イギリスの伝承に登場する、
トカゲのような怪物。
ドラゴンと同一視される。
ラムトン家の放蕩者の跡取り息子が、罰当たりにも安息日にウィアー川で
釣りをしていると、この
ワームが針にかかった。
彼は恐ろしくなって、この
ワームを近くの井戸に投げこんでしまう。
ワームは井戸の中で成長し、巨大な怪物になり、毒の息を撒き散らし、一帯を荒らしまわった。
ワームの身体は
切断されてもすぐに治癒し、元通りに繋がってしまう。
責任を感じたラムトン家の息子は、魔女に
ワームを倒す方法を教えてもらう。
魔女の助言通りに、彼は
鍛冶屋で一面に刃や釘がびっしりと植えつけられた鎧を作ってもらった。
この鎧に
ワームが巻きついて彼を絞め殺そうとするほど、
ワームの身体に刃が刺さって傷つけられるという。
彼は鎧を着込んで川の急流の中、
ワームを待ち構えた。
急流の中で彼を締めつける
ワームの身体は刃の鎧によって
切断され、再びくっつく間もなく、急流で下流へと流されていってしまった。
時折
HPが
回復する挙動や、
称号の
ラムトンウォームデセグメンター(ラムトンウォームを分離する者)は、この出典が元となっているものと思われる。