七つの緻密なトリックを

記事名読み
ななつのちみつなとりっくを/Bait and Switch
クエストの一つ。2006年2月21日のバージョンアップで追加された。

依頼者は、バストゥーク大工房の2階(G-7)にいるサリム(Salim)。
女神像付近を、変な修道士が
うろついているので追い払ってほしい。

攻略概要
コンクェスト集計のたびに繰り返し可能。
発生条件は、名声ランク3(「聞いた覚えがあるぞ」)以上であること。

女神像(1階G-8階段下の石板)を調べると、修道士(ミレドシラッドの変装)とルトが現れ、協力して仕掛けを破ろうと持ちかけられる。

最初に、怪盗の七つ道具からどれかひとつを選択し、選んだ道具によって、仕掛けの難易度や報酬が変化する(後述)。

シーフに人気のキーリングベルトはここでしか入手できず、エルメスクエンチャの主な入手手段であることから、手軽さと相俟って、非常に人気のあるクエスト
注釈1
週に一度、エルメスクエンチャまたはスケルトンキー転売することによる地味な金策手段としているプレイヤーも少なくはない。


ちなみに、イベントシーンに登場する見張りの装備頭装備を除く)は、見張り長がクリムゾンスケイルアーマー、部下2人はアダマンチェーンメイル一式。NPC装備冒険者とは別物らしいが、なかなか壮観である。

スイッチの組み合わせを簡単に教えてくれたり、あっさり脱獄できたり、むしろ工房内は怪盗を応援していたりと、バストゥークでの政治家への評価が端的に現れているのかも知れない。

選んだ道具によって微妙に異なる展開、7つ目の「???」を巡る謎、そして感動の大団円などの要素も手伝って、かなり評判の良いクエストと言えるのではないだろうか。
攻略情報
以下では、攻略の概要を紹介しているが、実は、このクエストは、大工房の中だけ(しかも屋上に出る必要もない)でコンプリートに必要な情報が基本的にわかり、最初に若干の試行錯誤をすれば、後は自力で解くことが可能。しかも、間違いを犯さない限り見られないイベントシーンも用意されていたりするなど、従来のFFXIクエストとは、かなり趣きが異なっている
注釈2
ある意味、MMOらしからぬクエストと言える。


従って、冒険者によっては自力で解いてみた方がより楽しめる可能性もあることは知っておくと良い。なお、その場合には、道具の選択肢は上から順番に選んでいく方がやりやすいだろう(とりわけ、初回はスコープを選ぶのがお奨め)。

さらに詳細な攻略は【七つの緻密なトリックを/ネタバレ】参照のこと。
手順
選んだ道具スイッチを
押す回数
効果報酬
スコープ3工房内の誰がヒントを
教えてくれるかがわかる。
サイレントオイル
詩人の竪琴4見張り撃退の選択肢が増える。プリズムパウダー+20ギル
注釈3
適切な歌を歌う選択肢で対応した場合のみ、Gentle Tiger、Militant Galeそれぞれから10ギルずつ貰える。
見張り人長証明書6見張り撃退の選択肢が増える。ハイポーション
トラップ8スイッチに設置することで
見張りが来なくなる。
ハイエーテル
お守り8特別な見張り撃退用アイテムキーリングベルト
懐中時計8制限時間が1時間になる。エルメスクエンチャ
???10ヒント聞き出し、
及び特別な見張り撃退用アイテム
イカロスウィング

仕掛けを解除するには、大工房1階内に3つある大中小のスイッチを順番に押す必要があるが、その順番は毎回異なるため、まずはNPCからヒントを得て推理しなければならない。

ヒントを得られるNPCは、Helmut(一階老人)、Darha(一階ガルカ)、Folzen(一階ギルド前子ガルカ)、Hungry Wolf(二階食堂ガルカ)、Strinking Snake(二階火薬研究所ガルカ)の5人。

また、怪盗2人のポリシーから、わざわざ予告状を出してから開始することになるので、スイッチは全て見張りに守られており、状況に応じて正しい選択肢を選ばなければ解除に取り掛かることができない。

ただし、間違った選択肢でもそれ専用のイベントが用意されているので、先にも述べてある通り、自力でいろいろな選択肢を試した方が、本クエストを楽しむことができると言えるだろう。

全てが解除できたら怪盗2人はめでたく裏金ゲット、冒険者は修道士を追い払ったということでサリムから報酬がもらえてしまう。なお、七つ道具で「懐中時計」を選択した時のみ制限時間(予告状提出から1時間)が課せられるので注意。

7つ目の「???」はそれまでの6個を成功し、かつ「カメレオンのまやかしを」をコンプリートすることで入手できるだいじなものを持っていなければ選べない(だいじなもの=7つ目の道具である)。なお、「???」だけは一度クリアすると選択肢から無くなり、それ以降は選べる道具が6種類となる。
注釈4
フェローの選び直しを行うと、フェロー関連クエストはすべてリセットされるため、「カメレオンのまやかしを」も再度挑戦できることになる。これを行うと「カメレオンのまやかしを」の再クリア時点で再びこの「???」の選択肢が表示され、報酬の「イカロスウィング」も再び入手できるようになる。つまりフェローの選び直しを行うことで、何度でも「イカロスウィング」が入手可能となる…のだが、フェローを選び直し、そこから親密度65以上まで上げ直す手間を考えると、「イカロスウィング」目当てでやるものではないだろう。


なお、選択したアイテムにより登場するゲストが変わるが、情報収集時や見張り対処時の選択肢でアイテムがらみのモノを選ばないと、このゲストの行動を把握できない場合がある。3回程登場シーンがあるが、アイテムがらみの選択肢を選ばないでクリアしてしまうと登場することができず、「このタルタルはなに?」「なんだったんだあのエルヴァーンは?」などストーリーに疑問が残ってしまうこともあるので留意しておくといいだろう。
失敗について
失敗となるのは次の4つのケース。連行された場合には、専用のイベントシーンが見られる。

  1. 予告状提出後、大工房の外へ出る。
    →サリムと話して最初から。
  2. 制限時間1時間オーバー。(道具で「懐中時計」を選んだ場合のみ。この1時間はログアウトしていてもカウントされる)
    →サリムと話して最初から。
  3. 押す順番を間違える。
    →これまでに解除したスイッチがリセットされ、1つ目からやり直し。順番は変わっていないので、情報集めをし直す必要はない。
  4. 見張りの対処に失敗してメンバーが捕まる。
    →メンバーの救出に成功すれば、解除が済んでいるスイッチの続きから挑戦できる。ただし、捕まっても大丈夫なのは2回までで、3回目に捕まると完全な失敗となる。この場合は、サリムと話すところからやり直し。救出法は【七つの緻密なトリックを/ネタバレ】参照のこと。

かつては、スイッチを押し間違えたり、選択肢を間違えてメンバーが捕まった時も、いちいち女神像を調べてクエストを一旦放棄し、再度サリムよりオファーを受けるところからのやり直しを余儀なくされていたが、2006年4月25日のバージョンアップで修正された。
名称について
英名は「おとり商法」という意味。安物で誘い(bait)、買うときにはより高いものに切り替えさせる(switch)、という意味合いだが、この場合はルトとミレドシラッドで護衛を遠ざけ、その隙にスイッチを押す、というこのクエストの手順と引っ掛けているのだろう。
関連項目
七つの緻密なトリックを/ネタバレ】【カメレオンのまやかしを】【Miledo-Shiraddo】【Luto Mewrilah

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