クリュー人/ネタバレ

記事名読み
くりゅーじん/ネタバレ
古代種族の一つ。外見は類似しているが、ジラート人クリュー人ともに、ヒューム族とは別の人種となる。実際、クリュー人の1人であるナグモラーダは30年間姿形が変わっていないことからも分かるように、歳の取り方もヒューム族とは異なっていることが分かる。

古代ジラート王国において、ジラート人虚ろなる闇に蝕まれたために、意思疎通手段であった「心の声」を失った種族である。
それ故、例えばナグモラーダに見られる様に、ジラートを「完全なる民」と信じ、自身はコンプレックスに苛まれている人物もいるようである。
プロマシアミッションで語られる限り、クリューの民はジラートからは露骨な迫害こそ受けなかったものの、一種の病気に侵されたものであると認識されており、クリューの民同士で暮らすよう勧められた
注釈1
これをもって差別と見るかどうかは各々の判断に任せる。また強制移住ではなく、クリューの民がジラートの都を訪れることは許されていた。
。またクリューの民は心の声を失った代わりに、霊獣との交流があり、ソ・ジヤを現在の形に変えたのも霊獣の協力を得てのことである。

ジラートによる「神の扉」計画においては、クリューの民はこれを阻止するべく霊獣達と共にジラートと戦い、北の地のアークを破壊しメルト・ブローを引き起こしたことで、ジラートの都を壊滅させ計画を阻止した・・・かに思えたが、「神の扉」は開いており、神都アル・タユだけは「真世界」へと転送されていた。

クリュー人タルタル(小さき子供たち)
元々タルタル(もしくはその祖先)は、争いを嫌い、安住の地を求めて放浪する種族であった。それを見かねたクリュー人は北の地から月の地へタルタル族を導いている
注釈3
ウィンM「蘇る神々」より。
。なお、タルタル族の歴史では「まばゆい星
注釈4
天晶暦元年、伝承に語られている最初のラグナロクの光
に導かれて約束の地にたどりついた」ということになっており、なぜかクリュー人のことは伏せられているようだ。

サルタバルタに点在する魔法塔と、ボスディン氷河に点在する魔法塔が酷似した形状をしていること、ソ・ジヤホルトト遺跡の建築様式が酷似している
注釈5
ウガレピ寺院クリューの民が建てたものだが、居住施設のため微妙に異なる。
ことから、クリューの民が関わっていることが分かる。この魔法塔サルタバルタに満ちる月の力をエネルギーに変換する機能を有しており、大戦末期にごく一部の魔法塔を残して機能を停止している。また、機能している魔法塔は、フェンリルの死によって月の力が補充されなくなったにも関わらず、依然として周辺の魔法力を吸い上げているため、サルタバルタの植生の変化及び星の大樹衰弱という事態を引き起こしている。
ウィンダスミッションの中盤では、アジドマルジド完全召喚の謎を解くため、中央の塔を再起動させる。だが、その結果としてヤグードが一時同盟を破棄する口実を作ってしまうこととなった。
ミッション終盤では、フェンリルの復活により、中央塔深部の満月の泉に力が戻り、魔法塔も本来の機能を果たすようになったものと一部のユーザーは考えているようである。

1万年前、クリュー人ディアボロスに願い、虚ろなる闇を除去してもらっている
注釈6
。また、ジラートによる「神の扉」計画を阻止するべく、クリュー人は北の地のアークを破壊し、その結果メルト・ブローが発生し、膨大な量のクリスタルの力が放出された
注釈7


クリュー人トンベリに変わった原因がどちらにあるのかは長い間ユーザの間でも見解が分かれていたが、ストーリーアルティマニアにおいて、心の闇を取り除いた状態でメルト・ブロー の影響を受けた結果、クリュー人はヒトのカタチを維持出来なくなり、徐々に退化してトンベリへと変わっていったことが明らかになっている。そのため、トンベリはある意味6種族目の人間ということもできるが、知能が退化して片言しかしゃべれず、また人間に対して敵対的であるせいか、人間からは獣人として扱われている。

ディアボロスによると、虚ろなる闇とは「ヒトがヒトであるために必要なモノ」であり、虚ろなる闇を除去してしまうと人間でなくなってしまう
注釈8
後述する二人及び、クリューの民ではないが強力な虚ろなる闇を宿していたプリッシュの場合は、無限の寿命と心を読む力を得る代わりに、虚ろなる闇から生まれる負の感情に対する感覚が失われてしまった。
ことになる。

ただしクリューの民の中でも、エシャンタールのように虚ろなる闇を除去してもヒトのカタチを保つ事ができた者も存在する。エシャンタールディアボロスの力を借りるのではなく、神都アル・タユに存在する「虚ろの器」によって虚ろなる闇を除去したのだが、同じように虚ろの器虚ろなる闇を除いた他のクリュー人がどうなったのか、なぜエシャンタールのみが永遠の生を受けたのかは明らかになっていない。

ウガレピ寺院周辺だけではなくソ・ジヤ遺跡でもトンベリ族亜種を見ることができるのは、ソ・ジヤ神都アル・タユがかつて存在していた場所の外れにクリューの民が建てた都であるという設定のためかもしれない。

FFXIに登場するクリュー人
ナグモラーダセルテウスエシャンタールグラビトンなどがクリュー人である。ただし、セルテウスエシャンタールのようにクリュー人の枠に留まらない別のものになってしまった例や、グラビトンのように残留思念として登場するものもあり、厳密な意味でのクリュー人の生き残りはナグモラーダのみである。

関連項目
Grav'iton】【Nag'molada】【Esha'ntarl】【Selh'teus

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