この
クエストでは、
ナイズル島で手に入る
武器が一体何なのか、またなぜ
試練を課されなければならなかったのかが明らかにされる。
そもそも「
英魂武器」とは皇帝
バルラーンが一代で蒐集した霊験あらたかな
武器のこと。しかし、これが
バルラーンの死後彼の妄執・残留思念と結びつき、強力な器気を発する危険な代物になってしまった。
そこで時の儀典官は、器気を抑えるために
英魂武器に対応した「
鎮魂武器」を作り、
英魂武器と共に宝物庫に保管することで暴走を食い止めていた。つまり、
鎮魂武器の鎮魂は「英雄の魂を鎮める」という意味で使われているようだ。
鎮魂武器の英訳に当てられている「Vigid(監視、不寝番)」という単語は、
英魂武器が暴走しないように番をする
武器、というイメージで選ばれたのだろう。
しかし、盗賊に
鎮魂武器を盗み出された反動かあふれ出る器気がより強力になり、
鎮魂武器を戻してももはや器気を抑えきれなくなってしまった。そのため、
バルラーンに匹敵する心技体揃った
勇者に預けることで器気を抑えようとした、というのが今回の顛末である。
ナシュメラ(=
アフマウ)はその大役を任せられる人物として、
アトルガンミッションで力を貸してくれた
冒険者を推挙した。
しかし、東都サジャトラにいる大叔父の
ザラフィルという人物が他国の
人間に秘宝を任せることに猛反対したため、
冒険者が
アトルガンの英雄であることを証明するためやむをえず困難な
試練を出したとのこと。
つまり無理難題の元凶は
ザラフィルであり、
アフマウ(
ナシュメラ)の本意ではない。彼女が恩を忘れたわけでも人となりが変わったわけでもないので、ファンの方は安心して彼女を愛でていただきたい。
試練を乗り越えた
冒険者は最初に
アブクーバに渡した
鎮魂武器に対応した
英魂武器を預けられ、
英魂武器自ら(厳密には
英魂武器に宿った
バルラーンの残留思念)が課す
試練を乗り越えていくことになる。