THE STAR ONIONS(ざ・すたーおにおんず)
FFXIのスタッフを中心に結成されたバンド。カタカナ表記されるときは、公式・非公式を問わず「ザ」が抜け落ちて「スターオニオンズ」とされることが多い。略して「スタオニ」と呼ばれることも。
名前の由来はウィンダス連邦のスターオニオンズ団だが、当初は「ゴブリンズ」になりかけていたところを、メンバーの反対によって現在の名前に落ち着いたらしい。
メンバーは、演奏する楽曲により柔軟に入れ替わるようだ。過去に4度のライブパフォーマンスを行っている。
この時のメンバーは水田直志氏(リーダー、ベース担当)、関戸剛氏(ギター)*1、谷岡久美氏(ピアノ&シンセサイザー)、岩崎英則氏(シンセサイザー)*2。
曲目は、「Prelude(谷岡氏ソロ)」「Gustaberg」「Ronfaure」「The Federation of Windurst」「The Sanctuary of Zi'Tah」、アンコール「Ru'Lude Gardens(谷岡氏ソロ)」。
ドラマーが居ない編成であり、ギターのストロークを工夫するなどの手段で、独特の音楽を作り出していた。このうち「Gustaberg」は、「プロマシアの呪縛 オリジナル・サウンドトラック」にボーナストラックとして収録されている。
この時のメンバーは水田直志氏(リーダー、ベース担当)、関戸剛氏(ギター)、谷岡久美氏(ピアノ&シンセサイザー)、甲田雅人氏(シンセサイザー)*3、Michael-Christopher Koji Fox氏(ドラム)。
曲目は、「Yuhtunga Jungle」「Rolanberry Fields」「Mog House」「Awakening」、アンコール「Selbina」。
「Awakening」のみ、ゲストメンバーとして羽入田新氏*4がドラムで参加し、この曲ではマイケルはエレキドラムを担当。
また、このうち、「Rolanberry Fields」「Mog House」については後述のアルバムCDとほぼ同じアレンジになっているが、その他の演奏曲はこのライブのための新アレンジである。一度目のライブや、アルバムCDの収録曲に比べて、ロック色の強い楽曲が多くなっている。
メンバーは、ゲストの羽入田氏も含め、「FFXI サマーカーニバル2005」時と同様。
曲目は、「Yuhtunga Jungle」「Rolanberry Fields」「The Forgotten City - Tavnazian Safehold」「Mog House」「Awakening」、アンコール「Vana'diel March」「Selbina」。
このうち、「Tavnazian Safehold」「Vana'diel March」は、後述のアルバムCDと同じく谷岡氏のピアノソロであり、残りの5曲は「サマーカーニバル2005」時と同じアレンジであった。
演奏曲目は以下の通り。
5月12日「Ronfaure」「Awakening」「Vana'diel March」
5月13日「Ronfaure」「Awakening」「The Sanctuary of Zi'Tah」
メンバーは水田直志氏(リーダー、ベース担当)、関戸剛氏(ギター)、谷岡久美氏(ピアノ&シンセサイザー)、岩崎英則氏(シンセサイザー)、Michael-Christopher Koji Fox氏(ドラム)。
曲目は、「Bustle of the Capital」「Choc-a-bye Baby(チョコボの子守うた)」「Distant Worlds」「『アルタナの神兵』フィールド曲(過去世界のロンフォール)」「Awakening」「Fighters of the Crystal」、アンコール「The Grand Duchy of Jeuno」。
このうち、「Distant Worlds」「『アルタナの神兵』フィールド曲」「Awakening」は谷岡氏のピアノソロであった。また、「SQUARE ENIX PARTY 2007」で演奏された「Awakening」を除き、他の6曲はこのライブのため新たにアレンジされた楽曲であった。
関戸氏・岩崎氏はそれぞれ多忙のためイベントには出演せず、水田氏はトークのみの出演、マイケルは通訳などを務めた。
また、「THE STAR ONIONS」の代わりという位置づけなのか、様々なゲーム音楽を演奏している7人組のロックバンド「THE SMASH BROTHERS」によって、「Vana'diel March」「Battle in the Dungeon #2」「Norg」「Fifth Ode: A Time for Prayer」「Selbina」「Airship」「Ronfaure」「Battle Theme」の演奏も披露された。
2005年8月24日発売、FFXIのBGMをアレンジしたCD。発売元はSQUARE ENIX。定価2500円。
シリーズ作曲者である水田直志氏率いる「スターオニオンズ」が奏でる選りすぐりの10曲である。FFXI初のアレンジCDという事もあり一部に大きな期待を寄せられていた。
【曲目】
全体としてはややゆっくりとした曲が多いが、Kazhamなどのノリのいい曲も入っているためFFXIを知る者ならば楽しめるはず。
全体を通して聞いているとAwakeningが毛色が違うためやや浮いた感じがするが、闇王戦やデュナミス-ザルカバードでも流れた激しいテンポはそのままなので当時の戦いを再び思い起こせる。
また、唯一のボーカル曲Blessed in Her Glorious Light - The Grand Duchy of Jeuno -はソウル調の女性ボーカルにより、お馴染みのジュノのテーマのイメージが一変することは間違いない。
FFXIの音楽が好きなプレイヤーにとっては、財布が許せば、購入する価値がある一枚との評価が多い。
【スタッフ】
2009年5月20日発売、前作に続く待望のセカンドアルバム。発売元はSQUARE ENIX。定価3000円。
前作の発売から4年近くが経ち、FFXIの楽曲数も増えたためか、選曲はオリジナル及び全ての拡張ディスクから行われている。
【曲目】
名前の由来はウィンダス連邦のスターオニオンズ団だが、当初は「ゴブリンズ」になりかけていたところを、メンバーの反対によって現在の名前に落ち着いたらしい。
メンバーは、演奏する楽曲により柔軟に入れ替わるようだ。過去に4度のライブパフォーマンスを行っている。
過去に開催されたライブ 編
2004年9月 編
一度目は2004年9月11日に開催された「FFXI プロマシアの呪縛 Special Night」への出演。このイベントのためにバンドが結成された。この時のメンバーは水田直志氏(リーダー、ベース担当)、関戸剛氏(ギター)*1、谷岡久美氏(ピアノ&シンセサイザー)、岩崎英則氏(シンセサイザー)*2。
曲目は、「Prelude(谷岡氏ソロ)」「Gustaberg」「Ronfaure」「The Federation of Windurst」「The Sanctuary of Zi'Tah」、アンコール「Ru'Lude Gardens(谷岡氏ソロ)」。
ドラマーが居ない編成であり、ギターのストロークを工夫するなどの手段で、独特の音楽を作り出していた。このうち「Gustaberg」は、「プロマシアの呪縛 オリジナル・サウンドトラック」にボーナストラックとして収録されている。
2005年8月 編
二度目は2005年8月27日に開催された「FFXI サマーカーニバル2005」に出演し、最後を飾った。この時のメンバーは水田直志氏(リーダー、ベース担当)、関戸剛氏(ギター)、谷岡久美氏(ピアノ&シンセサイザー)、甲田雅人氏(シンセサイザー)*3、Michael-Christopher Koji Fox氏(ドラム)。
曲目は、「Yuhtunga Jungle」「Rolanberry Fields」「Mog House」「Awakening」、アンコール「Selbina」。
「Awakening」のみ、ゲストメンバーとして羽入田新氏*4がドラムで参加し、この曲ではマイケルはエレキドラムを担当。
また、このうち、「Rolanberry Fields」「Mog House」については後述のアルバムCDとほぼ同じアレンジになっているが、その他の演奏曲はこのライブのための新アレンジである。一度目のライブや、アルバムCDの収録曲に比べて、ロック色の強い楽曲が多くなっている。
2006年3月 編
三度目は、「FINAL FANTASY XI Fan Festival 2006」の最終日、2006年3月11日。初の海外公演となった。メンバーは、ゲストの羽入田氏も含め、「FFXI サマーカーニバル2005」時と同様。
曲目は、「Yuhtunga Jungle」「Rolanberry Fields」「The Forgotten City - Tavnazian Safehold」「Mog House」「Awakening」、アンコール「Vana'diel March」「Selbina」。
このうち、「Tavnazian Safehold」「Vana'diel March」は、後述のアルバムCDと同じく谷岡氏のピアノソロであり、残りの5曲は「サマーカーニバル2005」時と同じアレンジであった。
2007年5月(番外) 編
「SQUARE ENIX PARTY 2007」では、バンドとしての出演はなかったが、FFXIステージでは5周年を記念して植松伸夫・水田直志・谷岡久美の三氏がFFXIでの作曲活動を振り返り、さらに谷岡氏がピアノソロでFFXIの音楽を演奏した。演奏曲目は以下の通り。
5月12日「Ronfaure」「Awakening」「Vana'diel March」
5月13日「Ronfaure」「Awakening」「The Sanctuary of Zi'Tah」
2007年11月 編
バンドとしては一年半ぶりの登場となった四度目は、2007年11月3日に開催された「FFXI アルタナ祭りin大阪」の最後を飾った。メンバーは水田直志氏(リーダー、ベース担当)、関戸剛氏(ギター)、谷岡久美氏(ピアノ&シンセサイザー)、岩崎英則氏(シンセサイザー)、Michael-Christopher Koji Fox氏(ドラム)。
曲目は、「Bustle of the Capital」「Choc-a-bye Baby(チョコボの子守うた)」「Distant Worlds」「『アルタナの神兵』フィールド曲(過去世界のロンフォール)」「Awakening」「Fighters of the Crystal」、アンコール「The Grand Duchy of Jeuno」。
このうち、「Distant Worlds」「『アルタナの神兵』フィールド曲」「Awakening」は谷岡氏のピアノソロであった。また、「SQUARE ENIX PARTY 2007」で演奏された「Awakening」を除き、他の6曲はこのライブのため新たにアレンジされた楽曲であった。
2007年11月(番外) 編
アメリカ・アナハイムで2007年11月16日~17日にかけて催された「FFXI Fan Festival 2007」では、バンドとしての出演はなく、「アルタナ祭り」での演奏曲のうち、谷岡久美氏のピアノソロによる「Distant Worlds」「『アルタナの神兵』フィールド曲」「Awakening」のみが演奏された。関戸氏・岩崎氏はそれぞれ多忙のためイベントには出演せず、水田氏はトークのみの出演、マイケルは通訳などを務めた。
また、「THE STAR ONIONS」の代わりという位置づけなのか、様々なゲーム音楽を演奏している7人組のロックバンド「THE SMASH BROTHERS」によって、「Vana'diel March」「Battle in the Dungeon #2」「Norg」「Fifth Ode: A Time for Prayer」「Selbina」「Airship」「Ronfaure」「Battle Theme」の演奏も披露された。
CD 編
現在までに2枚のアルバムが発売されている。-THE STAR ONIONS, FINAL FANTASY XI - Music from the Other Side of Vana'diel 編
2005年8月24日発売、FFXIのBGMをアレンジしたCD。発売元はSQUARE ENIX。定価2500円。
シリーズ作曲者である水田直志氏率いる「スターオニオンズ」が奏でる選りすぐりの10曲である。FFXI初のアレンジCDという事もあり一部に大きな期待を寄せられていた。
【曲目】
- Vana'diel March
- Metalworks
- Rolanberry Fields
- Kazham
- The Forgotten City - Tavnazian Safehold
- Mog House
- The Sanctuary of Zi'Tah
- Awakening
- Selbina
- Blessed in Her Glorious Light - The Grand Duchy of Jeuno -
全体としてはややゆっくりとした曲が多いが、Kazhamなどのノリのいい曲も入っているためFFXIを知る者ならば楽しめるはず。
全体を通して聞いているとAwakeningが毛色が違うためやや浮いた感じがするが、闇王戦やデュナミス-ザルカバードでも流れた激しいテンポはそのままなので当時の戦いを再び思い起こせる。
また、唯一のボーカル曲Blessed in Her Glorious Light - The Grand Duchy of Jeuno -はソウル調の女性ボーカルにより、お馴染みのジュノのテーマのイメージが一変することは間違いない。
FFXIの音楽が好きなプレイヤーにとっては、財布が許せば、購入する価値がある一枚との評価が多い。
【スタッフ】
- プロデュース: 水田直志
- 作曲: 水田直志(1,3~7,9,10)、谷岡久美(2,8)
- アレンジ: 水田直志(2~5,9)、谷岡久美(1,6)、甲田雅人(7,8,10)
- 作詞: Michael-Christopher Koji Fox(10)
- Acoustic Piano: 谷岡久美(1,5,6)
- Soprano Sax, Alto Sax: 小池修(2~4)
- E.Guitar: 関戸剛(3,4,6,9)
- Bass: 水田直志(3,4,6)
- Drums: 村上広樹(4,6,10)
- Vocal: Aundrea Hopkins(10)
- Chorus: Aundrea Hopkins(10), Carol Gadsden(10)
-Sanctuary / THE STAR ONIONS 編
2009年5月20日発売、前作に続く待望のセカンドアルバム。発売元はSQUARE ENIX。定価3000円。
前作の発売から4年近くが経ち、FFXIの楽曲数も増えたためか、選曲はオリジナル及び全ての拡張ディスクから行われている。
【曲目】
- Voyager
- Flowers on the Battlefield
- Xarcabard
- Fighters of the Crystal
- Faded Memories - Promyvion
- Mhaura
- Gustaberg
- Rapid Onslaught -Assault-
- Distant Worlds
- Griffons Never Die
- Wings of the Goddess
Ru'Lude Gardens -Star Onions Version- 編
2007年3月28日に発売された「→FINAL FANTASY XI Original Soundtrack PREMIUM BOX」の特典ディスクである未収録楽曲集「Unreleased Tracks」に、ゲーム内では未使用の「Ru'Lude Gardens -Star Onions Version-」という曲が収録されている。上述のアルバムCDの流れを汲んだ新作アレンジではあるが、バンド形式ではなく水田直志氏が単独でアレンジとマニピュレートを手がけたようである。外部リンク 編
→THE STAR ONIONS 公式サイト- *1
- (せきと・つよし) 『ブレイヴフェンサー 武蔵伝』『FFVII アドベントチルドレン』などの音楽に携わった、元コナミ・現スクウェア・エニックス所属の作・編曲家。ロックバンド「THE BLACK MAGES」ギター担当。
- *2
- (いわさき・ひでのり) FFXIではシンセサイザーオペレートと「Gustaberg」「Shadow Lord」の編曲。また『フロントミッション』シリーズ(4、5、オンライン)や『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー』で作・編曲担当。
- *3
- (こうだ・まさと) カプコンに水田直志氏と同期入社し、現在は独立してフリーの作・編曲家。『デビル メイ クライ(2まで)』『モンスターハンター』や『ワイルドアームズ(4以降)』シリーズなどの楽曲を手がけている。
- *4
- (はにゅうだ・あらた) FF11宣伝プロデューサー。ロックバンド「THE BLACK MAGES」ドラム担当。