ソーサラーリング

指装備の一つ。2003年7月17日のバージョンアップで追加された。

愛称は「ソサリン」。
獣人印章50BF「三つの葛籠」「戦う羊」で入手の可能性がある。

潜在能力の発動条件は、「魔法発動時のHPが最大HPの76%未満」かつ「TP1000未満」。
この際の「最大HP」とは、見た目上の最大HPではない。以下のルールが適用される。

• 最大HPとして反映されるもの
  
  • メリットポイントのHP
    
  • HP-装備全て
    
  • HP+装備で矢弾、背、右指以外の部位
    
• 最大HPとして反映されないもの
  
  • ○○HPをMPに変換
    
  • HP+装備で矢弾、背、右指に装備したもの
    

自分のHPを減らした状態で大ダメージを与える（大ヘイトを稼ぐ）というデンジャラスな性能である。
エンミティダウスやマナウォールなどの防御手段が充実する高レベル帯ではリスクはかなり下がっているため活用しやすくなっている。

もしHP変換装備だけでHPを25%（正確にはHP76%から-1以下へ）減らせるのならば、HPゲージを黄色にしなくても潜在発動が可能である。
実際に使用する場合はHPを減らした後でその部位をINTや魔法攻撃力アップ装備に着替えることでさらに威力を追求することができる。この場合ゲージが黄色くなることもあるためPTメンバーの精神的負担や生命感知には注意が必要である。

アビセアにおいては支援効果を受けるとタルタルでもHPが多くなり、潜在発動の条件を満たすのが非常に困難になるため活用は難しい。アートマによる魔法攻撃力アップの恩恵により装備の比重が軽くなることも併せて考えると、アビセア内では無理をしてまで利用する意味は薄いかもしれない。

実装当初はヘルプテキストが「魔法ダメージ+10%」となっていたが、2003年10月21日のバージョンアップで修正された。

実装当時は、発動条件が全ての装備品を含めたHPの約75%未満(つまりHPが黄色以下である間)であると信じられていた。
このため敵に殴られるか、ポイズンなどの魔法をもらうなどきわめて限られた状況下でしか潜在能力を発揮できない微妙装備であるとの認識で、競売でも捨て値で取引されていた。

しかし実装後一年がたった頃、掲示板において、潜在能力発動条件が「素のHPの約75%未満であること」が確認され、ダメージを追い求める黒魔道士の熱い視線を受けることとなり、競売価格はうなぎのぼりとなった。
また変換装備をはじめとするHPを大幅に削ることができる装備品の充実により、任意に潜在能力を発動することがより簡易になったことから、人気はさらに増した。

Lv99及び、アイテムレベル時代になってからは、様々な理由によりほとんど使われなくなってしまった。

• 他の装備品での魔攻ブーストが大幅に増えた結果、他の指輪との差（大体+5程度）では大差なくなってしまった。
  
• マジックバーストが重要になった。
  
  • ファストキャスト装備→MB装備で2回マジックバーストを成功させるのが基本になり、そこにHP調整装備を挟むと作業が煩雑になりすぎる。
    
• ファストキャスト狙いで黒魔道士のサポ赤が増えた。
  
  • 主にMB2回入れるためである。結果コンバート用の保険にHPを残す人が増えた。
    
• フェイスと相性が極端に悪く、併用してしまうとフェイスのMPが枯渇する原因にしかならない。
  

しかし、指装備で単純な魔攻をここまでブーストが出来る装備はいまだにこれだけである。

【ジョブリング】【魔法攻撃力アップ装備】