詩人釣り

記事名読み
しじんつり
釣りの方法の一つ。

起源
効率が最も重視されるメリポパーティにおいて、従来の釣りの手法では以下のような点が問題となった。


その結果、戦闘中に離脱してもさほど殲滅に影響がない詩人釣りを行うというスタイルが生まれた。

メリポPTが最早存在しない現状に於いては既に【過去の戦術】である。

メリットとデメリット
詩人釣りによるメリットは以下の通り。

  1. 戦闘中にダメージソースを減らさずに次の獲物を釣ってくることができ、時間あたりのモンスター撃破数が増える
  2. 獲物を前衛の近くでキープしておくことで戦闘の間隔が短くなり、時間あたりのモンスター撃破数が増える
  3. 1、2によって時間あたりの取得経験値アイテム数の上昇が見込める

当然、デメリットも存在する。

  1. 味方歌は詠唱時間が長いため、前衛歌2曲、後衛歌2曲を維持することは難しく、場合によってはモンスター撃破数が減る
  2. 事故死の可能性がある
    注釈1
    詩人魔法スキルは赤や黒と違いスキルランクが低い為「格上相手」となると急激にレジストハーフレジストの確率が上昇する。その関係上狩場も限定される上に油断をすると即<死>が待っている。

  3. 必然的に詩人の回せる歌の数が減少する
  4. 詩人の疲労度が非常に高い

上記のデメリットはプレイヤースキル、すなわち中の人次第で対処が可能ではあるが、歌唱時間短縮の装備は少ないため高レベルにならないと対処できないことも多い。
特に2.については、ストンスキンブリンク、レベル74以下で空蝉の術:壱しか使えない場合、長距離からの釣り俊足タイプを釣る時は非常に危険。
途中、ララバイで一度寝かすという方法を取れるが、レジストされた場合に他メンバーの支援が無ければ簡単に戦闘不能となってしまう。

前述の通り、メリポパーティにおいては短時間で大量のモンスターを倒し高時給を出すことが求められるため、戦闘中に次のモンスターを釣ることができる詩人釣りは半ば必須と考えられている
注釈2
狩場によっては赤魔道士が最適な釣り役と成りうるが、赤魔道士の忙しさもかなりのモノ釣り役を頼むならば、メインヒーラーを別に用意したり、状態異常薬品で治す(やまびこ薬目薬毒消しくらいは使う)といった配慮が必要。ヘイストが切れても即「ヘイスト」と連呼してはならない。
注釈3
初めてのメリポパーティでいきなり当然のように「詩人さん釣りよろ」と言われて戸惑う詩人も多い。
。通常のレベリングに比べて戦闘時間が短くなることが多いため、詩人の仕事は下記のようになる。

  1. 獲物を釣る(獲物のジョブによって釣り方が異なる。魔道士系の敵はフィナーレでスパイクなどの強化魔法を消すなど)
  2. 後衛バラバラを入れる(状況によってはバラ2のみの場合もある)
  3. 次の獲物を釣り前衛の近くで寝かせる
  4. 前衛歌を歌う(殲滅速度が速い場合、2曲をまとめて歌うと前衛が棒立ちになるので、1匹釣って1曲、次を釣って1曲と歌う場合もある)
  5. 余裕があればフィナーレで敵の強化を消す
  6. 以下ループ

高回転を求めるメリポ釣りをする場合、他メンバーの回復・治療することは不可能であり、ブリンクストンスキンを詠唱している時間すら惜しいため、サポ忍が求められる。
サポ白でも釣りが出来ないことはないが、被弾前提となるため効率が下がるうえに死亡のリスクが高まる。

また、ミンストレルリングイギトゴムレフまたはシャイルマンティルを活用して歌唱時間を短縮する詩人も多い。

通常のレベリングにおける詩人釣り
通常のレベリングにおける詩人釣りの認知度は高くないが、獲物や狩場によっては有効である。
しかし、「メリポ詩人釣りをすると無限チェーン出来てウマイ」と言う事しか判っておらず、低レベルから詩人釣りを要求する行為はメリポ脳の典型である。
更に、通常レベリングに於いてはメリポパーティと違い「つよ以上」と戦う事が多い為詩人スキル特性の関係上他の後衛が寝かすよりも1段確実性に劣る場合があり、それがそのまま危険性として詩人に圧し掛かる事となる。
キープしつつ連戦と言うよりもむしろ、釣って来ては即前衛挑発で敵を奪い、一旦歌を皆に回してタイミングを見て再び釣りに行くというスタイルが適している。

昨今メジャーと成っているアビセア乱獲パーティに於いても詩人釣りを求められる事が有るが、アビセアでのモンスターリポップ及び強さの上昇の判定は【最初に敵対行動を行ってから倒すまでの時間】で判定されるため、寝かす事を前提とした動きでは一見キープ出来て美味い様に見えるが、実質にはモンスターリポップがドンドン遅くなり、モンスターのレベルも下がって行き、最終的な稼ぎは減少してしまう場合が多く、正直余り適任ではない。
注釈4
シーフが居るにも拘らず、迷わず詩人釣りを求めてくるリーダーの場合はリーダーがその辺のアビセアの常識を全く知らない箱産である可能性が高い。様々な面で気を付けた方が良いだろう。

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