2006年11月11日にソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCE)から発売された次世代コンピュータエンタテインメントシステム。
CPUにはIBM・東芝と共同開発したCell、GPUにはNVIDIAと共同開発したRSXを搭載し、最高で1080pの出力を可能としている。同世代のゲーム機である、
Xbox 360及びWiiとの争いの他、次世代DVD規格でもあるBlu-rayを搭載しその普及の牽引役となったことで、同時期に対抗馬として普及を競い合っていたHD DVD撤退の要因にもなったとも言われている。
2007年11月11日より発売されたCECHA00シリーズ(HDD 40GB)以降のモデルでは
PlayStation2との後方互換機能が完全に削除されており、
FF11のプレイは不可能となっている。
2009年9月3日より発売されたCECH-2000A(HDD 120GB)より、以前のSCE最高経営責任者であった久夛良木氏が語った完成形を示す「PLAYSTATION」と一単語で示されていた表記が“PlayStation 3”へ変更、
本体ロゴも「
PS3」に一新された。これはファミリーを総称する表記への統一を行い、PlayStationNetworkを軸にしたプラットフォーム間の連携強化を推し進め、プレイステーションビジネス全体を拡大したいSCEの意図によるものである。
現在
FF11が動作可能とされているのは、
PS2の後方互換のためEmotion EngineとGraphics Synthesizerが搭載されていた初期型のCECHA00、CECHB00のみである。
なお当初は
FF11は動作対象外とされていたが、2006年12月13日のシステムソフトウェアVer 1.31へのアップデートにより可能となった。動作については下記にある違いを除いて
PS2版に準じている。
PlayStation.com
手順としては、まずPlayStation Network
アカウントを作成、PlayStation Storeの「
PS3®とP
SP®を楽しもう」カテゴリから「
PS2 System Data」をダウンロードし、
PS2専用の領域を作成。そこに
PlayOnline Viewerをインストールし、
POL起動後のインストールボタンから
FF11各ディスクをインストールしていく。その後の
バージョンアップは、
PS2と同じく膨大な時間が必要。
発売前後はPS/
PS2ソフトの映像出力時の不具合により、大幅な画質劣化が発生していたが、ver.1.50以降より改善された。そして2007年5月24日のシステムソフトウェアVer 1.80へのアップデートよって、PS/
PS2規格ソフトウェアの画像をアップコンバートする機能が追加された事により、HD解像度のTVであれば精細で滑らかな表示が可能となった。
GAME WATCH 2007年5月30日記事「PS3のシステムソフトウェア バージョン1.80を検証」
一部の
プレイヤーからは
Xbox 360版のようなハードスペックを生かした専用の
FF11を求める声もあるが、プロデューサーの
田中弘道が
GAME Watch内のインタビューで否定しており、残念ながら実現の望みは薄い模様。
周辺機器の注意点として、Bluetooth
キーボードには対応していない模様(おそらくはBluetoothマウスも)。
ペアリング設定を済ませ、
PS3のメニュー画面では正常に動作していても、
PlayOnline Viewerを立ち上げた時点で動作しなくなる
システムソフトウェアVer 4.60、
キーボードはTK-F
BP014BKで確認。SCE純正品のCECHZK1
JPも動作しないという情報あり。
。
一部の例外(
PS3用コントローラー対応、HDMI出力対応など)を除き、使える周辺機器は
PS2の仕様に準じているものと思われる。