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ネタバレ
Karaha-Baruha/ネタバレ
記事名読み
からはばるは
神々の書
から「
召喚
」の技術を復活させ、
召喚魔法
を編み出した世紀の天才。
タルタル♂F4
/
F8
の
フェイスタイプ
で、オリジナルカラー(黄緑色)の髪である。
20年前
星の神子
が
星読み
で
ウィンダス
の滅びを見ると、
召喚魔法
を使い
フェンリル
を操って滅びのさだめを変えようと試みるが、その巨大な力に耐え切れず命を落とす。同時に
フェンリル
を殺し、
ウィンダス
から星月の加護が失われてしまったものの結果的には滅びは
回避
された。彼ほどの天才が
召喚
で命を落とす事を予見できなかったのだろうか?それとも?
「……我、星月の加護をもって汝に再び悠久の契約を求める!」
星の神子
が彼に
神々の書
の閲覧を許したり、
星の神子
の寝室から彼の研究室(
心の院
)へ直接行けたりと二人の間柄はかなり特別なものだったと思われる。
「
星の神子
さま。私を信じて下さい。」
ウィンダス
を滅びから救うには初代の
星の神子
が詠んだ
月詠み
の予言(古の契約)を破棄するしかないが、それは月の意志である
フェンリル
を殺すことを意味する。だが
ウィンダス
は星月の加護で成り立っている国家である。
フェンリル
を殺し、加護を失えばその時点で滅びを
回避
できても結局国が次第に衰退して滅ぶのは目に見えている。
そこで
カラハバルハ
は
月詠み
を破棄して尚且つ星月の加護を失わない方法を考えた。それは
フェンリル
を一度殺して同時に
月詠み
の予言を破棄、その後殺した
フェンリル
を復活させて星月の力も復活させるものである。そのために
カラハバルハ
は幾重もの策を用意していた。
カラハバルハ
の策
完全召喚
リミララ
の
月詠み
を破棄するには
フェンリル
を殺さなければならない。しかし、巨大な力を持つ
神獣
を殺すなど不可能である。
そこで
カラハバルハ
が用いたのが
召喚魔法
である。それも力を借りる
召喚
ではなく
フェンリル
と精神を
リンク
し、完全に操る「
完全召喚
」。
完全召喚
で
フェンリル
と精神を
リンク
、そして自ら死ねば自分と
リンク
している
フェンリル
を殺すことができる。
手の院の禁術
しかし、
フェンリル
を殺すことができたとしても、それだけでは
ウィンダス
は星月の加護を失ってしまうため、
フェンリル
を復活させる方策も必要になる。
そこで
カラハバルハ
が目をつけたのが
手の院の禁術
である。
魔法人形
の製作者が死ぬとその
魔法人形
も停止してしまうが、もしその停止した
魔法人形
を無理やり復活させると
魔法人形
製作者も蘇るというもの。
もちろん
フェンリル
が
魔法人形
を作るはずもないが、
カラハバルハ
が
魔法人形
を作り、
完全召喚
を行って
フェンリル
と
リンク
すれば
カラハバルハ
と共に
フェンリル
を復活させることは可能である。
そこで
カラハバルハ
は自ら
カーディアン
「
ジョーカー
」を作り、
完全召喚
の後にそれを復活させることで、
フェンリル
の殺害と復活を行うという一石二鳥の計画を立てた。
カーディアン
「
ジョーカー
」
だがここで問題が四つ起こる。1つ目は
完全召喚
と
手の院の禁術
を併用した場合、正常には復活できないリスクがあること。
通常の禁術であれば
術者
は生前と同じように復活するが、
カラハバルハ
は
フェンリル
と精神を
リンク
したまま復活するので、精神が混ざり合ったり、不安定になる危険があり、場合によっては復活後の計画の遂行に支障が出てしまう。
この問題に対して
カラハバルハ
が用意した三つ目の策が、
フェンリル
の意識を
ジョーカー
に宿し、自ら完全復活に向けて活動できるようにすることである。
このために
ジョーカー
に
魔法塔
の魔導器の全てを任せている。また、
ジョーカー
に
フェンリル
の意識を宿す「
ジョーカーのカード
」を
トライマライ水路
に隠し、復活した
ジョーカー
がそれを求めるようにしたのも布石の1つだろう。
後々、蘇った
カラハバルハ
は不安定な精神を宿した「
黒き使者
」となってしまったため、この時の布石が生きることになる。
野良カーディアン
そして2つ目はそもそも誰かが
ジョーカー
を復活させなければ自分も
フェンリル
も復活できないこと。
ジョーカー
復活は国の者に任せることもできるが、その時の情勢や手違い、この策の漏洩などで復活が失敗する恐れがある。よって
ジョーカー
復活は第三者の手によるものが望ましいだろう。
これに対する策として当時軍隊用に「主人」の設定をされていた
カーディアン
たちに目をつけた。
カーディアン
は「主人」と認識する者の命令に従う。当時戦時中だった
ウィンダス
では
カーディアン
を軍隊に仕立てるため、それぞれの
カーディアン
に認識ナンバーの上の者に従うような設定がなされていた。
カラハバルハ
は
ジョーカー
を認識ナンバーの最も高い
エース
・
カーディアン
の「主人」に設定したのだ。つまり
ジョーカー
を
カーディアン
の頂点に据えたことになる。
ジョーカー
が死ぬと
カーディアン
たちは「主人を失った」という問題を解決するために主人・
ジョーカー
を復活させようと動き出す。実は
ジョーカー
を復活させようと
ウィンダス
を離れて活動している
カーディアン
たちが
野良カーディアン
になったのだ。
以上が
カラハバルハ
の布石があったことが明確に分かる範囲である。
しかし、
カラハバルハ
の計画を成就させるためには他にもいくつかの要素が働いている。
月詠み
3つ目の問題は「
手の院の禁術
で蘇ったものは、人形にこめられた
魔力
が尽きると再び死んでしまう」ということ。
つまり、復活させただけでは再び
フェンリル
は死んでしまうのである。
ジョーカー
=
フェンリル
は復活を恒久のものとするため、
月詠み
の儀式で「願いを現実のもの」とし、復活を完全なものとしている。
月詠み
の「時」を導くためには、
満月の泉
に
星の神子
、復活した
カラハバルハ
(
黒き使者
)、
ジョーカー
を一堂に会する必要があった。
ジョーカー
は直接
星の神子
に接触し、
冒険者
と
アジドマルジド
の力を借りて
黒き使者
を呼び寄せることでその「時」を導いている。
特別な
魔導球
4つ目の問題は「大量の
魔力
を秘めた特別な
魔導球
でなければ人形を復活させることはできない」ということ。
これは
ホノイゴモイ
が「自分のもの」と主張する特別な
魔導球
を偶然手に入れた
スターオニオンズ団
の子供達の手によってなされている。とはいえこの
魔導球
も複雑な経緯をたどっており、謎が多い。
まず
ホノイゴモイ
の目的は
渦の魔道士
ガラズホレイズ
を
手の院の禁術
で復活させることであり、おそらく特製の
魔導球
もそのために作成させたか購入したか、もしくは
ホノイゴモイ
の家に代々伝わっていたものと思われる。目的は違えど元々
手の院の禁術
のためのものなのだから、これによって
ジョーカー
が復活したのも故無きことではない。
しかし、その
魔導球
は
ホノイゴモイ
の手から失われ、いかなる経緯か
カーディアン
の手に渡り、それを
ナナー・ミーゴ
が騙し取り、子供達が手に入れるという道筋をたどっている。
魔導球
が失われた経緯は不明だが、
ゾンパジッパ
との会話にそのヒントがある。
Zonpa-Zippa
: ……いやいや、しかし、
もしもあやつらが
ジョーカー
を手に入れても、
普通の
魔導球
では生き返らぬはずだぞ!
いったい、誰がどうやって……?
Zonpa-Zippa
: (まさか……、あの時、
ヤグード
に奪われた……?)
(
ウィンダスミッション
「
死者の人形
」より)
この「
ヤグード
に奪われた
魔導球
」が
ホノイゴモイ
の
魔導球
なのだとしたら、
魔導球
は
ゾンパジッパ
がまだ
ウィンダス
にいた頃に
ヤグード
によって奪われ、それが
カーディアン
の手に渡ったことになる。
ゾンパジッパ
もこの強奪事件に関わっていたフシがあるが、彼と
ホノイゴモイ
の関係については定かではない。
カーディアン
の手に
魔導球
が渡った経緯について詳しい説明は無いが、
アジドマルジド
は光の部屋の封印が盗まれた件について、
カーディアン
と
ヤグード
の間の取引の結果と推測している。この
魔導球
を手に入れるために、
カーディアン
が
ヤグード
に封印を引き渡したという可能性は高い。
計画通り?
カラハバルハ
のこと、
手の院の禁術
の限界は把握していたはずである。
月詠み
については、そもそも
ジョーカー
が
月詠み
に不可欠な要素なのだから、
カラハバルハ
と交わった
ジョーカー
=
フェンリル
が
月詠み
を自ら導くことは不自然ではない。
だが、
魔導球
に
カラハバルハ
の干渉があったような描写はほとんどない。しかし、
野良カーディアン
は(騙し取られたとはいえ)特別な
魔導球
を手に入れていることから、生前から目をつけていた可能性は高いだろう。
それに一見偶然の連なりのようにも見える
魔導球
の流れだが、
ジョーカー
は「わずかに残った星月の力が、
カラハバルハ
に助けて欲しいという
星の神子
の願いを聞き届けた」と言っていることから、何らかの運命的な力が働いていたのかも知れない。もしかしたら
冒険者
が
月詠み
に関わったことも…。
そして…
カラハバルハ
は
手の院の禁術
、
完全召喚
、
ジョーカー
、
野良カーディアン
、
月詠み
を使って
聖都
防衛、
リミララ
の
月詠み
破棄と星月の加護の復活をやってのけたのである。
その後 - 明かされた素顔
ウィンダスミッション
等の回想で彼が登場するシーンが存在するが、
ズームアウト視点
か
終始後姿のみ
か
ぎりぎり横顔が見えるか見えないか
の
立ち位置
であり素顔に関しては謎が多くおぼろげだった。
その模様はゲーム外でも如何なく表現されている。設定資料集のデータの似顔絵や
ヴァナ・ディール トリビューン
の「
ヴァナ・ディール
人名事典」にて表れており
正面
を向いているが影で素顔が見えない
と謎の人物であることを徹底していた。
当時の
グラフィック
の
解析
などにより
フェイス
は
タルタル
F1B(
とんがり
)説と言われていた。その理由として。
調度品
の絵画「
若き召喚士の憂鬱
」の顔が
タルタル
らしい人物画でF1またはF5タイプの顔で描かれていたこと。
上記の絵画のタイトルから著名な
召喚士
としては彼のみしか挙げられないこと。
ネタバレ
となるが「
黒き使者
」のその見た目から
とんがり
頭だと思われていたこと。
アルタナの神兵
が導入された後は歴史を目の当たりにする
冒険者
=
プレイヤー
に対して答えるかのように、長く謎だった彼の素顔と
ウィンダス
を救った英雄としての瞬間…その姿を垣間見ることとなった。
関連項目
【
Karaha-Baruha
】【
完全召喚
】【
Joker
】【
野良カーディアン
】【
月詠み/ネタバレ
】【
黒き使者/ネタバレ
】
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