正正堂堂

記事名読み
せいせいどうどう/Overwhelm
メリットポイントグループ2で習得出来るジョブ特性2006年7月25日のバージョンアップで追加された。
正正堂堂
敵の正面からウェポンスキルを打つ場合、ダメージにボーナスを得る。
能力値1~3はダメージを+5%ずつアップします。能力値4~5はダメージを2%ずつアップします。

効果は能力値1毎・3段階目まで「敵の正面から近接WSを打った場合、ダメージ+5%」。ただし4段階・5段階目ではそれぞれ+2%の上昇となる。よって5段階目では、敵の正面からWSを撃った場合のダメージは+19%増となる。

なお、効果が発揮されるのは近接WSのみで、サイドワインダーを始めとする遠隔WSには効果が無いので注意。
注釈1
もっとも、遠隔WSに効果が乗ってしまった場合は、主に狩人からすさまじいバッシングが来たであろうことは想像に難くない。


運用の心構え
だまし討ちと効果が重複するため、不意打ちを狙い難い状況でタゲ固定をする際などにも非常に有効に働いてくれる...が、「正正堂堂だまし討ち」という文面上の違和感には、見た者全員がツッコミを入れたくなること請け合いである。

サポ忍等で敵との向きの条件がフリーな場面では、WS直前に敵の正面に立ち、WSを発動させることとなるが、敵によって前方へ大ダメージを与えるブレス攻撃や、モンクタイプの敵のカウンターの効果範囲に自ら入らねばならいなど、文字通り「正正堂堂」の精神が試されることとなる。しかし常に敵前方に陣取る形では、なにかと盾役視界の邪魔となるため、普段は側面や後方で待機し、結果サポシと変わらず、敵の周りをぐるぐると回るハメになる。

正正堂堂」修正の歴史 
機能しない微妙アビ
2006.07.25 バージョンアップにて攻撃力ボーナスのアビリティとして実装された。
正正堂堂
敵の正面からウェポンスキルを打つ場合に攻撃力にボーナスを得る。
能力値1で攻撃力を+6します。

現在、本バージョンアップに関して、以下の不具合が確認されています。
メリットポイントの侍のジョブ別カテゴリー「グループ2」で習得可能なジョブ特性正正堂堂」の効果が正常に反映されていない不具合。

実装と同時に不具合が発表される
注釈2
2006.8.2 バージョンアップにて修正済みとの事。
というお粗末なデビューに加え、「攻撃力+6」というメリポアビリティとしては微妙ともいえる数値もあいまって、そのインパクトの凄まじさにネ実のスレッドが乱立し「正正堂堂不意打ちだまし討ち』とはいかがなものか」と、多くの揶揄の言葉を受けることとなった。

こうも派手にネタ扱いされたのは、前回のパッチ両手刀だけが両手武器TP/隔救済の適応範囲外であった事、今回同時に実装された暗黒騎士TP吸収能力は侍もまた欲していたこと、累積魔法耐性導入の告知を受けて、を含めた物理アタッカーの活躍が期待された矢先であった事も、大きな一因となっている。

実装当初の"混乱"
このように散々ネタにされてしまった正正堂堂だが、当初から攻撃力+6ではなく攻撃力+6「%」であったようで、表記による誤解があった初期はともかく、%上昇であると判明した後は、決して悪くないアビリティだと認識されていたようだった。

有志により、+0、+18%、+18の3セットの装備を用いておなつよ壺相手に(TP量がWS攻撃力WS倍率に影響しない)鋒縛ノック検証が行われ、%上昇であることがユーザー側で確認された。
注釈3
実は、当時の正正堂堂アビリティ説明テキストでも類推することが可能だった。敵WS攻撃力アップデーモンアロー攻撃力ダウンなど、%で効果があるものは「攻撃力」という表記であり、ホーバージョンNQの+10など固定値で効果のあるものは「+n」の表記である。


攻撃力ボーナス」から「ダメージボーナス」へ
2006年10月の2006.10.19 バージョンアップで、「攻撃力+6%」から「ダメージ+5%」に変更された。

攻撃力+6%から実ダメージ+5%になる事で、下手をするとダメージが下がる場面も出てくるのではないか?との懸念も広がっていたが、思ったほど下方修正とはなっていない模様。主に使用する両手刀WS雪月花の特性(高めの攻防比ボーナス、ステータス補正のためにWSSTR装備をする傾向)のため、攻撃力より最終ダメージを割り増しした方が効果が高いと見るも多い。

修正前の、攻撃力+6%によって"強敵にダメージが通りやすい"という雪月花WSの特性を伸ばす、攻防比ボーナスを追加で貰えるかのような「劣化不意打ち効果」か、修正後の"対雑魚やメリポなど一定以上の攻防比が確保できる状況"での累積ダメージを伸ばす「実ダメージ+5%(最大ダメージアップ)」のどちらが優位かは、運用する各人の状況でその割合が異なるため、修正前後での効果の是非を一概に論じることは出来なかった。

5段階目の解放について
2008年5月のバトルに関する調整について(2008/05/28)によって、カテゴリー2のそれぞれの項目が5段階まで解放されるとの予告があり、全世界の侍は「5段階でWSダメージが+25%」という夢を見ることとなる。しかし、両手武器強化祭りで多くのことを学んだ侍たちは、「仮に+25%であっても後に修正されるだろう」という現実的な見解が多かった。

実際、2008年6月の2008.6.10バージョンアップにおいて導入された結果は、1~3段階目と4~5段階目の上昇分が異なるという、全項目唯一の設定として導入されることとなった。この件については、やはり開発陣自身も+25%に到達するのはバランス的に問題があった為だと後のインタビューにおいて述べている。当の侍たちの多くも「さらに4%上昇」というのは妥当なバランスとして受け止め、メリットポイントを惜しげもなく注ぎ込むこととなる。

尚、このバージョンアップ直後、不意打ちの判定が前後逆になるという不具合が生じた。その混乱もあってか、バージョンアップ直後の正正堂堂は、敵の背後から近接WSを打った場合に適用されていた等という噂もあった。
正正堂堂」の由来
正正堂堂」は孫子の「軍争」に由来する故事成語。
(1)態度が正しく、立派なさま。公明正大で卑劣な手段をとらないさま。「―と戦う」「―たる態度」
(2)軍隊の陣容が整い勢いの盛んなさま。
三省堂 大辞林より。

「正々堂々」と表記されることも多いが、意味は同じ。また、英語表記の"Overwhelm"は、他動詞として「圧倒する」「制圧する」という意味である。

関連項目
士気昂揚】【峰打ち】【意気衝天】【メリットポイント

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