鬼丸

両手刀の一つ。
グラフィックは抜丸と同じ。

千骸谷の3人用ENM「風と共に」の戦利品として、稀に入手することが出来る。

いわゆるTP潜在武器で、潜在能力発動条件はTP1000未満またはWS発動時。潜在能力発動中は攻+18 命中+5が付加される。
マンイーターやブラオドルヒと同類の優秀な武器ではあるのだが、なんといっても両手刀には破軍が君臨しているため、それらと比べると安価で取引されている。破軍に手が届かない侍にとってユニクロという位置づけの武器である。

確かにWSダメージだけを見ると、TP修正率の影響を受けやすい雪月花を中心に使用する場合はマーシャル武器である破軍には及ばない。
しかしトータルダメージの観点で見た場合、潜在能力発動時の鬼丸は通常攻撃では破軍を上回るため、吟遊詩人やコルセアからの支援を受け、TP1000でWS即打ちする場面など、状況次第では、破軍装備時以上の総ダメージを期待することができる。
またD値や攻撃力の影響が強い十之太刀・乱鴉に限って見れば、破軍装備時よりも高いWSダメージを出すことが可能である。

同じく侍ユニクロ装備である八幡具足と潜在能力発動条件が相反しているが、八幡具足をWS用着替え装備として用いる限りにおいては、あまり問題にならないだろう。

Lv75キャップ時代は侍のユニクロ武器として名高かったが、ユニクロ装備では性能が活かせないなんとも皮肉な武器である。

青い刀身が非常に美しいため、街着としても愛用する侍もいる。

三条一派と交代するように盛えた鎌倉時代の名工、京都鍛冶の粟田口派の祖、国家の六男国綱の作品。国綱は兄弟達と同様に後鳥羽上皇の御番鍛冶(奉授工)として京都に召集された。山城伝はこの粟田口一派により完成したとされている。尚、国綱は後に相模国へ下向している。
室町時代以来天下五剣の一つに数えられている。
北条時頼は、毎夜夢に鬼が現れて苦しめられ、治療も祈祷も効かず悩んでいた。ある夜、老人が夢枕に立ち「自分は国綱の太刀であるが、身に錆が出てしまっている。研いでくれれば鬼を退治しよう」と言って去っていった。言われたまま国綱の太刀を研ぎ、抜き身のまま枕元に立てておくと太刀は独りでに倒れ、火鉢に彫られた鬼の首を斬り落とした。これ以来鬼に悩まされることもなくなったため、この太刀は鬼丸と名付けられたという。
現在は御物（宮内庁所蔵）となっている。