システム
タームフィルター
指定フォルダにあるテキストファイル「prohibited.txt」「allowed.txt」を編集し、非表示にしたい文字列と表示したい文字列を入力する。
ゲーム内コンフィグ で「タームフィルター 」を有効にする。デフォルトはオフになっている。
「prohibited.txt」「allowed.txt」を作成・編集する。
Windows のネイティブ機能を使うなら、以下の手順で作成・編集すればよい。ただし、ProgramFilesフォルダのように管理者権限が必要なフォルダが指定フォルダになっていた場合はひと手間増える(後述)。
指定フォルダでエクスプローラーを右クリックし、「新規作成」→「テキスト文書」を選択
ファイル名(拡張子以外)に「prohibited」もしくは「allowed」を指定
作成したファイルを右クリックし、「プログラム から開く」→「メモ帳」を選択
指定フォルダの編集に管理者権限が必要だった場合、権限が不要なフォルダで上記の手順で「prohibited.txt」「allowed.txt」を作成し、指定フォルダにコピーするという方法がある。あるいは、
FINAL FANTASY XI Config の「設定および
スクリーンショット の保存フォルダ」の項目で「参照」ボタンを押し、管理者権限が不要なフォルダを指定するという方法もある。
それぞれのファイルで登録できるテキストは1行につき30文字までで、100行が上限となる。各行の31文字目以降と101行目以降の登録は無効となる。
プレイヤー 名も対象になるので、
ブラックリスト のような使い方も可能。
各ファイルは以下のような性質を持つ
prohibited.txt
非表示にしたい文字列を入力する。このファイルに入力されている文字列が含まれるチャット ログは表示されなくなる。
allowed.txt
必ず表示させたい文字列を入力する。「allowed.txt」に入力されている文字列が含まれるチャット ログは、「prohibited.txt」に入力されている文字列が含まれていても表示される。
基本的には「prohibited.txt」に
業者 の好む単語を格納するといった使い方になるだろう。「allowed.txt」は「この
PC の
Shout /
Yell は絶対に聞き洩らしたくない」といった場合に、その
PC の名前を指定するといった使い方ができる。
なお、
チャットフィルター は
タームフィルター が動く前に
サーバー 側でフィルタリングしているため、allowed.txtよりも更に優先順位が高い。
2023年3月10日のバージョンアップ からは空白を無視する等の設定もできるようになった(後述)。
ゲーム内で「
コンフィグ 」→「その他4」を選択し、「
タームフィルター 」の項目を設定する(デフォルトはオフ)。設定を有効にする場合、「オン」「名前のみ表示」のどちらかを選ぶ。
■ 設定一覧
オン
「prohibited.txt」/「allowed.txt」を参照し、フィルターリストに登録されている文字列が含まれるチャット を非表示にする。
名前のみ表示
「prohibited.txt」/「allowed.txt」を参照し、フィルターリストに登録されている文字列が含まれるチャット のうち、発言者の名前のみを表示しそれ以外を非表示にする。
オフ
タームフィルター を適用しない。
タームフィルター のテキストはこの
コンフィグ でいずれかのボタンを押すことでゲーム内に反映される。ただし、過去の
チャット にまで遡って適用されることはないので、1度
チャット がフィルターされると、元々の
チャット がどのようなものだったのかを把握することはできない。
チャットフィルター と同様、
タームフィルター は自身の発言には適用されないので、動作確認には他人の手を借りる必要がある。
また、指定のフォルダにファイルが存在しないなどの問題があれば、設定を変更したときにエラーメッセーが表示されるようになっている。
「prohibited.txt」/「allowed.txt」で指定のテキストを入力する際に、特定の文字列を行の先頭に入力することで機能を有効にできる。
文字列 機能
(i) 「大文字/小文字」および「全角/半角」を区別しない (例) (i)Potion と設定した場合、“POTION”、”poTion”、”POTION”などが同一のテキストとして判定される
(s) 「スペース」を無視する (例) (s)ポーション と設定した場合、“ポー ション”、”ポ ー シ ョ ン”などが同一のテキストとして判定される
(n) キャラクター 名を判定の対象から除外する (例) (n)choco と設定した場合、キャラクター 名”Kur ochocobo”などは判定されなくなる
上記3つの機能は「( )」の中に複数入力することで、最大3つの効果を同時に機能させることができる。
(例) ファイル「prohibited.txt」に (is)choco と設定した場合、”Choco”や”CHO CO”などが同一のテキストとして判定され非表示になる。
(例) ファイル「prohibited.txt」に (isn)choco と設定した場合、”Choco”や”CHO CO”も同一のテキストとして判定され非表示になるが、
キャラクター 名が”Chocobo”の発言は表示される。
なお、拡張機能用の文字列は30文字の文字数制限には含まれない。また、拡張機能用の括弧を含む文字列が以下の場合は、機能が有効にならない。
全角文字が含まれている
括弧が閉じられていない
括弧内に「i」、「s」、「n」以外の文字が含まれている
この
バージョンアップ から正規表現が使えるようになった。
※今回追加された拡張機能用の文字列は、30文字の文字数制限に含まれる。
※拡張機能用の括弧を含む文字列が以下の場合は、機能が有効にならず、文字列としての登録となる。
・全角文字が含まれている
・括弧が閉じられていない
・否定(^)が[の直後以外の場所にある
・否定(^)の後ろに文字がない
・[]の開始と終了の数が合わない
・範囲(-)の前後に文字がない
・範囲(-)の前後の文字コードが逆転している
・[]の中に文字がない
・[.]に . 以外の文字が含まれている
機能の複合設定
上記4つの機能は、(i)や(s)など行の先頭に入力する特定の文字列と同時に機能させることができる。
(例)(s)ポーション +[12]と設定した場合、「ポーション +1」「ポーション +2」が指定され、「ポ ーション+1」、「ポーション +1」などスペースが含まれていても非表示となる。
入れ子を使用した複合設定
[]の中に[]を入れ込み、複数の条件で機能させることができる。
(例)[1-3[あ-お]] と設定した場合、「1」から「3」の数字と「あ」から「お」までの文字を指定できる。
※い~おの小文字を含む。また、[1-3あ-お] [123あぃいぅうぇえぉお]と設定する場合と同様の機能となるので、自分で分かりやすいものを使用すること。
正規表現の並列設定
[]のあとに[]を続けて、任意の文字を指定することができる。
(例)[あ][い][う]と設定した場合、「あいう」という任意の文字列を指定できる。
メタ文字の設定
メタ文字となっている記号を[]の中に入れてフィルターテキストにしたい場合は、直前に \ を付けることで指定することができる。
(例)playonline[\._]comと設定した場合、「playonline.com」「playonline_com」を指定できる。
<<メタ文字一覧>>
ファイルの大きさ
ファイルの大きさが9200バイトを超えると正常に読み込めない場合がある。1行につき30文字以下かつ100行以内という制約を守る限り、この上限に達することはないが、ボツにした単語を101行目以降に格納するといった使い方をしていると、いずれこの上限に到達する可能性がある。バックアップは別ファイルに保存しておく方がベターだろう。
文字コード
文字コードはUTF-8で保存する必要がある。メモ帳(notepad.exe)で保存すればデフォルトUTF-8になるが、ワード パッド(wordpad.exe)でテキスト保存すると別の文字コード(Shift-JIS)になるため、この目的では使わない方が良い。非ネイティブのテキストエディタを使う場合は各アプリの仕様に従うこと。
曖昧さの判定
チャットフィルター では、アルファベットの大文字・小文字や、全角・半角は同じものとして扱われ、空白や長音記号等は無視される。しかし、タームフィルター は拡張機能を指定しないと完全に単語が一致した場合にだけ動作するため、例えば「RMT 」をNGワード に登録しても、「RMT」や「R M T」のような書き方をされるとフィルターを貫通 してしまう。こういった類似語は拡張機能を使うことでフィルターできる。
共有範囲
テキストファイルの内容を不特定多数と共有すると、業者 に把握されてフィルターを回避 される恐れがある。例えば広く共有される「allowed.txt」が存在していれば、業者 は「許可されたワード 」をチャット に含めるようになると思われる。共有はあくまで身内の範囲にとどめておく方が良いだろう。
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