RMT

記事名読み
あーるえむてぃー
Real Money Tradeの略称。一般的には、リアルのお金を利用してゲーム内通貨を売買する行為を指す。大多数のオンラインゲームでは禁止されている。

FFXIにおいても、RMT利用規約で禁止事項に明記されており、さらに下にあげるような警告文も発表済み。違反者は厳しい処罰(アカウント停止)の対象になる。

なお、RMTが認められているオンラインゲームも数はごく少数ながら存在する。こうしたゲームではRMTを前提としたゲーム設計が行われているが、そうした想定が存在しないFFXIにおいてその可否の判断が覆ることは、ありえないと考えられる。

ゲームデータを現実世界の金品によって売買する行為について
プレイオンラインおよびファイナルファンタジーXIを含む運営中のタイトルにおいて、
オンラインゲーム内の通貨アイテムキャラクター等のゲームデータを、
現実世界の金品によって売買する行為(RMT)は、プレイオンライン会員規約および、
ファイナルファンタジーXI 利用規約を含む各オンラインゲーム規約において禁止されています。
 ※「プレイオンライン会員規約」第8章 第23条, 第24条, 第25条
 ※「ファイナルファンタジーXI 利用規約」第6条
RMT禁止の判断について、弊社の統一方針として一律に禁止するものではなく、
原則としてタイトル別に判断が行われることとなります。現在リリース済み、
または運営中のタイトルにおいては、取引詐欺など現実社会での事件に発展する危険性がある点、
および設計上RMT活動を前提としていない点から、RMTの禁止が覆ることはありません。
ゲーム内、および対応可能な範疇においては既に対策を行っており、
以降も継続して問題の発見、検討、対策を行ってまいります。
なお、禁止行為が発覚した場合には、プレイオンラインからの強制退会等、
厳しい措置が執られる場合があります。

RMTの悪影響
多額のギルを保持しているプレイヤーが、現金(リアルマネー)を得るためにオークションサイト等を通じてギルおよびアイテムを売却するのが一般的なRMTである。プレイヤー引退する際に、所持しているギルないしアカウントそのものをRMTするというケースもある。

最近では、RMT業者が入り込み物議を醸している。
業者の引き起こす問題点は主に3つ。


他のプレイヤーのプレー体験やゲーム世界の経済バランスを崩す行為であることから、一般のプレイヤーとは大きな軋轢が生じている。

NMドロップ品を独占するため、24時間中大人数で張り付いて一般プレイヤーには触れられないようにし、対抗しようとするプレイヤーには罵詈雑言
注釈1
例えば中華業者で最も有名な台詞は「cao ni ma(お前の母親を犯してやる)」。
を全員で浴びせ掛けるという手段が取られている。
それに対して開発サイドではNMトリガー化、ドロップ品のエクレア化などの対処が成されているが、根絶には至っていない。
注釈2
例えばデルクフ上層ではトリガー独占を目論む中華プレイヤーが今だに蔓延っているのだが。


なおTellでの攻撃GMポリシーで禁止された事により、その名残りとしてテリトリーに入ったプレイヤー業者キャラクター全員で調べるというハラスメント行為が今だに存在している。ただしこちらはチャットフィルターで対処が可能である。

ギルを売買する行為」そのものは、ヴァナ・ディール全体のギル総量を増加させることにはあたらないが、RMTの原資を稼ぐために行われている行為の中には、寝釣りや鉱石掘りをノンストップで行うといったインフレの原因となるものが含まれる。さらに、独占による競売価格の吊り上げ等により、インフレの助長行為を行っている事例も非常に多い。

なおアトルガン実装直後月単位での大規模粛清により、ゲーム内物価は半年で1/5~1/10、あるいはそれ以下になっており、業者が引き起こしたインフレの程が推し量れる。

なお、RMT集団のギル財源稼ぎには、通常のサービス提供エリアの国民も関与しているのは明らかであるが、中国大陸系の集団の存在感も高い。
MMOでは中国以外のRMT労働者も多く、FF11についてもその存在が明確に確認されている。もっとも、世界最大のMMOであるWoWでも、RMT関係者に占める中国語圏の者の比率が高いことは広く知られるに至っており、アライアンス(Raid)を組んだ際に、リーダーが「意味の通る英語の文章を2つ書いてみろ」と全員に要求する光景がみられたりすることがある(=中華業者の実働人口は雇われた一般人で教育程度が低く、英作文が出来ないため)。

また、「日本人運営なので安全です」と謳っているRMTサイトも存在するが、そもそもそういう問題ではない。

くれぐれもFFXIではこれらの行為は完全に禁止されており、どのような言い訳をしようが運営者側に発覚し次第それなりのペナルティが加えられる。
それらに関したプレイヤーやサイトがあれば、速やかにGMコール、またはSTTの用意しているメールフォームへの通報をおすすめする。


運営側の対応スタン
ゲーム内外でのRMT問題への批判が高まる中、当初スクウェア・エニックス側は明確な証拠がないとの理由で、有効な対策を取り得ていなかったが、2005年2月に、サービス開始以来初めて、RMT業者等の利用規約違反者を対象にした一斉アカウント強制削除を行なうとともに、以下の声明を発表した。悪質な規約違反者のアカウント強制削除はこれまでにも度々行われてきたが、800アカウント以上の削除という具体的な数字が出てきたのはこれが初めてのことであった。
不正行為に対する対処について
2月15日、規約違反行為を繰り返し行っていた事が確認された800アカウント以上について、
一斉にプレイオンラインからの強制退会処分を行いました。
このアカウントの使用者は、主にノートリアスモンスター狩場を集団で独占し、
さらにその場にいる他のプレイヤーに対して悪質なハラスメントMPK等の嫌がらせ行為を
繰り返し働いていたものです。
ハラスメント等の嫌がらせ行為は、利用規約でも禁止されているとおり、
いかなる理由があっても許されるものではありません。
また、狩場モンスターを独占するために他のプレイヤーのゲームプレイを著しく阻害する行為は、
決して認められるものではありません。
以上のことを踏まえ、利用規約違反行為を行っている事が明白であるプレイヤーに対して、
厳然たる対処を行いましたことをお知らせいたします。
ハラスメント行為の被害に遭われた場合には、その被害を受けたご本人から直接GMコールにて
ゲームマスターまでご報告ください。
今後とも健全な運営を保つため、お客様のご理解とご協力を宜しくお願い申し上げます。

前回の大規模摘発から1年経って再び摘発が行われた。今回はチートも関係していたらしい。
不正によるRMT行為への対処について(2006/02/09)
昨年末頃から、一部のプレイヤーの大幅な価格操作などにより、アイテムの取引価格が急激に高騰する現象が全ワールドで同時に発生しておりました。
この問題について開発およびGMにて詳細な追跡調査を行った結果、不正な手段を用いてギルを大量に所有し、現実世界の金品による売買(RMT)を行っている集団が存在することが発覚いたしました。
このたび、当該件に関する一連の対処が完了したことを受け、対応内容等についてご報告いたします。
今回の調査により、不正を行っていたアカウント、および不正な手段で得たギルを利用して大規模なRMTを行っていたアカウントのうち、現在までに700アカウント以上を特定し、本日までに全て強制退会の処分を実施いたしました。
引き続きこれらのアカウントから不正なギルの収受を行っているアカウントに対しても調査を続行しております。
この処分によって、全ワールドで3,000億以上の不正に利用されていたギルを回収することができ、極端な貨幣価値の低下・アイテム価格の高騰という問題は、緩和される方向へ向かい始めております。
なお、不正を防止するための対策につきましては、1月18日より2度にわたり全ワールド緊急メンテナンス作業を実施し、既に完了しております。
これまでにも重ねてお知らせしておりますとおり、ファイナルファンタジーXIでは不正行為およびRMTを例外なく禁止しております。これらの行為については、今後も行為を発見し次第厳しい対処を行うとともに、すべてのユーザーの皆様が安心してプレイできるようより一層の取り締まり強化を行っていく所存です。
今後とも健全な運営を保つため、皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

また、著名なRMTサイトに警告文書を送りつけることもしているようだが、決定打とはなっていないのが実情である。一部の攻略系・情報系サイトでは、広告用バナーなどを利用したRMTサイトへのリンクが貼られており、簡単にRMTサイトを見れてしまうのが実情である。
必ずしもサイト管理者が意図的にRMTサイトへのリンクを張っているのではなく、広告バナーの契約元にRMT業者が割り込んでくることが多いと思われる。もっとも、広告収入狙いが見え見えで、バナーで埋め尽くされたようなサイトもFF11に限らずアフィリ厨として非難されていることもしばしば。サイト管理者が広告バナーの設定でフィルターをかければ排除できるが、RMT業者もフィルターを迂回する対策を行ってくるため、いたちごっこの様相を呈している。

多くのオンラインゲーム同様、FFXIにおいてもRMTはなかなか排除できない問題になっている。これは言い換えれば業者にとっておいしい商売として成り立つだけの、「買う側のプレイヤーの存在」
注釈3
サンドリア港モグハウスを出てすぐの位置で、相場的に不相応な値付け(ゴミを単品で100万ギルや多数で単価10万ギルなど)をしたバザーをしているキャラクターを見かけたら、ほぼ間違いなくギルを買うためのものである。なぜならば、RMT業者ギルの販売単位が100万ギルであるのが傍証である。
が、無法な手段を使ってまで金策をする業者を増殖させているのも事実である。

2006年2月21日には、RMT抑止策の一つとして宅配機能への修正が発表された。この措置の結果、RMT業者としてはビジネスの効率が著しく阻害されるのは明らかであるが、一般プレイヤーへの副作用も無視しえないものがあり、RMT問題への対応がいかにゲーム体験のクオリティに大きな影響を与えているかが改めて浮き彫りとなった。

宅配制限に関して
ギル宅配に以下の制限が設けられました。
・一度に宅配できるギルの上限が100万ギルに変更されました。
・8つのスロットのうち1つにしかギルを入れられなくなりました。

外部サイト

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