ここでいう「袖」とは、日本の甲冑で肩から二の腕を防御する部分を言う。従って本来は胴とは別の扱いだが、
ヴァナ・ディールの
胴装備の
グラフィックを見ると、肘までの
防具が含まれるようなので、問題は無いのだろう。
大袖は小札を綴じて細長い板状にしたものを5~7段威下げたもので、本来は大鎧に付属した。
当時の戦は騎射戦だったので、大きな板状の
防具を肩につけるのが有効(
盾代わりとして)だったのだが、徒歩での打物戦が増える室町から戦国時代には、腕に密着する形の小型の袖が主流になる。
姿には威厳が出ることから、甲冑姿の武将の肖像には本来は着かない大袖付きで描かれたものも多い。