FF11待望の小説化で2002年12月20日に第一作目が発売。人気も上々のようで、続巻も順調に発表されている。2005年の夏に、発行部数がシリーズ累計50万部を突破したことが小説のオビに記されており、近年累計100万部間近とも囁かれているが公には発表されていない。
内容は、ゲームのストーリーをそのままなぞったものではなく、オリジナルの
キャラクターに
ヴァナ・ディールの設定をうまく取り入れたオリジナルストーリー。オリジナル要素については賛否両論だが、ゲームノベライズにしては珍しく長いシリーズとして続巻が順調に刊行されているということが、人気の証拠ではあるのだろう。
ちなみに、作者自身も
FF11の
プレイヤーだが、最近はあまりプレイしていないらしくレベルは上がっていない。
鯖や
キャラ名は小説の後書きを参照して欲しい。だが『終わりなき大地の唄』時点では持ち
キャラに
AF119装備をさせられるくらい
レベルアップしている(ニコニコ動画内のインタビューより)。
メインシリーズでは、主人公は二組おり(巻数で言うと1~3・7・11~15・20~24・33巻の主人公と、4~6・8~10・16・26~28巻の主人公)、どちらも
ヒューム♂がヒーロー、
ヒューム♀がヒロインとなっている。基本的に主人公同士が会うことは無いが、周りの一部の
キャラクターが両方のストーリーに登場している。特にストーリーの
リンクが大きい部分としては、「8~10巻のラスト→11巻≒16巻のプロローグ→12・13巻≒16巻の前半→14・15巻≒16巻の後半→16巻のエピローグ」が挙げられる。
アトルガン実装後の連作「
アトルガンの娘たち」では、
ミスラ姉妹が主役であり、
メインシリーズの一部の
キャラクターが登場している。
「
ザルカバードの鼓動」のみそれまでのオリジナルストーリーとは異なり、ゲームのストーリー
のノベライズとなっている。
「
ザルカバードの鼓動」以降発売が止まっていたが、
ヴァナ・ディールの星唄最終章配信に合わせ「完結編」となる作品が出版された。
イラスト担当は金田榮路(『終わりなき大地の唄』ではイラストなし)。
25巻は
ヴァナ通とのコラボ企画として、
皆川史生が担当している。
29巻はアン
ソロジー短編集となっており、執筆者は
はせがわみやび、高殿円、田口仙年堂、イラスト担当は金田榮路、うず、
皆川史生となっている。
30~32巻の「
ザルカバードの鼓動」は
皆川史生が担当している。