シミサインディスチャージ

1. ナット族が使う特殊技の一つ。
   
2. 青魔法の一つ。
   

自分中心範囲の対象を強スロウにし、なおかつ自身をヘイスト状態にする技。
スパイダーウェブとリフュエリングが合体した技と思えば良い。

スロウ効果は強スロウのため、PC側のヘイストは上書きされてしまう。
また自身へのヘイスト量は高く、元々ナット族の攻撃間隔が非常に短いこと、シーフタイプによりトリプルアタックを持っていることもあり、攻撃間隔が途切れない程早くなる。
ナット族の特殊技はどれも嫌らしいが、その中でも頭1つ抜けており、使われると実に鬱陶しい技である。

強スロウはイレースやヒーリングワルツ等で消せるほか、土耐性を上げておくと若干レジストしやすくなる。
敵のヘイストも解除可能なので補助役の迅速な対応が重要となる。

なお、シミサイン（cimicine）が「臭虫(泌)液」、ディスチャージ(discharge)が「発射・放出する」という意味なので、この技はさしずめ「臭液発射」といったところだろう。カメムシのような臭い汁を吹きかけられるイメージだろうか。

本家が12文字のため、短縮表記されている。

自分中心範囲の対象にスロウ状態を与える。
スロウの量は20%。効果時間は90秒。本家とは違い自身にヘイストの効果はない。
同じく範囲スロウの効果をもつF.ホールドの効果は25%であり、BPや消費MPは似通っているものの劣っている感がある。上書きランクは捕縄の術:弐と同じ。

追加特性はリーフストーム・リービンウィンド（特性値6）と共にセットすると取得可能。レールキャノン（特性値8）も含め、特性値の合計が16に達するとランクが上がる。

なお、この青魔法が実装されたのは2010年6月22日のバージョンアップにおいてだが、「ファイナルファンタジーXI ジョブ・マスターズガイド Ver.081126 The PlayStation2 BOOKS (BOOKS for PlayStation2) （2009/1/31発売）」のモンスターデータの項目において、ナット族のこの特殊技の項目だけが、なぜかラーニング可能を示す赤文字で表記されていた。ラーニング可能になるという伏線だったのか、それとも単なる誤表記だったのか……。

解禁レベルだと基本的に過去世界のナット族からラーニングすることになる。敵が密集していないソロムグ原野〔Ｓ〕やメリファト山地〔Ｓ〕の個体が適しているだろう。

レベルが十分に上がってから挑むなら、アビセア-タロンギやアビセア-アットワのナット族を乱獲するという手もある。

【ナット族】【強スロウ】【魔法系青魔法】【弱体系青魔法】