Rare Ex装備

記事名読み
れあ・えっくすそうび
Rare Ex属性を有する装備。読みにくいため、会話で使う時には、「エクレア」「エクレア装備」などと略す人が多い。

Rare属性かつEx属性なので、同じ物は持てず他人に譲渡したり売買する事もできない。そのため、特別な効果を持っていたりストーリーに関るような装備品がこのタイプである事が多い。その入手経路は多岐にわたり、NMが落とす場合やクエスト公式イベントBFENMクエストデュナミス等が挙げられる。

特にNMHNMからドロップする物、あるいはデュナミスドロップする物は効果が同Lv帯の装備に比べて非常に強力な物が多い。これらの装備品はその難条件に加えて、競売等の他の入手手段に頼ることができないため、文字通り「レアアイテム」となっている。

Ex属性であるために不要なときに売って必要な時に買い戻す事ができず、当初は倉庫キャラクターへ預けておくこともできなかった。そのため複数のジョブを上げている人やイベントの記念品を残しておきたいプレイヤー達の倉庫を圧迫する事態となっていた。その後、装備調度品NPCに預けいれ、かばん拡張クエストの追加、モグロッカーの開放、調度品収納数増加、モグの預り帳の追加、一部を除くEx属性アイテムを同一アカウント内へ宅配できるようにするなど、収納増加に関するバージョンアップが行われている。

エクレア装備のメリット・デメリット
エクレア装備は、いわゆるRMT業者にとっては商売のタネにならず、さらに、インフレの影響を受けにくい・インフレを煽りにくいという大きなメリットがある。このため、一般にMMORPGでは、RMT対策・インフレ対策の観点から、ハイエンドの装備品に本稿におけるエクレア装備に順ずる仕様を実装する例がしばしば見受けられる。

この点、FFXIは当初エクレア装備の活用にはかなり消極的な部類に入っていたと言えたが、MMORPGとして一定の成功を治めるにつれて、RMTインフレの問題が深刻化したことに伴いある時期以降、急激にエクレア装備が増加することとなった。

もっとも、エクレア装備にはデメリットもある。一つには、「最高の装備」がエクレア装備に限定されてしまうと、合成職人にとっては、著しくやる気を削がれることになりかねない
注釈1
この問題に対する解決策の一つが免罪装備であろう。「最高の装備」の作成に合成職人が参加でき、かつ免罪符&解呪品ともに市場価値を持たないためインフレを煽ることもない。合成に使用された素材がシステムに吸収されるという点もインフレ抑制に一役買っているだろう。
。さらに、エクレア装備の入手難度次第では、特定のプレイスタイルのプレイヤーのみしか入手できない事象が生じ、その他のプレイヤー(長時間の連続プレイができない人など)にとっては、やはりモチベーションを削がれる結果をもたらす恐れがある。

このため多くのMMORPGの開発者は、こうしたエクレア装備のメリット・デメリットのバランスをうまくとることに心を砕いているようだ。

もうひとつ、他ゲームにはないFF11の仕様上の問題がある。
いかにRare Ex装備でも、戦利品にプールされている状態ではシステム上誰のものでもない。このため誤ロットによって入手してしまうことや、ロットすべき者、パスすべき者の両者が戦闘不能ロットもパスもできない状況となってしまい、アイテムが流れてしまうということもある。Ex属性の付いた装備であるため、一度マイバッグに入ってしまうとプレイヤー側では他人に譲渡する手段はない。
デュナミス等の回線が重く、戦闘不能が珍しくも無いような場所ではこうした悲劇が起こることも多々あり、その後の裏LSの活動や人間関係が崩壊してしまうこともある。こういったコンテンツに関わる諸氏は細心の注意を払われたい。

また、Rare Ex装備が大量に追加され続けた結果、一時は装備倉庫キャラに送れずマイバッグや金庫の容量が足りなくなるという問題が大きくなっていた。
クエストで一度きりしか貰えない、性能は低いがレア度は高いアイテムを捨てるに捨てられないプレイヤーにとっては厳しい収納事情となっていたが、2011年5月10日のバージョンアップよりEx属性アイテムの多くが倉庫に送れるようになったことで、この問題はかなり緩和されている。
代替品としてのエクレア装備
ある装備とまったく同じ性能でありながら、Rare Ex属性がついただけ、という装備も存在する。こうした装備実装されたのはRare Exがない方の装備を落とすNMRMT業者によって占有されたりアイテムの価格操作をされたりといった問題が発生したために、同性能の代替品を落とすよう変更された、という経緯によるものである。これに伴い元の装備の入手先は、印章BFという印章さえ集めれば誰でも挑戦可能なコンテンツへと変更されている。
しかしながら、Lv75キャップ時代終焉以降、元装備の方を素材としてより上位の装備品合成できる例ができたため(癒しの杖ナトフシュネなど)に元装備の需要が完全になくなったわけではない。

以下に元装備とそのRare Ex版を挙げる。

種別装備Rare Ex
格闘武器クロスカウンターリタリエーター
両手棍癒しの杖霊木の杖
弓術エウリュトスボウヴァーリボウ
皇帝羽虫の髪飾り姫帝羽虫の髪飾り
クジャクの護符孔雀経の護符
両手落人の篭手落武者の篭手
スピードベルトベロシアスベルト
両足リーピングブーツバウンデングブーツ
ストライダーブーツトロッターブーツ
風魔の脚絆猿飛の脚絆
ヘラルドゲートルクライヤーゲートル

RareがついておらずExのみがついた「アーチャーリングシカリーリング」やRare Exかつ劣化代替品となった「クラーケンクラブオクターブクラブ」のような例もある。
関連項目
HNM】【エクレア】【RMT】【インフレ

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