Alexander/ネタバレ

記事名読み
あれきさんだー・ねたばれ
アトルガン皇国の守護神、「鉄巨人アレキサンダー
注釈1
これまでのFFシリーズでは同じ形の召喚獣の名称は「アレクサンダー」であったが、アトルガンミッション上では「アレキサンダー」と変わっているので注意が必要である。何故変わったのかは不明。
その正体は「ゴルディオス」の力によって巨大兵器に呼び出された、この世のものではない意思であり、ラグナロクにおける「白き神」のことである。
敵対するオーディンとの関係から、いわゆる「召喚獣」よりも神に近い存在と思われるが、どこから呼び出されたのか不明な点も多い。

なお、呼び出された時に見える姿は、従来のFFシリーズでおなじみの「城のような巨人」ではなく、光のような実体の無い姿である。


歴史、ストーリー上のアレキサンダー
シャントット博士曰く…のちに天晶暦元年とされた年、アルザダール帝…アトルガン皇国の礎を築いたとされる人物によって作られた鉄巨人にアレキサンダーは召喚され、世界を掌握するべく空へと打ち上げられた。
これに対抗したのが、のちにイフラマド王国となる国家であった。彼らは自国の守護神であり、アレキサンダーに敵対する存在である冥界ヴァルハラの主「冥路の騎士オーディンを多くの生贄を捧げる事により召喚。アレキサンダーと戦わせた。
結果、アレキサンダーは五体に分解し墜落、オーディンも力尽きて地へ堕ちた。そして天には後に起こる天変地異の原因となる大穴(超新星ゴルディオス)が空き、エラジア大陸は焦土と化した。
これが後世に伝わる、白き神アレキサンダーと黒き神オーディンの最終戦争「ラグナロク」である。

アトルガン皇国の歴代聖皇は、アレキサンダーの「よりしろ」となる鉄巨人の破片を捜し求め続けていた。その結果、五つの「鉄巨人の破片」を見出したが、復元までには至らなかった。そこで先代聖皇ジャルザーンガッサドの協力を得、オートマトンの技術を利用した「機関巨人」を新たに創り出し、それにアレキサンダーを呼び降ろすことを目論んだ。
ジャルザーンの遺志を継ぐ現宰相ラズファードの代にて、「鍵」であるアヴゼンメネジンを用いて「ゴルディオス結び目」を「解き」、ついにアトルガン皇国歴代聖皇の900年に亘る悲願であるアレキサンダーの召喚に成功したのである。

ラズファード召喚した「機関巨人」アレキサンダーは、遠く離れた飛空艇レーダーで確認し、光線の一撃で撃墜させるなど(現在のヴァナ・ディールにおける)兵器としては最強クラスの威力を持っている。また、一度に50隻以上の飛空艇攻撃できる能力も備えていた模様で、実戦に投入されていたとしたらどんな事態になっていたか、想像に難くない。
ただしアレキサンダーを召喚しても完全な自律駆動はできず、本来の能力を発揮するにはオートマトンにおけるストリンガー操作のように特殊な操作が必要になる。このことが、ルザフナシュメラ、そして冒険者達に対抗する術をもたらした。

果たして、「機関巨人」アレキサンダー、そして「ラグナロク」を止めることはできるのだろうか…?

なお、この「鉄巨人」の破片は900年近い時を経た現在に至っても、エラジア大陸およびその周辺に点在し、一部稼動している。
今日我々がアルザダール文明遺跡群と認識している一連の建造物と思しき物体こそ、アレキサンダーよりしろとなった鉄巨人そのものである。
銀海航路の船上からその外観を確認することができる。

ナイズル島監視哨移送の幻灯のある最も広大な構造物が頭部から胴部(指令ユニット)、冒険者が4遺構と称して日夜「サルベージ」を行っている各部分が、それぞれ両手両足(左右浮揚/推進ユニット)のパーツに当たる。
アルザダール文明遺跡群は内部のワープ機構によって非常にさまざまな場所へと繋がっているが、これは恐らく左右の浮揚/推進ユニット(現在の4遺構にあたる構造)がさらに細かく分断され、遺構を構成する各ユニット主部の周囲に飛散したのではないかと考えられる。
手足に相当するユニットですら破断されつつ5層、7層の構造を有し、指令ユニットに至っては構造可変の100ブロック構成を擁する他100ブロックとは独立した部屋の存在も示唆される超巨大ダンジョンである。1体で1リージョンを構成することからも、どれほど巨大な存在であるかがわかるだろう。

敵としてのAlexander
敵としてのAlexanderはアトルガンミッション少女の決意」のバトルフィールドで戦う事になるNMであり、今後アトルガンミッションに何らかの追加がなければ、おそらく最後に戦う敵である。
詳細については「少女の決意/ネタバレ」を参照して頂きたいが、姿形は基本的には歴代FFでおなじみの「城のような機械」にサルベージおよびナイズル島アサルトで出てくる機械系の敵(ギアチャリオット)のアレンジを施したものである。特殊技も「聖なる審判」など属性のものがメイン。いつもの「城巨人」に比べればサイズこそ小さいが、強さは過去最強クラスである。

事前の情報やムービーなどでオーディンばかりが目立っていた為、てっきり最後はオーディンと決着をつけると思っていたプレイヤーも多かったであろう
注釈2
もっとも、モンスターとしてのオーディンアトルガン実装当初から一応存在していたし、しかるべき手順を踏めば別の場所で戦うこともできるのだが…
。一方で意外な存在がストーリー上に現れ、最後はその相手と戦う羽目になったことにびっくり(?)したプレイヤーも多かったはず。

アレキサンダーとの戦闘FFシリーズでは初である。
後にFFXIVでもレイドボスとしてアレキサンダー・プライムが登場し、拝火の秘蹟メガホーリーなどの攻撃が引用されている。
その他
プロマシアミッションにおいてムバルポロスモブリン達が地中を掘り進んで行くのは、地中に埋まった「鉄の巨人」を探すためだ、という説明がある。その「鉄の巨人」が「鉄巨人アレキサンダーと同一のものであるのかは断言できないが…。

ゴルディオス結び目を「解く」ときのラズファードの台詞「私は伝説など恐れぬ。運命とは自らの剣で切り拓くものだ!」は、アレクサンダー3世の「ゴルディオス結び目」のエピソードから引用しているものと思われる。
Wikipedia:アレクサンドロス3世#ゴルディオスの結び目

尚、初出は実は世界設定的な概念として言えば第一作目から存在していた。
注釈3
宇宙空間に居る人工衛星としてだが。


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