アタルフォーネ盗賊団の宝

記事名読み
あたるふぉーねとうぞくだんのたから/As Thick as Thieves
シーフAF入手クエストの2回目。2002年11月26日のバージョンアップ実装された。

オファー条件は前クエストクリア後、シーフLv50以上で依頼者に話しかけること。

依頼主は、ウィンダス森の区泥棒ミスラの家にいるナナー・ミーゴ(Nanaa Mihgo)
残党の隠れ家メモ」に従い、
アタルフォーネ盗賊団の残党2人を巡り、
2通の「偽造した封書」に
それぞれサインをもらってくること。

クエストアタルフォーネ盗賊団の宝クエスト
天晶堂へ集え侯国の栄光

まずは依頼者ナナー・ミーゴに話しかけ、2通の偽造した封書を受け取る。途中出てくる選択肢の正解は「V」だが、間違った選択肢を選んでもストーリーは進行する。

目的の2人に会う順番はどちらでもよい。会うための手順は下の小見出しを参照のこと。2人に会うイベントを見て、だいじなものサイン済みの偽造封書1」と「サイン済みの偽造封書2」を入手後、ナナー・ミーゴ(Nanaa Mihgo)に話しかけるとクエストクリアとなる。報酬は「ローグボンネット」。
1人目に会う手順
偽造した封書・1通目を渡す相手はソロムグ原野にいる。

まず、ソロムグ原野各地にある塔の???を探して調べる。このクエストに関係する???MAPの黒い点になっている6箇所(G-6、H-8、I-7、K-8、K-9、I-9(崖上))の塔の下にあるが、何処が当たりかはランダムのようだ。正解の場所を調べるゴブリンNM「Climbpix Highrise」が出現する。ジョブシーフで、回避が高くトリプルアタックがあり、さらに絶対回避も使ってくる。NMを倒すと「グラップネル」が手に入る。

その後、上述の6箇所の塔のいずれかの???装備を外した状態でグラップネル」をトレードする。NMと同じ場所とは限らない。「うまく引っ掛からない~」は外れで、正解の場所だとイベントが発生する。

運が悪いとガルレージュ要塞過去世界を通過しないと行けない場所
注釈1
ソロムグ原野Survival Guideが設置されて以降は移動が楽になっているが、「グラップネル」入手が別の塔で、当たりがこちらだと運が悪いといえるだろう。
石碑禁断の口がある場所)の塔が正解のこともある。
2人目に会う手順
偽造した封書・2通目を渡す相手に会うには1通目よりも手間がかかる。
まずはジュノ下層にあるゴブリンの店の奥へ続く通路にいるSniggnixと話し、ダイス勝負に勝つ必要がある。
注釈2
この手順を忘れてダングルフの涸れ谷に行って???を調べても、「とくに何もないようだ。」と表示されるだけでアイテムトレードしてもイベントが起きないので注意したい。フラグが立っていれば、???調べるトレードすべきゴブリンの好物のヒントが表示される。

ダイス勝負に勝ったら、ダングルフの涸れ谷に移動して「涸れ谷3兄弟」を名乗るゴブリン達とダイス勝負をして勝たねばならない。彼らとのダイス勝負は3箇所の???に特定のアイテムトレードすることで行える。
ダイス勝負で戦う順番と???の座標、勝負する際に必要なアイテムは下の表を参照。

勝負相手の名前(座標)必要なアイテム特徴
1戦目Saltvix (F-7)テンキー6 岩塩ナイフ持ち。言葉は流暢。
2戦目Grasswix (F-4) ゴゼビの野草ダガー持ち。喋り方はジュノゴブリン達と同様。
3戦目Eggblix (E-12)
注釈3
G-11の広間からF-11テンキー2と5の間にある隠し壁から通路に入り、その先の床の穴から下に落ちる。クロウラーの巣みたいに壁に入りこむ場所がある。
トカゲの卵杖持ち。言葉は流暢だが、なぜか関西弁。

かつては負けたら1戦目からやり直しになっていたため、運が悪いと移動でかなりの時間を使っていた。2016.6.7以降はアイテムは消費するものの、負けたところからやり直しできるようになった。アイテムは全て現地で調達可能だが、トカゲの卵ドロップ率は低めであり、移動する時間なども考慮すると、あらかじめ調理ギルド競売などで買っておくほうが賢明。また、トレードしたアイテムは戻ってこないため、何度か負けることも考えて、とくに1匹目の岩塩はある程度数を持っていくことをお勧めする。

涸れ谷3兄弟とのダイス勝負に3連勝したら、ダングルフの涸れ谷から北グスタベルグへ出てF-7にある???調べる。目的の???へ辿り着くにはダングルフの涸れ谷の最深部(K-2)から北グスタベルグへ出て、橋を渡らずに南側の川沿いを歩いていけばよい。
注釈4
それなりに距離があるので、北グスタベルグに出たら、マウントを利用するといいだろう。


???調べると、Gambilox WanderlingというゴブリンNMが出現するので、これを倒す。このゴブリン曲刀を持った戦士タイプで、SPアビリティマイティストライク」を使用する。特殊技は普通のゴブリン同様、爆弾投げゴブリンラッシュだけだが、リゲイン持ちらしく数秒毎に特殊技を連発する点に注意。レベル50代のシーフソロでの討伐は困難なので、フェイスお手伝いが必要になるだろう。

倒した後に???調べるイベントが発生し、「王のダイス」を入手できる。その後、ジュノ下層の Sniggnix に王のダイストレードするとイベントが発生し、目的の人物に会える。

以上NM戦2回とランダム勝負4回を行うことになるという、クリアまでにかなり手間が掛かるクエストである。
クエストの変遷
実装からしばらくは手間のかかるクエストではあったがレベルさえあれば、ソロでもクリア可能であった。しかし2011年5月10日のバージョンアップによってダングルフの涸れ谷グラウンド・オブ・ヴァラー対象地域となり、例によってモンスターが従来とは比較にならない高レベルのものに変更となったため、当初本クエストLv90から見ても丁度~とてとなるほどのアクティブモンスターの出現により凄まじい難易度上昇が起こった。

移動ルート上のみならず、3兄弟のPOP地点も運が悪ければ勝負が終わった瞬間に絡まれるなど、他の幾つかのAFクエスト同様に明らかに異常な難易度と化し、Lv90のジョブでさえソロでは高難易度という有様だった。公式フォーラムをはじめとしてその点についての苦情・非難が相次ぐ事態となってしまった。

そうした意見のためか、或いはさすがに変えすぎたと思った
注釈5
そもそもバージョンアップ前には『既存のクエストミッション等に影響が出ない範囲内で配置変更を行う』とアナウンスされていたので、こういった事態は明らかな検証不足と言えるのだが…。
のか、現在では3兄弟のPOPポイントである???の直近はアクティブモンスターの徘徊範囲から外れており、移動中にインスニで絡まれないように気をつければソロで遂行可能となっている。北グスタベルグでのNM戦にそれなりの戦力が必要なのは変わらなかったが、フェイスの追加によって戦闘の難易度は大きく低下している。

2016年6月7日のバージョンアップでは、ゴブリンとのダイス勝負に負けても最初からやり直さなくても良いように調整され、延々とダイス勝負をする羽目にはまず陥らないようになった。
NMの名称について
ゴブリンの後ろに付く名前は身体的特徴を表すことが多いが、このクエストに登場するゴブリンはそこから外れている。

Climbpix Highrise:high-riseは「高層建築の」という意味を持つが、グラップネルを持ち歩いているところを見ると、「高所登りのクライムピクス」といったところか。Climbpixの方は"climb"(登る)が元ネタだろう。

Gambilox Wanderling:wanderlingに相当する一般的な英単語はないので、この場合はwander(名詞では「さまよい歩くこと、散歩」)+-ling(後ろに付いて「属するもの、関係のあるもの」)で、「彷徨えるギャンビロクス」といったところか。Gambiloxは"gamble"が元ネタだろう。

それ以外に登場するゴブリンたちは以下の単語に由来すると思われる。
Sniggnix…snig(切る、盗む)
Saltvix…salt(塩)
Grasswix…grass(草)
Eggblix…egg(卵)
関連項目
ローグアタイア】【グラップネル】【王のダイス】【Fickblix

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