Lion/ネタバレ

ライオンはジラM「宿星の座」に至るまで便乗ブラザーズで一括りにされるなど、いてもいなくても変わらないような存在であったが、ジラMの最後の最後で活躍をすることになる。

宿星の座で敗れたエルドナーシュは、自暴自棄になって再びメルト・ブローを引き起こそうとするが、クリスタルラインが暴走する寸前、ライオンはクリスタルに飛び込んでそれを食い止め、自身はこの世から消滅した。

しかし、彼女は死んでしまったわけではなく、クリスタルラインの中で生きており、フェレーナもライオンがどこかで生きていると感じると述べている。

再び彼女が登場するには、ジラートミッションに加えてプロマシアミッションもコンプリートし、「世界に在りて君は何を想うのか？」までたどり着かなければならない。

プリッシュはプロM「暁」においてタブナジアの魔石（世界の終わりに来る者の魔晶石）を男神プロマシアに打ち込み、魔石はプロマシアともどもクリスタルに還っていった。そのままだと世界の終わりに来る者が再び誕生してしまうのだが、クリスタルラインにいたライオンはそれを阻止するため、タブナジアの魔石を抱え込んで守っていたのである。

アル・タユの母なるクリスタルの前で神の歌が歌われたことで、ライオンはタブナジアの魔石ともども外に引きずり出され、再びこの世に蘇ることになる。そうなった経緯については世界に在りて君は何を想うのか？/ネタバレも参照されたい。

しかし、タブナジアの魔石に長時間触れていた後遺症か、かつてはプリッシュが見ていた悪夢を見るようになってしまった。こちらは新裏と呼ばれるデュナミスの設定につながっていく。

その後はノーグで療養していることになっているが、残念ながら帰ってきたライオンと会話をすることはできず、当然「全てが終わったら一緒に世界を旅して回る」という約束を果たす機会もない。ある意味フェイスという形でその約束は果たされていると言えるかも知れないが…。

ストーリーアルティマニアでは、ライオンについてインタビューで詳しい話を読むことが出来る。

加藤正人氏の当初の案ではライオンは死なないことになっており、続編ではライオンが世界の終わりに来る者として登場することになっていた。それを現在の形に変更した齋藤富胤氏に対し、加藤氏が「何を勝手に（ライオンを）殺してるんだよ」と怒ったというエピソードがある。

実際、宿星の座（ミッション）が実装されるまではデータ上にはライオンが生き残る台詞があった。これについては項末に記載する。

このライオンの代わりに登場したのがプリッシュであり、齋藤氏は両者が元は関係があったことを示したくて、世界に在りて君は何を想うのか？ではプリッシュとライオンが重なるような見せ方をすることで、世界の終わりに来る者になる可能性は彼女たち2人にあった、ということを暗示している。

また、第24回もぎたて ヴァナ・ディール内の1コーナー「幻ヴァナ・ディール」において、ライオンがラスボスになるストーリーが検討されていたことが明かされている。

その当時は、三国周辺に強い敵を配置して、ストーリーを進めた人だけがその敵が見えて戦える仕組みを作り、三国周辺にまたプレイヤーが戻ってくる流れを作ることが検討されていた。そこには異次元といったキーワードが存在し、そのストーリーの中でライオンが重要な役割を果たす…かも知れなかったらしい。

宿星の座実装前に存在した解析ログや、以下の点から「LionはYve'noileの分身または生まれ変わりである」という説が生まれ、長い間この説を支持するユーザもいた。

• ジラM「宿星の座」でLionの消滅直後にYve'noileが出現した事
  
• 二人が同時に居合わせることが無い事
  
• 実装前の宿星の座のLionの役どころは実装後Yve'noileがしている事
  
• Yve'noileのスペルを逆順にすると、e『lion』'evYとLionの文字が現れる事
  

しかし、ストーリーアルティマニアではこの2人について、
と、設定上両者は関係ないことが明言されている。

ジラM「宿星の座」実装前には次のような台詞がデータ上存在した。この台詞は実装時にはボツになったものの、世界の終わりに来る者の設定など、プロマシアミッションとも共通する内容がある。

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【世界に在りて君は何を想うのか？/ネタバレ】