プレイオンライン

記事名読み
ぷれいおんらいん/PlayOnline
プレイオンラインとは、スクウェア・エニックスの提供する総合エンタテインメント・ネットワークサービスのこと。通称POL
プレイオンラインビューアーを通して行うサービスの他に、playonline.comドメインで提供されるサービスすべてを指している場合もある。

FFXI』をはじめとするいくつかのオンラインサービスを提供している。プレイステーション2(プレイステーション2互換対応のプレイステーション3でも可能)、WindowsXbox 360でサービス提供されており、海外では北米・欧州でもサービスが提供されている。

プレイオンラインの機能は、プレイオンライン・メール(電子メールアカウントが与えられる)、チャット、メッセージ機能や、フレンドリストと、プレイオンラインビューアー(各コンテンツにアクセスするためのブラウザ)がある。

プレイオンライン自体には利用料金がかからないため、『FFXI』等を解約したとしても電子メール等の機能は利用できる。

プレイオンラインに入会するには、プレイオンライン対応ソフトに付属するレジストレーションコードが必要である。

オンラインゲームとして提供されたコンテンツは以下のとおり。

テトラマスター』と『雀鳳楼』は、1つの専用ソフトウェアとしては販売されていない。レジストレーションコードは他のプレイオンライン対応パッケージに同梱されている。
余談
当初のプレイオンラインビューアーは起動時になかなかユニークな起動音が鳴った。
それを文字で表すと以下のとおり。さらにこの顔文字入りのFlashも作られた。
(;´Д`)イェ~エェエェェ・・・・・(こんき~ん こぉん・・・)
(;゚Д゚)ヲィ~ヲィィ~イィィィ~ (;´Д`)ィィィ・・・
だんっだ、だんっだ、だららららっ!
どぅっだだらだ、どらだった どぅっだだらだ、どらだった
どぅっだだらだ、どらだった どぅっだだらだ、どらだった (・∀・)しゃらーらっ!
ゴォオ(;゚Д゚)ハッ! ズズ(;゚Д゚)ハッ! (;゚Д゚)ハッ! ズズ(;゚Д゚)ハッ!
ゴォオ(;゚Д゚)ハッ! ズズ(;゚Д゚)ハッ! (;゚Д゚)ハッ! ずぅ、しゅるりるりるっ!
だーった、たた しゅぅ ガー、だーった、たた しゅぅ きん、ガー、(;゚∀゚)がぼ!
だーった、たた しゅぅ ガー、だーった、たた しゅぅ きん、ガー、(;゚∀゚)がぼ!
たたしゅぅ きん、(;゚∀゚)がぼ! しゅぅ きん、(;゚∀゚)がぼ! しゅぅ きん、(;゚∀゚)がぼ!
だだんっ!   ブイィィィィィィィィン


FF11のサントラベスト盤にあたる「FINAL FANTASY XI 8th Anniversary Memories of Dusk and Dawn」」ではフルバージョンで収録されている。

なお、PS2版ではアップデートした後でも「(;´Д`)イェ~エェエェェ・・・・・(こんき~ん こぉん・・・)(;゚Д゚)ヲィ~ヲィィ~イィィィ~」までは聞くことができた。また再インストール等で旧バージョンのプレイオンラインビューアーになった場合は全て聞くことが可能。
プレイオンラインという名称
プレイオンラインと言えば、アクセラが1998年に創刊したオンラインゲーム総合誌「月刊PlayOnline」が存在していた。PlayOnline (雑誌) - Wikipediaが、2000年にアクセラからデジキューブへ編集部ごと売却される。売却とほぼ同時期にデジキューブの親会社スクウェアからプレイオンライン構想が発表され、同誌はその後1年ほどであっさり休刊していることから、PlayOnlineの商標獲得が目的の行動だったと思われる。

合併前のスクウェアにおいては、playonline.comドメイン配下でゲーム情報全般の提供を行い、square.co.jp上では企業情報のみを公開していた。

当初の開発段階では音楽配信、コミック配信、ニュース配信などの数多くのコンテンツが企画されていた。しかし映画版FFなどの財政上の影響により計画を大幅に縮小し、実質的にオンラインゲームにログインする際の入り口のサービスのみとなっていった。
そのオンラインゲームもFFXIを残して終了または移管し、また他のコンテンツも既に終了しており、ポータルとしての存在感はなくなっている。

元は複数のコンテンツを一つのプラットフォームでアカウントを管理・販売・配信するという構想そのものは非常に先進的であったと言える。
POL登場時はオンラインでのゲーム配信(バージョンアップやサポート含む)をOSとハードウェアに異存せず安定した環境で行うことが困難であり、ユーザー利益としてのセキュリティ面や企業利益としての著作権保護面などの見地より独自開発のプラットフォームでそれらを確保するという見通しが立っていたとも考えられる。

結局のところ事実上の失敗となった本構想であるが、その当時より相当の年数が経過した後に本構想とかなり似通うSteam
注釈1
開発元Valve Corporation
という成功例が国内でも認知される様になった。
Web決済を電子決済システムへ振り、個人間アカウントメッセージ機能をアカウント管理専用サーバー振りユーザーフォーラム運営とバージョンアップ情報を広報部門が一元管理・配信するという企業側の思惑がこの構想の大本にあったとも考えられる。

尚、本構想が暗礁に乗り上げた理由は定かではない。しかし、「開発情報」における混乱振りPOL上の全く増えなかったコンテンツ辺りが責任者
注釈3
田中弘道FFXIプロデューサーを務めたがPOLそのものの責任者とは言えない。その後、拡張ディスクのプロデューサーを務めた後にオンライン事業推進担当を務めた時期はあるがPOL開発当時の責任者が誰であったかの手がかりはない。
を決めぬまま出航した操舵主のいない船という印象を残すこととなった。
外部リンク

関連項目
アカウント】【プレイオンライン・メール】【スクウェア・エニックス アカウント

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