必要な
食事
、
ミッション
や
クエスト
で使う
薬品
や
アイテム
、レベルに応じた
装備
など、
ヴァナ・ディール
上で生活する上で必要な
アイテム
に、これまで以上に費用がかかる状態となった。
さらに一部の高額
アイテム
を
一般人
が入手しようとした場合、それ以前は
レベル上げ
や
ミッション
、
クエスト
などをしばらく行わないで
金策
していればいずれ手が届くかに見えていたが、禁止されている
RMT
(
リアル
マネー
トレード
)でもしないと購入できないような金額まで跳ね上がった。
2006年1月時点での状況
1年経って
インフレ
は一段と加速した。各種
レアアイテム
は以前の数倍に値上がりし、通常の
レベリング
に必要な
食事
や
忍具
でさえ、以前では考えられないような金額になった。
スコピオハーネス
、
クジャクの護符
、
クラーケンクラブ
、といった
レアアイテム
は軒並み数億
ギル
以上といったあり得ない値段まで上昇し、それらは
カンスト
バザー
していても買われてしまうという事態にまで発展していた。
その頃を知るものはこう言う。「あの頃はハイパー
インフレ
だった」と。
2006年夏時点での状況
莫大な
ギル
を溜め込んだ
アカウント
の削除、
寝釣り
対策、度重なる
アイテム
の
NPC
売り価格の引き下げといった開発側の方策を受けて、物価はひとまず反落し、多少とも落ち着きを取り戻している。こうした状況下で、
インフレ
を当て込んで投機的な取引を行っていた
職人
等において多額の損害が生じ、やや過熱気味になっていた「
インフレ
心理」がいくらか冷やされたことも、なにがしかの
インパクト
があったと思われる。
2007年以降の状況
2007年始めから、高額
アイテム
・
消耗品
の値下がり傾向に転じ、下げ止まりになる部分も多く見られるようになり、概ね万人が地道な
金策
をすれば、購入可能な程度に落ち着いていった。
インフレ
の弊害は多岐にわたるが(例えば、
ミッション
や
クエスト
の
報酬
が実質的に意味を失う、
RMT
が横行しているイメージによる風評など、新規
プレイヤー
への事実上の参入障壁となる等)が、このまま物価水準の調整が進めば、
MMO
を蝕む癌と言っても過言ではない、
インフレ
がもたらした様々な弊害も徐々に和らぐのではないかと期待されるようになった。
インフレ
発生の原因
貨幣流通量の増加
基本的に
インフレ
は、ゲーム内の
ギル
の需要・供給のバランスの崩れに起因するが(詳しくは、「
ギル回収
」の項を参照されたい)、
FFXI
は、相対的にゲーム内での
ギル回収
のシステムが乏しいため、
ヴァナ・ディール
全体に
ギル
があふれ、
インフレ
傾向が高まったという見方である。
この
ギル
があふれる原因として、
ギル
引き出しと呼ばれる
アイテム
店売り
などでのシステムからの
ギル
入手がある。
また、
インフレ
が進むにつれ
金策
が必要となり、以下のような理由から、
インフレ
の一段の加速を招いた可能性がある。
より多くの者が
ギル
を引き出すようになったこと
ギル
引き出し方法の情報が多くの者に伝わったこと
多くの者のレベルが上がり、
乱獲
などによる
金策
が楽になったこと
RMT
を行う多くの
ユーザー
(
業者
含む)も
ギル
引き出しを行うようになったこと
エリア
・
移動魔法
での
合成
で
素材
の
ロスト
が無かった
バグ
でリスクゼロで
合成
や
分解
ができたこと
多くの
ユーザー
が
カンスト
するにつれ、それまで狩れなかった
HNM
がコン
スタン
トに狩れるようになったこと、
旧貨幣
、
BF
の追加
アイテム
等、高額で売買できる
アイテム
が増えたため、多額の「
ギル
を退蔵していた者達が、これらを一般市民より購入し、中流階級(小金持ち)が増えたことが物価上昇に拍車をかけた可能性も指摘されている。
中華
勢力の台頭
また別の原因として、
中華
勢力の台頭を挙げるむきもある。
インフレ
が顕著になってきた時期と、
中華
の活動が各鯖において活発化していった時期とが符合することが、こうした見方の背景にあるようである。
RMT
(
リアル
マネー
トレード
)
海外の
MMO
では
RMT
が比較的広範にみられるため、海外
ユーザー
や、それに触発された国内
ユーザー
が
RMT
を行うようになり、それがゲーム内経済に影響を与えたとするもの。
高額商品を買うためには、どの
プレイヤー
もある程度の
金策
を行なう必要があるが、
RMT
により、(発覚しない限りは)一瞬にして大量の
ギル
を入手できる。このことが、一部の
プレイヤー
の金銭感覚を
麻痺
させ、
アイテム
の相場の高騰(=急激な
インフレ
の進行)を招いた一因であると主張する人は多い。
なお、
RMT
は
FINAL FANTASY XI
では禁止されている行為であり、売る側はもちろん、買う側も処罰の対象となる。規約違反にも関わらず行なう
RMT
利用者が諸悪の根源。開発側も様々な対処を施しているが、根本的な解決にはいたっていない。
ネットゲームにおける
インフレ
FFXI
に限らずネットゲームにおいて
インフレ
が程度の大小こそあれ存在するのはとりたてて珍しくもない。
オフライン
ゲームでとにかく敵を狩りつづけていればいずれ
所持金
がとんでもない額になるのと基本は同じで、システムから引き出される金額>システムへ還元される金額であれば、いずれは
インフレ
の問題が生じることになる。
このため、
MMO
では、何らかの形での「
通貨
回収メ
カニ
ズム」が基本設計の一環として用意されるのが一般的である。ゲームによって、そのメ
カニ
ズムの効率性にはかなり違いがあり、
FFXI
はどちらかといえば回収が緩い部類に属する。詳細は「
ギル回収
」の項を参照されたい。
ネットゲームにおける
インフレ
の問題点
インフレ
が深刻化すると、しばしば一般
アイテム
と
レアアイテム
の価格差が激しくなり、そのゲームでは「
レアアイテム
を手に入れるために、他の
レアアイテム
を入手し売る」という、原始的な取引手段である物々交換による経済に近い状態が生まれたりする。これはとりもなおさず、ゲーム内における重要な要素である「
通貨
」が実質的には意味を失った状態と言える。
また、
インフレ
が進行し、あるいは収束する局面ではゲーム内
通貨
の価値が通常では考えられない水準で変位していく。そのため相場が乱高下し、その変調にうまく乗じることの出来た一握りの成功者を生み出す一方で、正直者が馬鹿を見るようなケースも枚挙に暇がないほど発生する。総じて、そうした過度の相場変動は
プレイ時間
に比例した
報酬
を得るという
MMO
ネットゲームの基本法則を揺るがす要因であり、多くの
プレイヤー
に対して個人の力では対応不能な深刻な影響をもたらすことになる。
以上のようなことから、多くの場合、運営側にとっては、
インフレ
対策は、コンテンツの拡充と並んで、
MMO
の中長期的な成功の可否にかかわってくる重大な課題として、継続的に取り組む必要があるポイントと考えられている。
関連項目
【
ギル回収
】
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