稀なる客人/ネタバレ

記事名読み
まれなるまれびと/まれなるきゃくじん/ネタバレ
NM戦の攻略
龍王ランペールの墓経由でジャグナー森林へ移動、メシューム湖側(F-5)の???ヴァナ時間18:00~4:00間に調べると、シャドウ族NMGiollemitte B Feroun)と鎌持ちの骨(Skeleton Esquire)の計2体のモンスターPOPする。
初期ヘイトは持っていないため、スニークをかけておくことで先手をとられず戦闘に持ち込むことが可能。
2匹の内、撃破対象はシャドウ族NMのほうで、推定Lv50
注釈1
62ソロ経験値なし。
インビンシブルを使用。シャドウのみ抜くことが可能であり、鎌持ちの骨は約5分で消滅するため、放置して消してしまうと楽である。
次元殺が危険であるが、AFを一式着込んでいれば何のジョブであれ即死はない。
60代LvPTを組んでいれば危険は少ない。

ちなみにこのシャドウNMアンデッドでありながらプロマシアの呪縛実装前に神聖魔法であるフラッシュを使う希有な存在だった。後述で推測される来歴からしても、他のシャドウ族とは一線を画した存在である。

ストーリーについて
クエストの主人公であり焦点であるヴィジャルタールは、200年前のサンドリア王国の英雄ヴィジャルタール・カフュー(Vijartal Caphieux)本人である。ひょんなことからタイムスリップして現代にやってきた。

その時まだ王国騎士団神殿騎士団との抗争が続いていたが、それに終止符を打った人物とされる。また、第二次コンシュタット会戦の時、狼王ルジーグコンシュタット高地に進軍した際にも、バストゥーク共和国との講和を主張していた王弟フェレナン公爵の命を最後まで守り抜いたとしても伝えられている。実際には、彼はフェレナン公爵を葬る命を受けていた。もともとはバストゥークを憎み、登場してしばらくの間、エルヴァーンが持つという心の闇驕慢」が強く表れている印象を受ける。

王錫を携えて王都へと向かう道中、激しい嵐に見舞われた彼は雨宿りのためオルデール鍾乳洞に立ち寄るが、その際に王錫の頭にはめ込まれた宝石「ピエールエラン」とオルデール鍾乳洞の不思議な力により、現代へとタイムスリップしてしまう。その頃、現代のサンドリアでは王錫が盗まれるという事件が発生。その犯人でカフューの子孫であるミルシェラールと姉のフィヨン、その夫ロイドと関わるうちに自らの考えを改め、「驕慢」という心の闇を克服する。

そして終盤、ミルシェラールは王錫を持ちオルデール鍾乳洞へ逃亡。カフュー達はミルシェラールの後を追うが、そこでカフューはミルシェラールから王錫を渡される。彼が王錫を盗んだのは、家に代々伝わる「この日、この時間、この場所で最初に会った騎士に王錫を渡せ」という口伝を守るためであった。その口伝を自らが残したのだと悟ったカフューは王錫を受け取り、王錫とオルデール鍾乳洞の力により過去の世界へと帰還する。

この時ミルシェラールは王錫盗みの犯人として捕らえられるが、フェレナン公爵の遺命により無事釈放される
注釈2
遺書の秘蔵とこのタイミングでの公開指定もヴィジャルタールの策によるものであろう


 ミルシェラール・カフューと申す者が王錫を盗むが、
 彼とその逃亡に加担した者たちを
 ヴィジャルタール・カフューの名の下に無罪としてほしい……
 彼らは、我が国とバストゥークの友好を保ち、
 サンドリアの未来を担う者となるであろう。

この後、彼はフェレナン公爵を救おうと暗殺者と戦った際に命を落としたと伝えられる。しかし、3 年後、幽閉されたフェレナン公爵の脱獄の時、手引きした騎士がバストゥークへ逃れたという記録がある。その騎士は、討手に誰何された際「漆黒の稲妻」と名乗った由。稀なる客人を体験したプレイヤーなら、その脱獄を手引きした騎士が誰か察しがつくであろう。

彼の子孫は、バストゥークに住んでいたのだが、つい最近サンドリアへ戻り再び王都で暮らしていた。その姿こそ、フェレナン公爵と彼が垣間見た「敵対していた国どうしが共に手を取り合う」姿の象徴であったにちがいない
注釈3
事情の知らぬものが聞いたら理解されないような文言を遺書に盛り込むあたり、公爵はこのとき、この事件の一部始終を見たと考えられるが…?


なお、このクエストの英題「A Timely Visit」は、「ある時宜を得た訪問」といった意味であり、(時間を超えるというモチーフも含め)さりげなくストーリーを暗示した、当を得た命名といえるかも知れない。

多くの事実がハルヴァーの口から語られ、宰相としての博識ぶりと歴史話好きを印象づけているのもファンにはうれしいところ。
ただ彼が最後に打ち切ってしまったこの事件の関連の話は何だったのか…やや気になるところではある。

過去との行き来というテーマはアルタナの神兵でも扱われているが、アルタナミッションのストーリーとは微妙な食い違いが生じている。
様々な解釈があるが、なんにしろこれからさき説明されることはないと思われる。

Giollemitte B Feroun
ここで出現するNMGiollemitte B Ferounは天晶489年、当時の王妃と共謀し王家転覆を企図した奸臣、ギョルルミット・フェルン男爵その人と思われる。彼が起こした反乱を「フェルンの乱」と呼ぶ。計画は失敗し、二年後の491年に彼の軍は神殿騎士団に降伏している。恐らく王位の象徴である王錫に引かれ蘇ったものと思われる。男爵自身はジャグナー森林で最後を迎えたのだろう。

ちなみに、当時の国王は「吟王」フェリンジェリ・R・ドラギーユ。詳細は不明であるが、天晶490年、凱旋広場建設を命令している。

一緒に出現するSkeleton Esquireは「従者の骸骨」という意味。死した後もフェルン男爵に仕えているのだろう。

関連項目
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