倉庫キャラ

記事名読み
そうこきゃら/Mule
メインで育成しているキャラクターモグ金庫・手持ちに収まりきらない物品を保管しておくために作成するサブキャラクター

英語のmule(ミュール)は、荷物を持たせる騾馬(らば)のこと。

概要
戦闘や必要以上のクエストなどは行わず、物品の保管や買い付け、寝バザー等が主な役割である。

冒険をすることが目的ではないため、クエストなどに時間を割くことはない。
ただ、所属国から出ることのない倉庫キャラでもモグ金庫拡張クエストは第3段階まで発生するため、その発生に足るだけの名声の確保をするプレイヤーは多い。
また、装備を固める必要がないため、倉庫容量を浮かせるために初期装備すら捨てて素っ裸の場合も多い。

ちなみに、一切の拡張クエストを行わない状態でのアイテム保持数限界は370(マイバッグ30+モグ金庫50×2+モグケース80+モグワードローブ80×2)
注釈1
セキュリティトークン導入済みアカウントであればモグサッチェルでさらに+30、モグワードローブを拡張していれば+80~+480。
、最高は1,280-設置している調度品。かつてはいずれか1国の名声を英雄(最高ランク)まで上げ、ジュノでこなせるクエストの一部をコンプリートすることでゴブリンのかばん4(かばん拡張クエスト)まで受けることができたため、ここまで終らせ手持ちを50にしてから再び本国に戻り倉庫キャラとしての使命を全うする場合もあったが、2013.11.5以降は1国の名声だけで80まで拡張できるようになり、2014.2.18以降は名声を別途稼がなくても80まで拡張できるようになった。

このような倉庫キャラと思われるキャラクターは、スクエニ側にとっても特別な扱いがなされ、ヴァナ・ディール国勢調査では「すべてのジョブ中で最高のLvが1(2012年度は5以下)のキャラクター倉庫キャラとみなし除外」という措置を取ることがある。また、倉庫キャラなどアカウントキャラクター数が多いほうが有利になる、ということが発生しないようにイベントを調整することもある。
ちなみに、第7回ヴァナ・ディール国勢調査「ジョブレベル」によると、そのようなキャラクターは57.77%を占めるらしい。

実際には、当時は移動の便のためにLv15(テレポ首)やLv17(デジョン)、Lv20(チョコボ乗り免許証)まで上げているプレイヤーもおり、気晴らしに倉庫キャラのレベルを上げている人もいたので、実質的な倉庫キャラはさらに存在していたと思われる。Home PointSurvival Guideによるワープが充実してからは、移動のためにそこまでレベルを上げる必要性はなくなっているが、星唄の煌めき【一奏】を手に入れてワープ代の割引を受けるために、Lv3まで上げているプレイヤーもいると思われる。
時とともに変遷する「倉庫キャラ」の役割
サービス開始当初はワールド全体でのギルの総量も少なく、必然的に手持ちのギルにも限界があった。
そのため合成などをする場合においても、材料の調達にかかる経費をできるだけ削減することを目的に、三国…特に自分の所属するギルドのある国等に置くのが一般的であった。

その後多くの冒険者の活動拠点がジュノに移ると、それら三国倉庫とは別にジュノにおける流通を補助するため、レベル1のままジュノに派遣されるジュノ倉庫が現れ始める。
ジュノが混雑するようになり、一部の冒険者は活動拠点を三国に移しもしたが、この際にもジュノ競売へのアクセスが可能となるジュノ倉庫は活躍する。

アトルガンの秘宝実装後は、既存のアイテム保管枠と別個に用意されたモグロッカーの使用を目的に、アトルガン白門にまで進出する倉庫も出てきた。アドゥリンの魔境実装後はW.ルーンを所持することで倉庫でもかなり自由に移動できるようになり、名声を稼ぎやすくなっている。また、テレポ・サービスウォンテッドエリアへ移動」を活用することで、三国からジュノ近郊を含む様々な場所に移動できるようになり、Home Pointワープを開通させれば以降は倉庫キャラでも容易に各地を行き来できるようになるなど、倉庫キャラの移動の自由度は各段に上がっている。

いずれの時期においても、一度入手した装備を売らずにとっておき、自身の経済状況や競売の在庫に左右されずいつでもそれらを取り出すことができるようにする保管場所としての役割も果たしている。

プレイヤー層の多様化が進んできた今日では、メインキャラが制約により専攻できない合成スキルを嗜んだり、倉庫キャラとして生まれたにも関わらずアーティファクトレベルどころか複数ジョブカンストにまで育っているキャラすらいたりと、メインキャラとは別ベクトルの育て方をされる、いわゆる「セカンドキャラ」も現れてきている。

また、以前は倉庫キャラといえば+105円/月(税込)で作成できる同一アカウント内のキャラクターであることが主流であったが、2つ目のアカウントを作り、メインキャラとは独立して(同時にも)活動ができる「2垢倉庫」も増加傾向にある。
特にセカンドキャラ合成倉庫などで2垢によるメリットが大きい。
倉庫キャラを利用した金策
古くはある国の特産品を別の国の倉庫キャラ宅配し、競売バザーで販売する貿易が盛んに行われていた。
プレイヤーの平均レベルが上昇し、各国間の移動障壁が解消されてくると、1キャラクターあたりの制限を突破するために倉庫キャラが利用されるようになる。
その最たるものが栽培であり、中には1アカウント16キャラクターを総動員して農業を行うプレイヤーも見られた。

また、所謂チケット制のコンテンツにおいても、倉庫キャラを利用することで入手チケット数を倍加することができるため有効である。
カンパニエopsワークスコールの中には中低レベルのキャラクターでも遂行できるものが存在するため、それらによって獲得した戦績ヴォイドダスト高純度ベヤルドなどの需要の高いアイテムと交換し、利益を上げることができる。

ほぼセカンドキャラの範疇になってしまうが、高レベルの倉庫キャラを併用すればデュナミスサルベージに複数回突入するという利用法もあった。ただし、こちらは星唄の煌めきによって突入間隔を短くできるようになってからは、1キャラクターで十分になっている。

近年ではモグガーデンログインポイントゴブリンの不思議箱の導入により、倉庫キャラでも入手できるアイテムの幅はさらに広がっている。
倉庫キャラアイテムをやり取りする際は基本的に宅配が使われる。この場合、1度にやり取りできるアイテムは8枠だが、複垢に仲介させることができれば1度に大量のアイテムをやり取りすることができる。また、Ex属性だが宅配することができないアイテムも受け渡すことができる
注釈3
自己責任ではあるが、赤玉バザーを駆使すれば1アカウントで受け渡すことも可能。


この受け渡しは手間がかかるため、アカウント共通のストレージが欲しいという要望は初期から存在しており、2013年頃には前向きに検討されていたが、結局ポストを超える便利な仕様になる見込みがないという理由で断念されたという経緯がある。
関連項目
メイン】【セカンドキャラ】【複垢

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