コンフィグで調整可能な設定の一つ。
ログウィンドウに表示するメッセージを、種類別に制限することができる。
フィルタリング処理は
サーバー側で行われ、非表示にした種類のログは
クライアントに送信されることすらないため、
クライアント側から見れば通信
負荷を軽減させることができる。
FFXIでは、会話、
戦闘などの全てのログがわずか8行の
ログウィンドウに表示されるため、比較的重要度の低いメッセージ(
ジョブによって異なるが、例えば味方の
攻撃失敗など)の表示を
カットすることでより重要なログを流れにくくする。
フィルター種別は大きく分けて
の3種がある。その中で
戦闘はさらに細かく分かれ、
の6種の対象に対し、
の6種(一部6種に満たない対象もある)の手段によるログを個別に表示・非表示設定することができる。
場合によっては1行のログが上記の幾つかの条件に同時に当てはまる場合がある。その場合、ログの表示・非表示の設定は対象のうち上にあるものほど優先される。
例えば
パーティ戦闘においては、敵は「自分の
攻撃対象」であり、「
パーティメンバーの
攻撃対象」でも、「
戦闘中の
NPC」でもある。
このとき「自分の関係する行動」「
戦闘中の
NPCが関係する行動」を「表示」に、「
パーティメンバーの関係する行動」を「非表示」にしていると、敵が自分や敵自身に対して行動する時はそのログを表示し、
パーティメンバーに対して行動する時はそのログを表示しないという挙動になる。
説明だけではややこしく見えるが、実際かなりややこしい仕組みになっているので、ログの取捨選択が自分の望む通りに行えるよう、実践を通して
微調整していくのが最も確実である。
多数の
プレイヤーが集まる
イベント(
ビシージや
デュナミス等)では、
チャットフィルターを有効活用して、
クライアントにかかる
負荷を軽減することができる。こうした設定が、
回線切断の有無を左右するファクターになることもあるようだ。
ただし、このフィルター機能も不要なログを100%シャットアウトできるわけではなく、自分が必要とし表示する設定にしていたログの前後数行に、非表示に設定した種類のログが紛れ込むことがある。
非常に多くの
プレイヤーが集まって行動している場合にその傾向は顕著で、自分と同時に他人が何らかのアクションを起こした場合に、その他人の行動がフィルターをすり抜けて自分の元に届くケースが多い。
会話と
システムメッセージについては、
チャットチャネルごと、
システムメッセージ種別ごとに設定できる。
会話についてはon(非表示)/off(表示)のほかにholdという選択もある。このholdは、流れの速い
戦闘中などでも発言から一定時間
は
ログウィンドウの上部(8行のうち最大4行まで)にログが残り続けるというもの。多人数での作戦行動中、指示を聞き逃さないようにするために役立つ機能といえる。
また、tellに関してのみ、着信時に音を鳴らすことができる。この音は決して大きくないもの(
call20の「チロリン」に似た鈴の音)だが、誘われ待ちの間画面から目を離している場合などに勧誘の着信を耳で知ることができるのは便利だろう。
システム
LV1(「
調べる」通知)をオンにすると、
着替えログが消えるようになった。なお、
着替え失敗ログはオンにしても通知される。
※注 この項では機能内容の説明のため、公序良俗に反すると思われる単語もそのまま掲載しています。
PCのあらゆるメッセージに対して、公序良俗に反する語を
????で伏字にする機能も、「
チャットフィルター」と呼ばれることがある。
主に猥褻な言葉・差別的な言葉が非表示になるが、主に平仮名・片仮名あるいは両方が混じった状態でたまたま前後の文からそういう語と見えてしまった場合も、フィルターの対象となってしまうことがある。
- 「アダマンこう」(修正済)
- 「ああなるほど」(修正済)
- 「インもう切れた。パウダー分けてください」
- 「ゴブリンブッチャー」(修正済)
- 「あけおめ~ことよろ~」(特定条件下に限り修正済)
- 「寝バザーメンバーばっかり」(修正済)
これら「公序良俗フィルター」対象単語のリストが公表されていないので憶測にしかすぎないが、日本語のうち標準語(東京弁)、関西弁などを中心に性的な意味や差別的なニュアンスを持つ言葉がリストアップされているようである。中には意外な方言の意外な単語がフィルターにかかり、ちょっとしたハプニングを起こすこともあったりなかったり。
またこれらは清音濁音半濁音の区別をつけず、清音の文字列がフィルターに引っかかるようならば濁点や半濁点がついていても容赦なくフィルターにかかるよう(またはその逆)になっている。
- 「トロピカルマンゴー」(修正済)
- 「キッコーマン」
- 「ガダちん、ボギー後ろ来てる」
しかし、これらのフィルターは意図しない形で発動することのほうが多く、意思の疎通に不都合を生じることが多かった。そのためかフィルター対象語は度々更新されているようで、上記(修正済)の記号が示すように過去フィルターがかかっていた単語でも現在では表示されるようになっているものも多い。
中には、「あけおめ~ことよろ~」のように、「あけおめことよろ」の8文字に限りフィルター除外処理を行い、1文字でも不足している/合致していないとフィルター対象になる(「あけおめことよ」や「あけおめ~ことろろ~」ではNG)ケースもある。
この局所的な除外処理の結果、例えば性器を示す単語でも「ちんこ」「まんこ」はフィルター対象外、「ちんぽ」「おめこ」はフィルター対象と、いずれも知名度の高い俗語ながら処理の結果が分かれるという現象が起きている。
海外サービス展開に伴って英単語のフィルターも規制が
強化されCockatriceの名前にフィルターがかかって表示されない、たまたま特定文字列を含んでいた
PCの名前にフィルターがかかって表示されないというケースも発生した。
前者の
NPC関係はフィルター対象から外され、現在は表示される。しかし後者の
PC名のフィルターは現在も有効である。このため自分の名前にフィルターがかかってしまって表示されないという人は、現状のまま我慢するか改名するかの選択を迫られることになる。
なお、この機能は
コンフィグ>グローバル>フィルタリングツール>
チャットメッセージフィルターからオンオフできる。