ぬるぽ

記事名読み
ぬるぽ
  1. ぬるいメリ稼ぎを希望すること。「ヌルポ」とも書く場合がある。
    メリポ稼ぎではレベル上げ以上に効率を追及する傾向が強く、効率の良い編成で効率の良いPTを組む事が多い。そういったPTは確かに時給は良いが、作業的でジョブによっては大変に疲れてしまう。
    そのため最近では、メリットポイントを稼ぎたいが、効率よくハイペースで経験値を稼ぐメリポパーティは望まない人々が、サチコメに「ヌルポ希望」などと書いているケースが増えている。
  2. プログラミング言語Javaにおける実行時例外NullPointerException(ヌルポインタエクセプション)の略。正しく記述されていないプログラムにおいて、この予期しない実行時例外が発生した場合には、該当スレッド
    注釈1
    ネット掲示板におけるスレッドのことではなく、プログラムの実行最小単位の意。
    が停止してしまう。
    2ちゃんねるで良く使われる言葉であり、誰かの「ぬるぽ」という発言に対し「ガッ」(叩く擬音を表している)と返すまでの一連の流れが、半ば慣例となっている。何故NullPointerExceptionが叩くと関係があるかに付いては諸説
    注釈2
    バグは叩け」と言う説や、とあるオンライン辞書でぬるぽを検索したところ叩くという意味に近い言葉が返ってきた、などがある。
    ある。
    特にFFXIの場合では、BFNM戦利品がゴミだった場合等の残念な状況におかれたPCが「ぬるぽ」と発言し、「ガッ」と返すか/slapでバシッと叩くのが基本
    注釈3
    「ガッ」は叩いてる音を表しているのため、/slapが使用される。
    である。

ぬるぽの概念について
一口にぬるぽと言われるが、その概念についてはプレイヤー個々によって認識が異なる。

概念は大別すると以下の三つに分かれる。

  1. 効率の良いPT構成で、意図的に敵を釣るペースを落とすことにより、メンバーの時間当たりの作業負担を減らす。
  2. 回復強化と言った負担をPTメンバーでシェアする事で作業負担のバランスを可能な限り均一にする。
  3. 効率の良いPT構成に拘らず、戦闘は可能な限り全力、且つ連戦で行うが、結果的に時給は低い。

上記の何れも、釣りペースも含めた最高効率を求める概念ではないため、ぬるぽPTの時間当たりの取得リミットポイントは少ない事が多い。
なお、1や2の場合、時間当たりの作業負担はどのジョブでも等しく一定の比率で減少するため「これが本当のぬるぽPT」と言われたりもする。
一方3の場合は、支援役となる後衛の負担は増すケースも多く「これのどこら辺がぬるぽなのか」と突っ込みを受ける場合もある。
そのため、前者を「ぬるぽ」、後者を「まずぽ」と区別して表現する場合もあるようだ。


ジョブ毎のぬるぽの意識傾向について
ぬるぽに対する考え方は、ジョブによっても大きく異なる。
異なる原因は、作業負担の大きさに依存する。

赤や白と言った、強化弱体回復を担うジョブの負担は比較的多く、疲労度も高いとされている。また、PT構成によって作業内容や疲労度が大きく変わるのも当該ジョブの特徴である。
また、効率の良いPTと悪いPTとでは、赤白にとって、後者の方が回復負担等の疲労度は大きいのではあるが、効率の良いPTでハイペースで狩る場合にも、例えばディアは全ての敵に入れなくてはならない等、ペースがあがれば上がる程に時間当たりに唱える頻度が増える魔法もある事は考慮しなくてはならない。
上記を踏まえると、赤白にとっては、効率がよく、且つ意図的に釣るペースを抑えるスタイルか、作業負担をシェアできるPT構成こそがぬるぽスタイルであると言っても差し支えないであろう。

アタッカー盾役となる前衛陣にとっては、意図的に釣るペースを下げるスタイルによって受ける負担減は相対的に赤白に及ばない。
また、回復強化と言った負担をシェアするためには、サポ踊にしなくてはならないジョブも多く、また、これらの作業は最高効率を突き詰めたメリポPT編成に比べて、負担が大きくなる。
こういった事情から、ぬるぽ前衛には概ね不評であるようだ
注釈4
特にメリポ適性の高いに縛られずに自分の好きなジョブを出せるという側面もあるため、この場合においては前衛にも歓迎されるだろう。


メリポPTで、主に釣り役となる詩人にとっては、釣るペースを意図的に落とせるので、大きな作業負担の減とはなるが、どの様な戦闘スタイルであれ、作業内容そのものには変化のない詩人の場合、「どうせやる事は変わらないのだから、ペースを上げたほうが良い」と考えるプレイヤーも多いようである。
ただし、釣り前衛に任せてしまう戦術の場合であれば、この限りではないようだ。

上記の様に、考え方の違いには個人差も大きいのだが、ジョブによってもある程度の傾向は存在する。
後衛前衛釣り役、それぞれの作業内容や立場をお互いに理解しあうことはもちろんの事、メリポなのかぬるぽなのか、その場の戦闘スタイルの指針をはっきり決めておく事が大事であろう。

外部リンク
Wikipedia:ぬるぽ

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