現実世界の
免罪符は、中世のカトリック教会が発行した罪の償いを軽減する証明書のこと。これは必ずしも金銭で販売されるものではないが、
免罪符が問題として取り上げられる場合は、主に資金集めのために販売されたものが対象となる。
ここで免じられる「罪」は霊魂の罪のこと。カトリックでは多くの
人間は死後、天国に行く前に煉獄で焼かれ、清められるとされるが、
免罪符を買うとその浄罪が軽減されると説かれた
つまり、犯罪者がこれを持っていれば刑罰が軽くなるといった現世利益的なものではない。
。
しかし悔い改めることや懺悔をせず、金を払うだけで罪が軽くなるという考え方はカトリック教会内でも議論を呼び、大きな宗教改革を引き起こすことになる。
ヴァナ・ディールにおける
免罪符は、禁忌を破った罪を赦し、
呪いを解くために用意された
精霊の
試練という位置づけなので、この
現実世界の
免罪符とは大きく異なっている。