菊一文字

記事名読み
きくいちもんじ/Kiku-Ichimonji
両手刀の一つ。
グラフィック細太刀と同じ。
66 450
Lv51~

天晶堂で販売されている。合成レシピは存在しない。

実装当初はノーグ天晶堂ギルドショップのみで販売されていたが、後にナシュモでも販売されるようになった。しかし、どちらも定期入荷がなくて初期入荷(サーバーメンテナンス直後の入荷)のみのため、在庫が切れれば買えなくなる。つまり、在庫がなくなったらメンテナンス等でサーバーリセットされるまで待つことになる。あるいは、たまにゴブリンの不思議箱から出てきた品が競売に出品されることがあるので、こまめに競売をチェックすると良いだろう。

2005年12月13日のバージョンアップフェローに渡せる武器両手刀の第七段階)になったためフェロー愛好者が買い求める動きが続き、常時品薄状態になっていた。この時期の達にとって、大伝多小龍景光ソボロ助広のどれかがあればいいが、どれも入手が難しく、入手する伝手が無い者は三日月陣太刀までしのいだという。

なおフェローに渡すと菊一文字本来の太刀グラフィックではなく、斬馬刀破軍と同じナタのようなグラフィック武器装備する。
販売店舗
エリア店舗名・座標NPC備考
バストゥーク港天晶堂バストゥーク支店・F-6Silver Owl入荷なし。売却時のみ
ノーグ天晶堂ノーグ支店・I-8Jirokichi入荷品(売切れ有り)
ナシュモ天晶堂ナシュモ支店・G-7Tsutsuroon入荷品(売切れ有り)

どちらもギルドショップ形式。価格は初期入荷時点で418,563ギルと決して安い買い物ではない。誰かがギルドショップ菊一文字を売れば販売価格が下がる可能性はあるものの、そんな酔狂な人間がいるはずもなく、実質的にこの価格から上がることはあっても下がることはない。売却標準価格は5,687ギル

ノーグでの価格が20万ギル弱になっているデータもあるが、それは2005年7月19日のバージョンアップ以前のもの。このときギルドショップの在庫数による価格の計算式が変更され、在庫が少ないアイテムの場合、入荷数は以前と同じままでも値段が跳ね上がるようになった。

かつてはジュノ天晶堂のAkamafulaも買取をしていたが、2018.4.4ギルドショップから通常ショップになると共に取り扱わなくなった。
解説
新撰組一番隊組長・沖田総司が所持したという伝説を持つ菊一文字則宗のこと

則宗は鎌倉時代の刀工。備前国福岡の(九州の福岡ではない)一文字派という流派の創始者。一文字派は銘に「一」の一文字を切ることからこう呼ばれている。ただ一文字派の初期の刀工達は「一」とは切らず、銘を切ることが多かったようだ。
則宗は後鳥羽上皇の御用鍛冶として菊花紋章を彫ることを特別に許されたため、俗に菊一文字と呼ばれた。但し、則宗の現存作に菊花紋が彫られたものは無く、前述のとおり、銘も一文字ではなく個人銘を切ったため、「きっとこういう物があったであろう」という後の世の創作話であるとされている。つまり菊一文字則宗はこの世に存在しない刀ということになる。ただ菊花紋に一文字を切ったいわゆる菊一文字自体は同じ一文字派の他の御番鍛冶によって存在するため、この刀は則宗を指している訳ではない可能性もある。

一文字派の刀は、雨露でしっとり濡れた桜の花びらを横並びに敷き詰めたような美しい刃紋が特徴。

幕末の当時でも菊一文字則宗は国宝級の名刀であり、たとえ沖田といえども入手することは困難であったろう。実際には沖田は同じように菊花紋章を彫ることを許された江戸時代の刀鍛冶である山城守藤原国清、または同様に菊紋を許された他の刀鍛冶が作った刀を愛用していたらしい。昭和初期の作家が、沖田総司の刀の銘に菊紋があった…というような伝聞から、沖田の菊一文字所持の物語を創作したようだ。
関連項目
両手刀

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