デフレ
デフレーション(deflation)とは、物価が持続的に下落していく経済現象を指す。
デフレとも呼ぶ。物価の下落は同時に貨幣価値の上昇も意味する。同じ金額の貨幣でより多くのものを買えるようになるからである。なお、株式や債券、
不動産など資産価格の下落は通常
デフレーションの概念に含まない。
デフレーション(Wikipedia)より引用。
FFXIにおいても
アイテムの価格が下落する現象はしばしば起きている。
特に
業者から大量の
ギルが回収され、
ギルの流通が引き締められた時に顕著であり、2007年頃に起きたハイパー
インフレの終焉とそのときに起きた
デフレは記憶に残っている
プレイヤーも多いだろう。
また、後述するように
FFXIにおける
装備品は基本的には値下がり傾向にあることが多い。
FFXIには
装備の損壊という概念がないため、基本的に1つの
ワールドに存在する
装備は(
消耗品を除き)時間と共に増加していく。
そのため、たとえ
ギルの流通量が変わらなくとも
アイテムの供給が続けば
装備の価値は相対的に下がり、徐々に価格が下がっていく傾向にある。起こっていることはどちらかというと
ギルの価値の上昇ではなく
アイテム価値の低下ではあるが、これも広い意味では
デフレと言っても良いだろう。より高性能の
装備の追加によって急激に価格が低下することもあるが、こちらは通常
デフレとは呼ばれない。
経済が安定しており、
アイテムの供給が続く限りはこの傾向は必然であるため、初期の高額な時に購入した
プレイヤーの中はこの価格の低下を減価償却として割り切っている人もいるようだ。
反面、
消耗品は価値の低下が起こりにくいため、その
ワールドが
デフレ傾向にあるかどうかは
消耗品の価格を見ると分かりやすいかも知れない。
- メリット
- 資産をギルの形で所持していても損失が出にくいため、リスク分散のためにアイテム資産を持つ必要がなくなり、アイテム管理の手間を減らせる。
- 固定のギルの収入(ギル報酬のクエストなど)で金策している人にとっては、相対的に収入が増える。
- デメリット
- ギルの価値が徐々に上昇しているため、ギルが死蔵されて取引が減り、市場が不活性化する。
- アイテムを資産として持っている人にとっては、資産価値の低下が大きくなる。
- 固定のギルを必要とするコンテンツが割高になり、バランスが崩れる。
デフレが行き過ぎると上記のデメリットが大きくなるため、たまに調整が入ることがある。
デフレ対策には
ギル供給を増やす、
ギル回収を緩和する、
ギルを用いた取引を活性化させるなどの方法があるが、
スクエニは
ギル回収の緩和を行うケースが多い。
ギル供給を増やすのは匙加減を一歩間違えると一気に
インフレに反転する危険があり、取引の活性化は
RMTの活性化も意味するため、難しいのだと思われる。
また、
ギル回収の緩和はバランス調整もできて一石二鳥というメリットもある。むしろそっちが
メインかも知れないが…。
例)
止まっている砂時計の値下げ、
コズミッククリーナーの値下げなど
その他には、
アイテムの値下がりを抑制するために、
装備品を回収
したり、過去に
実装した
装備を大きく超えないよう新規
アイテムのバランスを調整したりといったことも行われている。後者は今ある
装備がゴミになるリスクが小さく、流通しているものを安心して購入できるため、市場が活性化するというメリットがあるが、
VUが来ても微妙な
装備しか追加されず、
ガッカリ砲となってしまうデメリットもある。
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