無ヘイト釣り

記事名読み
むへいとづり
ペットモンスターに対し最初の攻撃ファーストタッチ)を行うとき、一定の条件下において「ペットマスターが敵のヘイトリストに載らない」という現象を利用した戦術

この戦術によって、釣ったモンスターを任意の地点でヘイトリストクリアされた状態(所謂、呆ける状態)に置くことが可能となる(ただし、BFなどで特殊な連動ヘイトを持つ敵の場合はその限りではない)。これを利用すればリンク必至の大集団から1匹だけをぬいて呆けさせたり、邪魔なザコをイリュージョンで消失させたりといった挙動が可能となる。

現在この戦術が可能なのは、ペットジョブの中でも獣使いからくり士のみであるが、その方法はそれぞれのジョブごとに異なる。
操り・呼び出しを問わず、ペットの行動によって獣使い本人がヘイトリストに載るのは、獣使いたたかえで指示した敵にペット通常攻撃をした場合のみである。このことを利用する方法。

具体的な手順としては、ペットTPを1000以上貯めてから、目標に対したたかえを使う→通常攻撃をする前にほんきだせしじをさせろ特殊技目標の敵に対して使用する→通常攻撃をする前にもどれを使う。

この時点で、目標の敵のヘイトペットにしか乗っておらず、マスターヘイトリストにさえ乗っていない状態となる。この後にかえれを行う(あるいはそのままペット攻撃されて倒れる)と、敵はヘイトリストクリアされた状態となる。

獣使いの場合、よびだすリキャストは通常5分と長いため連続して使うことは出来ないが、範囲特殊技を使わせれば複数の敵を一度に消すことが出来る点が特徴といえる。

オートマトンの敵を目標とした魔法は、着弾前にリトリーブを行って戦闘状態を解除した場合に限り、敵のヘイトペットのみに乗り、マスターヘイトリストに乗らない。これを利用した方法。

具体的な手順としては、敵に対する魔法を詠唱する構成でオートマトンを組む→応急処置orアクティベート目標の敵に対しディプロイオートマトン魔法を詠唱開始→魔法の着弾前にリトリーブ

この時点で、目標の敵のヘイトオートマトンにしか乗っていないため、獣使いの場合と同様この状態でディアクティベートなどでペットを消滅させることで、任意に敵を呆けさせる、あるいはイリュージョンさせることが可能となる。

からくり士の場合、戦術の要諦となる応急処置及びディアクティベートリキャストが1分という短さであり、また獣使いと異なり事前にTPためる必要性がないため、連射性や即応性において獣使いに大きく勝る。反面、オートマトンは範囲を対象とした魔法を使わないため、獣使いのような集団に対する無ヘイト釣りは不可能である。

からくり士におけるこの戦術の利用法としては、ホルレーの岩峰で行われる印章BF「光る眼」などが有名である。前後に長いBFを利用して、Sobbing Eyesを無ヘイト釣りによって釣り、あとは坂の下までひたすら逃げ、任意の点でディアクティベートすることでボスを呆けさせるというもの。ゆっくりと上に戻っていくボスに対して同じことを繰り返せば、延々とマラソンが可能である。速射性の高さを存分に活かした戦術であるが、操作ミスをしでかすと当然地獄が待っている。


関連項目
ペット釣り】【召喚釣り】【出し入れ

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